2006/10/06 10:34
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静夜思 李白
牀前看(明)月光
疑是地上霜
挙頭望山月
低頭思故郷
静かな秋の夜、松本の中心で大きな深呼吸をした。虫の音がからだの中に入ってきた感覚、胸に手を当てた。一年前の秋は気持ちが沈んでいた。
深夜、明かりを消した部屋で「何もかもがいやになった」とつぶやいた。ベッドの上に白い月明かり差し込んでいる。冷たい明るさの光は自問しても答えの出ない今までの生活から抜け出す標に見えた。
窓に近づいていて外を見た。月明かりに照らされた松本城はぼやけて小さい。実家のある美ヶ原に月が浮いている。
「帰ろうかなぁ」
涙が落ちないよう顔を上げたら、幼いころ分校で逆上がりの練習を何回もしてもできなかったことを思い出した。泣き崩れていた。
今、胸に当てた手をそっと前に出し歩き出した。松本城は月明かりにぼやけて小さいままだ。
投稿者 : niv
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