
今年で4回目の稲刈りが始まりました。
今年は豊作。心の底からうれしいです。
どんな作物でもそうだけど、豊作だと困るだなんて事は、そんなの世の中の仕組みがおかしいと思う。こんな幸せなことはない。
ネタが沢山溜まってしまっていて書きたいのだけど、今ゴミ問題を考える研究会から帰って来て、これから脱穀機のメンテナンスをしなければならないのだけど、明日雨が降るらしいので、まずは作業場に屋根を付けなければと思って鉄パイプを組んだのだけれど、もう疲れてしまって、もうひと踏ん張りするべきか、明日早起きするべきかビールを飲みながら考えているところ。
う~ん、酒が回ればテンションあがって作業にかかれる時もあるけど、今日は駄目かな…。
環境に関する本は読みたい本が沢山あって、書店に行くとついつい立ち読みが長引いてしまいます。
ひのき農園は、情けないことに管理不足で夏野菜が半分ほど終わってしまい、秋野菜の管理に集中していこうかという状況です。そんな中今日は雨だったので、畑に行くズクが湧かず、午後は書店で立ち読みして過ごしました。著者の皆様、書店の方々、ほとんど買わないくせにすみません。
環境やリサイクルの本を中心に斜め読みをしていたのですが、昨今の環境保護やリサイクルに関するアンチ本を中心に読みました。
「リサイクルは本当にエコロジーか」「温暖化と環境破壊は本当なのか」
いろんな立ち位置の著作があって面白く、心底買いたくて仕方ない本が何十冊もありました。
具体的な事は本を買ってないので書けないのですが、生物学、経済学、統計学などいろんな立ち位置から同じ問題を捉えると、まったく違う解釈ができる事に驚きました。
「地球はもうロスタイムだ」という人もあれば、「温暖化の後は必ず氷河期が来る」という人もいたり、「エコバックやマイ箸は環境に必ずしも良くない」という人もいたり。対立する意見の双方が理論的に書いているのでどちらも説得力があります。が、やはりいろいろ読み比べてみると、皆さん自分の専門分野から発言されているので、事象を三次元、四次元で捉えきれていないのではないか、という印象を持ちました。
「沈黙の春」の発表でDDTが世界的に禁止されましたが、「健康に良くないからとDDTが禁止されたせいで、マラリアが再び大発生し、何百万人もの人命が奪われた」と言う学者さんもいます。
「○○という農薬はDDTの再来だ、ただちに禁止しろ」という著書もあり、その農薬は非常にポピュラーな農薬なので驚いて見てみると、絵本のようなキャッチーなフォントを使ってその農薬の危険性の例が列挙されていました。ただ、農業者の立場に立った記述は少なく理論にも偏りがあって、「新農薬と耐性病害虫のイタチごっこ」については指摘してくれてはいますが、必死に病気や害虫と戦い、市場に翻弄されて汗も涙も枯れつつある農家である僕は、著者に「じゃあオラたちはどうしたらいいべさ、おたくは野菜も果物も買わねえのか?」と聞きたくなりもします。(天敵農法が万能であるわけではありません。天敵の導入で生態系が破壊された例もあり、天敵生物が増えすぎた結果、今まで食べていなかった物を食べ始めてしまうこともあります。新しい作物が最初のうちは病害虫に強くても、何年か経つといままでかからなかった病気や害虫の被害にあったりし始めることがあります。)
アダムとエヴァがエデンの園を追われたのは「禁断の知識の実」を食べたからだ、聖書に書かれていますが、よくこれは農耕を始めて自然を破壊した事の比喩ではないかと言われますよね。自然の恵みに飽き足らず、自然を破壊しておいしいものを食べようとした人間が神に罰せられたのだと。
農耕が貧富という概念を生み、それによって人間に見栄が生じたことが、「裸でいることを恥じるようになった」
そして「ノアの方舟」は人間の環境破壊によって引き起こされた大災害の比喩。ゲリラ豪雨の多い昨今、なんか真実味があります。
ラダックで修業をされていた僧侶の方がおっしゃってましたが、小乗派仏教の地域の人は虫も殺さないそうです。(「殺傷戒」かな? 違っていたらすみません)
「じゃあ自然に殺されてもいいの?」と聞きたくもなりますが、自然に溶け込んで生きるとはそういうことなのかもしれません。
農業にも行き詰まりを感じ、思考も袋小路。
自分の生きたい生き方、好きなことはハッキリしているのですが、それを実現する自信も持てないし、それが正しいことなのか確信が持てません。
宗教で自分を洗脳してしまったら楽かもしれませんが、性格的に無理でしょう。
とりあえず、雨の間は農業書の再読と非化石燃料エンジンの研究を進め、農機具の修理をしようと思います。
あまりのガソリン高の為、ひのき農園は今月から配達先を、一気に減らさざるを得なくなりました。
ただでさえ薄利の野菜を遠方の直売所に運んでも、生産者のレベルが上がり、品質と価格の競争が激化している昨今、利益が出ないからです。
今月から、安曇野市明科の無農薬野菜宅配グループ「YAM」様と、以前紹介した安曇野市豊科熊倉「朝づみ畑」様、そして豊科インター近くのレストラン「らぶぅ~な」様だけに、基本的には出荷させて頂こうと思っています。
いずれの方々も、地域の農業振興や環境問題・健康問題のため、時には利益より理念を優先して努力されているグループばかりです。
地元のこういう方々を是非応援してあげて下さい。
明日は日曜日、天気もよさそうです。
穂高駅前「ひつじや」からレンタサイクルで美術館をハシゴしながら、わさび畑やガラス工房を眺めて、豊科インター方面に行き、「らぶぅ~な」でランチ、近くの「朝づみ畑」で旬のブルーベリーソフトを食べて、明日の朝食のパンと無農薬の野菜を買って帰るなんていかがですか? ついでにひのき農園で草刈りをしてボランティアをしながらダイエットして(笑)、ハネダシ野菜をお土産に帰れば夜はもうグッスリ間違いなし! (ランチを「信州坊主」さんのお蕎麦にしたり、ディナーを「らぶぅ~な」のコース料理にしたり、おやつを「蔵久」様の揚げたてかりん糖にしたりと、オプションもたくさんです)
それだけでも楽しみながら地産地消と循環型社会の構築に大きく貢献する事になります。
遠方よりお越しの方は、宿泊に「安曇野地球宿」をどうぞ。ホームステイスタイルなので、アットホームでリーズナブル、ゲストも面白い方々が多くてとても和みますよ~。
ひのき農園が朝収穫した野菜もお待ちしています。
安曇野は見所たくさんありますね~。朝晩涼しいし!
