2008/08/27 11:03
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『どうして小さい魚は大きな魚に食べられちゃうの?』
ロウ・グアット・ティン/ウン・パク・ティー/ジャニス・バルーク (箸)
椿正晴 (訳) 主婦の友社
図書館でみつけた大人のための絵本。
副題は「会社や社会のどこにでもある問題点」
困った問題の根っこを見つけて、
うまく解決するにはどのようにすればよいのか?
海の中の大きな魚と小さな魚の物語を通して、
かわいい絵とともにわかりやすく伝えてくれます。
どうも読みにくい作者の名前だなぁ…と思ったら、
シンガポールの人だったんですね(^_^;)
ストーリーはこんな感じ。
むかしむかしの海の世界の話。
かつて魚たちはみんな海の底の海草を食べ、
大きな魚も小さい魚も仲良く暮らしていました。
ところが、魚の数が増えたのに新しく海草を栽培するのを
忘れてしまったため、海の世界は食糧危機に直面します。
「デカい魚が大食いするからだ!」
「いや、小さい魚が増えすぎたからだ!」
お互いに責任をなすりつけ合い、いがみあいます。
困った魚たちは長老に相談し、お互いに仲直りします。
そして、昔のように自分たちで海草の苗を植え、
もう一度海草を育てることに。
ところが… ( オチは言えません(^_^;) )
イラストも多く、ストーリーが短くて易しいので
たぶん1時間かからずに全部読めます(^^)
しかし、読む人によっていろんなことを連想させます。
地球温暖化などの環境問題、
グローバル化による格差社会の問題、
うちの会社の親会社と子会社の関係、
地域の商店街の話し合いで見た光景 などなど…
何か問題が起こったとき、対策を取ったつもりが
それがまた別の問題を引きおこすことがよくあります。
さらにその対策に追われるうちに、新たな問題が発生し、
担当者がやる気をなくしてしまう…なんてことも(+_+)
その場しのぎの対処療法ではなく、
問題の要因のつながりを見極め、根本的な原因を探り出すための
“システム思考” を養う方法をおしえてくれます。
システム思考とは、たとえば木だけでなく森全体を見て、
高木と低木、植物と昆虫・小動物がどのように影響し合っているかを
把握しようとする発想法です。(序文より)
物語はわかりやすく読みやすいのですが、
“システム思考” についての解説がポイントごとに
きっちり書かれていて大人でも退屈せずに読めます。
この本を読み終わってから身近な問題で
“システム思考” で ものを考える練習 を してみると面白いかも?
たとえば、こんな問題を考えてみては…?
【問題】などなど… あくまでしゃれです(^^ゞ
北京五輪で残念な結果で終わった野球日本代表を
これから強化するにはどんな方法が適切か?
次の中から“システム思考”にもとづいた
最も有効と思われる方法をひとつ選び、記号で答えなさい。
ア. 次のWBCで優勝したら選手全員にボーナスをあげる。
イ. プロ・アマそれぞれの団体で協力し、選手の育成など
野球界の10年後を見据えて一大プロジェクトを発動させる。
ウ. ファンが「星野やめろ!」「GGこのやろう!」とネットに書き込みをする。
エ. 日本代表のチーム名を 星野ジャパン から Re:Japan(リ・ジャパン) に
改め、「♪ 明日がある~、明日がある~」とうたいながら開き直る。
おヒマな方は解答(感想?)をください。
ちなみに「エ」を選ぶと吉本興業 の 全面バックアップ が期待できそう(笑)
投稿者 : 伊左衛門
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