2008/09/25 12:04
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NHK-BS 2 で 山田洋次監督の『学校』シリーズが
放映されていました。
私自身、リアルに職業訓練校に通っていたこともあって、
なんだか身近に思える映画でした。
まぁ、今回は映画よりも職業訓練校の話がメインですが…(^^ゞ
職業訓練校に興味のある方はぜひ。
山田洋二監督による「学校」シリーズの第3作。今回は職業訓練校を舞台に道ならぬ恋に揺れる男女の姿を描いたドラマ。10年程前、過労死で夫を亡くした小島紗和子は、自閉症の一人息子、富美男を女手一つで育ててきた。紗和子は不況の影響で勤めていた会社を解雇され再就職のために資格を得ようと職業訓練校へ通うことに。そこには大企業をリストラされた高野周吉がいた。ある日、周吉が紗和子の忘れた教科書を届けたことから二人は次第に心惹かれ合うのだが……。(上記サイトより)
この作品はそれまでの『学校』シリーズとは
またちがう趣になっています。
西田敏行の「熱い(熱血)」先生が登場して、
学校を舞台にした人間ドラマがあって…といった
展開を期待すると肩すかしをくらうと思います。
どっちかというと大人の恋をメインにした
古い洋画を思わせるような印象をもちました。
ただ、職業訓練校に通った経験者からみると、
公共の施設らしい微妙に古くさい部屋の雰囲気
お茶を用意して飲めるまったりとした休憩時間
最初の入校式のなんとなくぎこちない感じ
卒業の時期のうちとけた感じ …などなど、
「おぉ!そういやこんな光景あった!(^_^;)」と思わずうなる
なかなかリアルな映画でした。
映画に登場したビルの施設管理のコースは
大竹しのぶが紅一点で 残りはおじさん ばかりでしたが、
私が通ったコースには若い人も女性もたくさんいました。
受講コースによって男女比や年齢の幅は異なります。
職業訓練校には、さまざまな年代や職種の人が集まります。
専業主婦から本格的に働くつもりで勉強している人。
リストラや会社の倒産でとつぜん職を失った人。
若いのに仕事で体を壊してしまって退職せざるを得なくなった人。 などなど
失業で何かしらの心の傷をもっている人が多く、
最初のうちはクラスメートでも
あいさつがなんとなくぎこちなかったり…(‥;)
しかし、まったく知らないところから
いっしょに難しい課題を勉強し、
資格試験に挑戦していくうちに
昔からの知り合いのように仲良くなれます。
知り合ってほんの数ヶ月間ですけど(^^)
これはあくまで個人的な見解ですが…
派遣社員など非正規労働者がどんどん増える昨今。
職業訓練→資格取得→就職(正社員を想定して)という本来の姿から考えると、
もしかしたら公共の職業訓練校の実態は
時代に合わなくなっているのかもしれません。
実際、数ヶ月という短期間にかなりの量をおぼえるので、
映画に出てきたような
「課題の進み方が早すぎてむずかしいです!」ということもしばしば。
なかにはついていけずに辞めてしまう人もいます。
また資格を取得しても、実務経験者を優先する求人が多いため、
卒業しても就職ができるとは限りません。
それでも、職業訓練校で得られる大切なもの…。
それは資格や専門技術ももちろんですが、
一番はやはり苦楽をともにした「仲間」であり、
前職でのいろんな経験を身に付けた多才な人との
「縁」であり、「絆」ではないでしょうか?
『学校Ⅲ』のラストシーン。
卒業後、バラバラになったクラスメートが
最後にとった行動にはそんなことを考えさせられました。
( オチなのでくわしく書くのはやめました…(^^ゞ )
この作品は好き嫌いがあるそうですが、(^_^;)
リアルな経験者から言わせてもらえば
山田洋次監督は職業訓練校の本質を
的確に突いているのではないかと思います。
でも、最後に山田洋次監督にこれだけは言いたい!
「職業訓練校に行っても、
そんな簡単に恋はみつからないッスよ~!!」(心の叫び)
映画を見た人がその気にならないように
「あくまで個人の感想です」
「よい子はマネしないでね」 ってテロップを入れてほしい(笑)
参考リンク
ハローワーク職業訓練~職業訓練校面接・試験~
長野労働局 長野県内各公共職業安定所(ハローワーク)についてのご案内
【P.S】「生の声がもっと知りたい!」って方、
このブログにもお気軽にコメントをください。(^o^)
投稿者 : 伊左衛門
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