10:37am 松本駅。新宿からの特急 スーパーあずさ5号が到着します。
ホームでは車両清掃員の動きが目立つようになりました。
私はそんな作業者の動きを、ぼんやりと眺めていました。
一人の初老の女性の作業者が、持っていた道具をホームに置きました。
そうして、ちょうど入線してきたあずさ号に向いて大きく腰を折って深々と頭を下げました。
何が起きたのだろう!!とっさには理解できませんでした。
時速200キロオーバーで走行する新幹線。その運転士は速度とのたたかいを、何時間も乗客の命を背負いながら、孤独な運転室でしているのでしょう。
そんな情景を、つい先日暗闇を切って走行する新幹線を見ながら思い浮かべていました。
そのことを思い出すまでに、それほど多くの時間はかかりませんでした。
そうだ、彼女のお辞儀はその孤独なたたかいに対する敬意だったのだ。
そう私は確信しました。
あさま号であれ、あずさ号であれ、普通電車であれ、人の命に対する真摯な、そして孤独なたたかい。
そのたたかいのおかげで、私は利便性を享受できている。
でも普段 私はその事実にあまり気づかない。
そんな注目されることのないことに、同じ 縁の下で、人々の生活を支えている彼女は、
彼女の表現方法で敬意をこめて『ご苦労様』、そう、労をねぎらっていたのだと思います。
そんなことを感じながら、運転士さんと清掃員さんの一瞬の心の通わせあいに、
しばらくの間 私は涙が止まりませんでした。
良い光景を盗み見できました。
仕事っていいなぁ。真剣に自分の使命を果たしている人は美しいなぁ。
そう思い、そんな彼らの仕事ぶりにジェラシーを感じました。
そして、自分も精一杯使命を果たしたい、そう勇気をもらいました。
ダメなんです。スポーツでも、芸術でも、仕事でも、一生懸命している人の姿をみると、
泣きたくなるぐらい胸が一杯になってしまうのです。
もしかすると、その辺の感覚器官が壊れて敏感になりすぎているのかもしれません。
普段は馬鹿やってるのに・・・
でもね、折角もらった命なのだから、もったいなくないように、
自分で満足できるように使いたいと思うのです。
きっと清掃作業員の女性の方は、いろいろな敬意を込めて頭を下げられたのですよね。
たった1人でも良いから、そんな想いでで見守っていてくれる人がいたら、きっと自信をもって何事にも取り組むことができるだろうなと思いました。
すでに風化しつつある列車事故のことをふと思い出しました。
運転士さんの人命を預かる大切なお仕事に私も敬意をしめしたいです。。。
自信を持って、自分の仕事を遂行できる。それぐらい幸せなことはないと思います。
それがどんな仕事でも・・・
自分の価値観で、自分が没頭できる仕事。
そんな仕事にめぐり合えれば幸せなことだし、
もしめぐり合えなければ、自分で創る。そんなことも良いと思っています。
仕事に自分を合わせることも大切かもしれませんけれど・・・
いろいろな説がありますが、どうなんでしょ!!
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読んだ私もなんだかジーンホンワカしてきました。私も精一杯使命を使い果たせる職場早く見つけたくなりました。