今週は、大きなニュースが立て続けに入ってきた
あわただしい週だったけれど、
そんななかで個人的に気になったのはこのニュース。
<偽「止まれ」標識>気付かず5人に反則切符 愛知県警(毎日jp)
私もむかし、一時停止違反で罰金払ったんだよなぁ…(T_T)
経験者の方はおわかりかもしれないが、
一時停止違反で反則を取られると
点数や罰金もたしかに痛いが、
「うわぁ、なんでこんなところで…」という感じの
後悔と情けなさの精神的ダメージがけっこう大きい(>_<)
とりわけ「誰かが違反するだろう」という
取り締まり側の予想する「誰か」に
自分が当たってしまったというのが
妙にくやしかったりする(>_<)
(↑ そもそも違反するのが悪いんだけど…)
この事件の場合、犯人の意図にはまってしまったという点では
交通違反扱いされた5人も、
取り締まった側の警察官も、
一時停止をして無事その場を通り過ぎたドライバーも
みんなまとめるとけっこうな人数がだまされて
薄気味悪い思いをしていたんじゃないだろうか。
ニセ標識をつくった人が何のためにやったのか…
それがわからないうちは
たとえ違反が取り消されても
さぞ複雑な気持ちなんだろうな…と思う。
なんだか以前読んだ菊池寛の『形』という短編小説を
思い出してしまった。
中村新兵衛は他国にも知らぬ者はないというほどの槍の名手。
いつも戦場で「猩々緋(しょうじょうひ)の鎧と唐冠の兜」という
鮮やかな色の装束を身につけ、
その姿を見ただけで敵の雑兵はふるえあがったという。
ある日、親しい若武者にその鎧と兜を貸してしまったことが、
中村新兵衛の運命を狂わせた…というお話。
( 物語をもっと知りたい方はこちらへ ↓ )
『形』 菊池寛 (青空文庫)より
「猩々緋(しょうじょうひ)の鎧と唐冠の兜」の武者(姿形)という図式が
=「槍の名手(実力)・中村新兵衛」=「恐ろしい」(印象)
「猩々緋(しょうじょうひ)の鎧と唐冠の兜」の武者(姿形)=「恐ろしい」(印象)にいつの間にか短縮されてしまったところが面白い。
結局、多くの人は“槍の名人”も“道路標識”も
( 最近の流行では“食品のブランド表示”も… )
わかったつもりでうわべだけで
つい判断してしまうってことなんだろうか?
そういう私もファーストフード店では
よくわからないままセットメニューを注文したり、
説明書を全部見ないでケータイを使っていたり…
あまり人のことはいえない(^_^;)
今回、反則切符を切られた最後の一人が
「分かりにくいので道路にも『止まれ』と書いてほしい」と
指摘したところ、標識がニセ物とわかったらしい。
「どこかおかしい」を見逃さない
この人の「眼力」には驚かされた。
こういう人は全体作業を止めることが多く、
あまり「効率的」ではないから
たいてい「細かくてみみっちぃ」とか
「空気が読めない」とか悪く言われがちだけど、
本当は 不安の多いこういうときこそ
世の中のために必要な人材 ではないだろうか?
あくまで個人的な感想だが、
信州には意外とそういう眼力のある人材がいると思う。
でも、みんなその場で言わずに、家に持ち帰って
当事者のいないところで文句を言う…(--;)
もしかして、なんとなくおかしいとみんな思っているのに、
ずっと“ニセ標識状態”のまま改善されずに
残ってる問題があるのでは?
「もったいない…」(▼▼)(← ブルーレイのYAZAWA風に )
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