2008/10/03 14:25
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なんとなく見始めていつの間にかハマってしまった
NHKのドラマ『キャットストリート』が終わってしまいました(T_T)
なかなかいい話でした。
べつにネコのついでにカツオって
わけじゃぁないんですけどね…(笑)(^^ゞ
ドラマについてのくわしい情報はこちらから↓
NHKドラマ8 キャットストリート 公式サイト
10歳の時から7年間ひきこもりを続ける恵都(谷村美月)は、ある日偶然出会った謎の中年男・森口(生瀬勝久)に連れられ、森口の経営するフリースクール「エル・リストン」を訪ねる。そこには恵都と同じように不登校の若者たちが集まっていた。そのうちの一人、浩一(勝地涼)から、かつて天才子役だったという知られたくない過去を指摘された恵都は動揺する。子役時代のある事件が恵都の心に今も深い傷となって残っていたのだ…。( 上記サイト 第一回あらすじ より)
過去の出来事で心に深い傷をもっていた恵都が
フリースクールに集まる4人の仲間たちとの友情を通して成長し、
女優としてもひとりの人間としても
自信を取り戻していくところがよかったです。
原作はまったく知らずにこのドラマを見たけれど、
見ているだけで元気が与えられるような作品でした。
しかも、最終回でメイクさん役で鳥居みゆきが
ちょこっと出てたのがおどろきだった(^_^;)
ついでに…
「『キャットストリート』に出てくる人たちみたいに
そんなに若くないからなぁ…(--;)」
という気分の人( 私をふくめて(^_^;) )が
「いくつになってもやり直せる」と読んで励まされる小説が『小田原鰹』です。
(乙川優三郎 『五年の梅』 新潮文庫より 実は以前紹介しています)
『蟹』 乙川優三郎 ( 『五年の梅』より )
女房のつくる飯も、隣へ越してきた男の稼ぎも、この書き出しに表れているように
春になると決まって軒下に溜まる白い花弁も鹿蔵は気に入らなかった。
(散々ひとを扱き使っておきながら御礼奉公が聞いて呆れる、
だいいち、いまさらどうしておれが頭を下げなきゃならねえ……)
主人公の鹿蔵(しかぞう)は身勝手なうえに怠け者で、
自分が世の中に受け容れられないのは世間が悪いと
文句ばかり言うような性格の男。
ひとり息子とはとうの昔にけんか別れ。
長年冷たくあたってきた女房に逃げられる。
さらには昔なじみが持ってきたうまい話にだまされ、
お上に捕まって牢屋に入れられてしまう…
釈放された鹿蔵がすみかの長屋に帰って
「初めて何かを失った」とぼう然とするシーンが印象深い。
失ったと思ったのは、どうでもよかったはずの世間との繋がり(つながり)だった。世間の冷たい視線の中、ほとんど外出もせずに
何かを失ったというよりは、あるものが孤独でしかない。
ひきこもっていく鹿蔵を救ったのは
名も知らぬ女性から鹿蔵あてに届けられた高級魚の「鰹」。
そこには「長屋のみなさまと召し上がれ」という書き付けがつけられてあった…。
この「鰹」をきっかけに鹿蔵が周囲の人の信用を取り戻し、
立ち直っていくところが泣かせます。
人生には浮き沈みがつきもの。
でも、どんなに根がしっかりした人でも
いったん沈んでから再び立ち直ろうとするためには
やはり誰かの助けを必要とするのではないでしょうか?
「ひとりではない」「ひとりにしない」ことが
実はどんなに大切なことなのか。
『キャットストリート』にせよ、『小田原鰹』にせよ、
「あなたのことを気にかけています」という見えないメッセージが
なにかを変えるきっかけとなる力を与えているような気がします。
いやな事件が続くこんなご時世だからこそ
心にしみるドラマと小説でした。(._.)
おぉっ、すでにサントラ出ていたとは…おそるべし(‥;)
投稿者 : 伊左衛門
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