出逢いⅡ | Home
2007/03/03 20:31 | 印刷

洋食屋さんに着いた
このお店は開店当時から通っている店
オーナーも『祐坊』と俺のことを可愛がってくれている

店に入りいつもの席に着く

お店の中には
柔らかく優しい空気が流れている

日々の忙しさを忘れるようなゆったりとした時間の流れ方の中で
笑い声が絶えないお店

(ただいま)

思わず心の中で呟いてしまう

しかしこのお店にいるお客さんは
いつも必ず笑っているなぁ
しかめっ面しているお客さんを見たことが無い


そんなことを考えていたら
『あっ私このお店来た事があるよ
一回だけだけど、大学時代の彼氏に連れて来てもらった♪』

『どうしても美味しいオムライスが食べたくてね
ナビで住所打って迷いながら来たのww』


『ココのオムライスは絶品なんだ!
でもね、美味しいのはオムライスだけじゃなんだよww』


『そうなんだぁwでも私はオムライスね♪』

この頃にはすっかりカオリの『ギャル』っポイ感じも抜けていて
俺も正直素直ないい子だなって思える様になってきていた

『オムライスとチキンソテーとカルパッチョで』

何でだろうか
俺はこの時
この子が素直でいい子だからなのか
久しぶりにとっても温かい気持ちになれて
素直にこの子に美味しいものを沢山食べて欲しくなっていた。

ご飯が来るまで沢山話をした。
なんでそんなに髪の毛痛んでるのかとか
メイクはなんでそんななのかとか(笑)

そして
『わぁ!美味しそう♪』そういいながらオムライスを食べる彼女に
俺は少しずつ惹かれ始めていたのかも知れない

洋食屋さんを出た俺たちは
ゆっくり話が出来る場所と思って
足湯へ向かったんだ

そこでもカオリは良く話すww

家庭の事
病気の事
大学の事
大学で病気が出て休学中の事
看護師を昔から夢見て頑張ってきた事
拒食症の事
リストカットが有る事

俺はその一つ一つに相槌を打って
静かに話したいだけ話せばよいと聞いていた
時にビックリするほど悲惨な話も出てきたが
自分でもビックリするほど穏やかに話を聞けた

そうして辛い話ほど穏やかな顔で聞けることが出来た


たまに暗すぎる時は笑をとりながら話したいだけ話してもらったんだ

彼女が話しつかれた頃

俺達は家路に着いたんだ



そうしてショッピングセンターでお別れをした後
家に帰り携帯を見ると
『今日は遅くまで遊んでくれてありがと☆
久しぶりにあんなに笑えた♪
祐君が先輩だからかなぁ??
なんかとっても一緒にいて安心できたよ
だからあんなに病気の話ししちゃったし(^^;
聞いてくれてありがとね☆☆
またどこか連れてって下ちゃい(〃▽〃)
あっオムライスご馳走さま(^^)』

カオリからのメールだった
俺はすかさず
『こちらこそ遅くまでごめんね
またとは言わずにしつこいほど誘うから覚悟しておいて♪』

冗談交じりで返信した。
そうしたら
『はぁい

覚悟なんていらないよ☆
祐君の後輩で良かった…あたし♪』



危ない
今はまだ恋愛する気にもなれないのに
少しづつカオリに惹かれている俺が居る・・・

前の彼女と別れてまだ3週間目の
1月11日の出来事だった


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