3の倍数になると、「あざらし」になります… | Home | NHK朝ドラ 『ちりとてちん』 が終わってしまった…(T_T)
2008/03/31 20:23 | 印刷

森永卓郎 『年収崩壊 ―格差時代に生き残るための「お金サバイバル術」』(角川SSC新書)
「年収300万円もいまや危ない!」なぜ年収も年金も消えていくのか?
という帯のことばに惹かれて読んでしまいました。

 「改革なくして成長なし」、「自民党をぶっ壊す」。
そうしたセリフで、圧倒的な国民の支持を受けた
小泉構造改革が始まってから6年以上が経ちました。
この間、利権と癒着と腐敗にまみれた自民党政治は、確かに大きく崩れていきました。小泉構造改革は、国民の期待どおりに旧体制を打ち倒したのです。
しかし旧体制が壊れたあと、私たちの前に姿を現した新しい経済・社会の姿は、
国民の期待したものとは、大きく違っていました。
構造改革のもたらした自由競争社会の下で、ごく一部の人たちが
巨万の富を得る一方で、大部分の国民は年収の低迷と相次ぐ増税で、
ズルズルと手取り所得を減らしていきました。
さらに、企業が正社員を減らして非正社員を増やすという
人件費削減策に出たため、最低限の生活さえままならぬ貧困層が
大量発生することになりました。そして自らの定住場所さえ失った
「ネットカフェ族」という新たな貧困層も生まれました。
かつて一億層中流社会とよばれるくらい平等だった日本は、
すっかり弱肉強食社会に変わってしまったのです。…
(「はじめに」より)

このように、みんなが不安を抱える社会にどうやって自分を守って
生きていくべきかということを考えさせられる本です。

全体の構成は目次から
・崩壊する日本人の年収
・格差社会がライフスタイルを変えていく
・格差社会は広がっている
・あなたを守るための資産運用
・定年後、楽しく生きるための知恵と工夫
  と

前半がいま世の中で起こりつつある格差や貧困の問題を
具体例をまじえながら掘り下げた内容。

後半は格差社会で自由競争社会の日本で、
幸せに年を重ねていくにはどうやって過ごしたらよいのかを
お金や生き甲斐などいろんな面から語った内容になっています。

中盤、資産運用投資の話が出てきます。
運用するほど資産もなく、そういう方面にど素人の私は、
ここをパラパラっと読みとばしましたが、
それでも本全体の内容は理解できます。(^_^;) 

そういえば、「どうしよう」と困っている街の人に
イチローが「し」 をバットで打って、文字の間に入れて、
「とうししよう」 (投資しよう)にするCMがありました。

「あれ? 「ど」にあった「"」はどこへいったの?!」 
という 素朴な疑問というか、
いつの間にか 「何か取られている感じ」 が、
この本でなんとなく納得できたような気が…(笑)(^_^;)


ふつうの庶民にとって、年収が大幅に増えるとは思えない日本の現状。
過労死になるほど頑張りすぎず、ブランド品などで見栄を張らず、
ほんのちょっとした節約で出費を抑えながら、
それでも幸せを感じながら生きる方法をさがしていきましょう!

というのが、この本のスタンスだと思います。

ムリしないで ほどほどに「がんばらない」 というのは、
時にはそれだけではいけない場面もあると思うけれど、
見栄のためだけで必要でないものは買わない、
数字を合わせるためだけのムリのある仕事はしない、…など、
生活でなんとなくやっていることを見直すのはよいことかもしれません。


この本で、とくに私の心に響いたのは以下の部分です。
私はシンクタンクの研究員時代、多くの高齢者の方々とお話をしました。
そのなかで痛感したことは、定年後の幸福を決めるのは、
お金よりも生涯を通じてやることを持っているかどうかだということでした。
なんでも構いません。
自分が生きがいを感じて、自分を必要としてくれる場を持つことが、
幸せな定年後を迎えるために必要なのです。

松AZで好きなことに夢中になれる場をつくって
楽しんでいる方々をみて、妙に納得してしまいました(^^)








コメント追加

タイトル
名前
E-mail
Webサイト
本文
情報保存 する  しない
  • 情報保存をすると次回からお名前等を入力する手間が省けます。
  • E-mailは公開されません - このエントリーの新規コメント通知が必要なら記入します。