2008/03/31 10:00

農薬についての話は、部分的に済ます事が出来ないのですが少しずつでも勉強していかなくてはいけません。

メモ的な記述で良くないのですが、最近話題になった「メタミドホス」。これは家庭用の殺虫剤としてもおなじみ「オルトラン」の成分でもある有機リン系殺虫成分「アセフェート」の代謝物の一つであり、日本国内の野菜でも検出されることがあるそうです。どのような変化をしたらメタミドホスになるのかはまだ調べていません。
今回のギョーザ中毒事件では、濃度や不純物の有無からこの可能性は否定されたのかもしれませんが、その点などももっと詳しく知りたいものです。
ちなみに「アセフェート」の開発はアメリカのシェブロン・ケミカル社で、アメリカでは子供が被ばくすると危険が大きいとの理由で室内用と芝生用の使用登録をメーカーが自主的に取り消したそうです。
「メタミドホス」はドイツのバイエル社です。海外では「Tomaron」「Monitor」という商品名で売られているようです。


急性経口毒性試験のスコアとして用いられるものに「LD50」というものがあります。これはマウスやラットを使った経口摂取実験で半数が死んだ量をいい、数字が小さいほど毒性が強い事を示します(成分mg/kg体重)。体重1kgのラットがLD50値100の成分を100mg食べたら、半数が時間内に死にいたるという事になります。
ここでひとつ感じるのはTVでも本でも「実験で証明された」と言われると人間信じやすいものですが、研究室の試験管や実験動物の中で起こること自然界や人体で起こることはイコールではないし、発表する側も中立を意図したものではないことが多いので、鵜呑みにするのは良くないということです。発がん性の試験などで自然界ではありえない高濃度の成分を試験動物に投与したり、直接細胞に注入したりして試験をしているので、そんな事をしたら何か起こるのが当たり前、という実験もあるのです。
「LD50」という試験方法もそのまま人間に当てはまるかはわかりませんが、いくつかその数字を上げてみます。
(出典:「農薬を知ろう!」鈴木啓介著、「農薬毒性の辞典第三版」植村振作ほか著など)

(食品)
食塩 1000~3000
酢酸(酢などに含まれる) 3310
カフェイン 192
ビタミンA 2000
ビタミンC 390
ソラニン(ジャガイモの傷に生成される天然毒素) 450
ニコチン (タバコなど) 24

(天然毒素)
アマニチン (てんぐたけ毒) 0.3
テトロドトキシン(フグ毒) 0.0085
ボツリヌス毒素(食中毒原因菌が産生する毒素)0.00000032
破傷風毒素(破傷風菌が産生する毒素)0.0000017

(農薬・防疫用薬剤)※ラット試験の数値
アセフェート(オルトランなど) 945
グリホサート(ラウンドアップなど)4320
ジクロルボス(DDVPとも。農薬や園芸用殺虫剤、家庭用ダニ退治くん煙剤、ゴキブリ殺虫剤として幅広く商品化されているので実名は伏せる)0.056
除虫菊(ピレトリン)800
チラウム(種の消毒によくつかわれている) 375~865
ベノミル(ベンレートなど) 9590
パラジクロロベンゼン(複合材として衣料用防虫剤やトイレの防虫剤として幅広く使われている。農薬登録なし) 500

とごく一部ですが調べてみました。
今後、慢性毒性や発がん性、環境ホルモンのおそれなど、調べていきたいと思っています。