2008/04/08 19:41

農業をやっているといろんな補助金や助成金がある。
4年目にして初めてまとまった額の補助金をもらい、驚いた。いろいろ通知は貰ってきたのだが、良く理解できなかったのだ。
いままで土地の貸し借りで、理解できないやり取りがあったのだが、これで納得した。そうかお金が入るからあの時あの人はこうしようとしたのかと。
今でこそ三代目Dは自給自足的な小規模農家を志向しているが、以前は周囲の勧めで大規模化を目指していた時期もあった。随分と周囲の大規模農家からは疎まれ、村八分のような扱いを受けた時期があったのはこのせいだったのだ。農地をたくさん管理していればお金になるのだ。
高齢の農家さんと話していると「農業でお金を稼ぐ」=「大規模化・機械化・施設化」という固定観念が強いが、その発想に補助金や助成金の存在は欠かせない。

どう考えても異常な感じがする。
大豆や小麦などは、その補助金がなければほぼ確実に赤字になる。作れば作るほど損をしてしまう。米や野菜も何かと補助金や助成金があるのだが、それは大部分が税金から来たものかもしれない。
日本に限らず、穀倉地帯の国々でも穀物は補助金なしでは作れないらしい。そんな経済の仕組みっておかしくないか?

祖父母の世代にはまだ、人糞を汲んで畠に撒いて農業をしていた。それで農薬や化学肥料や機械が登場して大規模化が進み、農業から離れる人が多くなった。
農業を取り巻く環境の激変に、農地を扱う法律や農業にかかわる法律が全くついて行けていないのだ。

役人はお金をバラまき、国民は補助に吸いつく。
そんな構図が農業に限らず蔓延していて、戦争の時はあれほど「お国の為に」と体を張った日本人が、今では官も民も税金の奪い合いをしている。
その結果が、1000兆円の借金・年金崩壊・実現不可能な公的保険制度・超高齢化社会なのではないのだろうか?

僕らの世代はそれを背負ってこれから生きていかなくてはいけません。正直僕は年上の世代を尊敬できません。
時々「日本から独立したい」なんて酒飲み話をするものです。

とりあえず僕は質素倹約をして、出来る限りのボランティア活動をして生きていこうと思っています。