宝島社刊「この映画がすごい!」誌の、
「2007年ホントにおもしろかった映画ベスト30!!」で、堂々2位!
これもスゴイ映画でしたよー。

解説: 1944年のスペイン内戦下を舞台に現実と迷宮の狭間で3つの試練を乗り越える少女の成長を描くダーク・ファンタジー。『デビルズ・バックボーン』のギレルモ・デル・トロ監督がメガホンをとり、ファシズムという厳しい現実から逃れるため、架空の世界に入り込む少女を通じて人間性の本質に鋭く切り込む。イマジネーションあふれる壮大な視覚技術を駆使して生まれたクリーチャーや深く考察されたテーマに根ざした巧みな演出が衝撃的。(シネマトゥデイ)
パンというのは、牧羊神。
羊の顔をした、半獣神です。
彼が司る迷宮=ラビリンスという事で、パンズ・ラビリンス。
そのパンが、12才の少女に3つの試練を与える・・・・、というストーリーから、
ハリーポッター系のファンタジー映画かと思って観ると、えらい目にあいます!
舞台は、1944年のスペイン内戦下のスペインです。
戦いと暴力の時代に、純粋に生きようとする無垢な少女の「童話」なのです。
現実世界は、暴力と理不尽な争いに満ちているという事を知っている
大人だけが見る事ができるダークファンタジー映画です。
パンや、妖精たちが、少女の現実逃避の想像の産物なのか、ファンタジーなのかは、
見る人の解釈に委ねられていますから、ぜひ自由に観て下さい。
それにしても、現実の暴力描写は凄まじいの一言です。
彼女の周囲では、人の命が、いとも簡単に奪われていきます。
こんな現実社会を、つくりだしてしまった大人の責任というものを感じてしまいました。
子供が、ファンタジーの世界にしか、安息を得られない現実世界は、あまりに残酷すぎます。
しかし、圧倒的な暴力の前に、少女と同じ思いを抱いている子供たちは世界中にいます。
飢餓のエチオピア
内戦のスーダン・ダルフール
内乱のシェラレオネ
宗教弾圧のチベット
軍事政権下のミャンマー
独裁下の北朝鮮・・・・・・
日本だって、児童虐待のニュースを聞かない日はありません。
今でも、世界は暴力に満ちています。
ぜひこの映画を観て、なにか感じとって欲しいですね。
単純に、暴力反対でもいいんですよー!
ニール・ジョーダン監督の「狼の血族」という映画がありました。
20年以上前に、東京国際ファンタスティック映画祭で観ましたが
リアル・赤頭巾ちゃんという感じのダークファンタジーでした。
「狼の血族」好きな方にも、「パンズ・ラビリンス」おススメしまーす!

うーん、ダークです。
つのきちは、こんな雰囲気のある映画も大好きです!
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