2007/05/29 0:05

先日、豊科近代美術館で開かれている
「中村征夫写真展―海中2万7000時間の旅」
に行ってきました。

今年は是非スキューバーダイビングの資格を取りたいと思っている私にとっては、
ちょっとした予習になるのではと思い、見に行ってきました。

「順路→」に従って進んでいくと、
初めはオーストラリアの海など見たこともないような世界が広がっていました。

その内、伊豆や北海道など国内の海の写真も多く展示されていました。
それでもやはり私には夢のような世界で、ロマンチックな気分で進んで行きました。

すると、少し個室になっているような展示ルームの中に入ると、
今度は東京湾の写真が展示されていました。
それは、今までの写真とはうって変わって、
現実を突きつけられる写真でした。

「酸欠で死んだメバル」・・・目を大きく見開いて、これでもかと言わんばかり
        大きな口を開き、半分ヘドロの中に埋もれた状態のメバル。

「空き缶を巣にする魚」
「釣り糸の残骸に産み付けられたイカの卵」

            ・・・こんな状態でも生き続けようとする生き物の姿。

「今にも死にそうなカニ」・・・弱って動くこともできずただ死を待っているカニ。

オーストラリアの海の中が想像できないのと同じように、
東京湾の海の中もこの写真を見てはじめて、現状を知りました。
「このくらい大丈夫だろう」っていう軽い気持ちの結果が、
この状況なんだと思います。

私は、東京湾には生き物はいないものだと思っていました。
みんなもっと水のきれいな場所に移動して行くのだろうと。
しかし、こんな状態でも生き物はそこで精一杯生きようとしている姿に驚きました。

「海中写真」と聞くと南国のサンゴ礁や熱帯魚などを想像してしまいますが、
この写真展にはほんと驚きと感動をいただきました。

入場料:800円(大人)6月3日まで開催されているようです。