9、10、11ページ目ができました^_^
①②③④⑤⑥はこちら→ 「note」https://note.com/mysoulhikari
1ページ目
今日は、仕事がお休み。
島へ行くことができる^_^
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、はじめて冬を越すオリーブのために『ぽかぽかシート』を用意していた。
たくさんの『ぽかぽかシート』を大きな大きな袋に入れた。
「さ〜行くべ〜・・・んん?」
なんとなく庭に出てみると・・・。
鳥が1羽。
目が合った。
🌳🌳🌳🌳
2ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、部屋に戻った。
そして、おにぎりを1つ、ガーデンテーブルの上に置いた。
また、鳥と目が合った。
すると・・・「んん??」
オルガンの音が庭に降り注ぐように聞こえてきた。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、小さな声で歌いはじめた。
「泣き腫らす空は晴れ
耳ふさぐ音は消えた
小鳥の声は涼やか
心に響く励まし・・・♪♫」
「さ〜行くべ〜」『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、屋根の方を見て言った。
🌳🌳🌳🌳
3ページ目
蜂すずめがカモメの顔の近くまで飛んできて、静止飛行しながら言った。
「今日は、わたしたちも一緒に島に行きたいのだけど・・・どうかな〜?」
カモメは驚いた!
うれしくて、うれしくて。
そして、みんなで行けれる方法を考えた。
カモメは言った。
「みんなで行こう❗️島に行こう❗️オリーブを見に行こう❗️」
🌳🌳🌳🌳
4ページ目
「蜂すずめさん、よだかさんの背中の羽に入ってみてください。
よだかさん、飛んでるみたいに羽を動かしてみてください」と、カモメが言った。
蜂すずめは、羽の中にもぐり込んで、しっかりつかまっていられる場所を探した。
よだかは、大きく、力強く羽を動かした。
🌳🌳🌳🌳
5ページ目
「さー行こう」と、カモメは言った。
よだかは、空に浮かんだ。
カワセミとルリビタキも空に浮かんだ。
カモメは、一瞬、目を閉じ、港の大きな建物の、3階のマスターデッキの風景を瞼の裏に映した。
そして、カモメも空へ浮かんだ。
ガーデンテーブルでおにぎりを食べている鳥が、浮かんでから飛んで行く鳥たちを見ていた。
🌳🌳🌳🌳
6ページ目
川を越え、
高速道路を越え、
線路を越え、
カモメ、よだか、カワセミ、ルリビタキ、そして、蜂すずめは、海に向かって飛んだ。
右にショッピングモール。
左に『シオーモの小径』が見えた。
「もう少しだよ」カモメが言った。
『シオーモの小径』を歩くカメラマンが、サイズの違う鳥たちが、縦に、横に、1列になって飛んでいるので、写真を撮りはじめた。
カメラマンは、どんな鳥だろう?と、ズームしてみると、黒っぽい鳥の背中の中に、小さな顔を見つけた。
カメラマンは、シャッターを切った。
🌳🌳🌳🌳
7ページ目
カモメ、カワセミ、ルリビタキ、よだかは、マスターデッキに降りたった。
蜂すずめは、よだかの背中から飛び出た。
「ありがとう。よだか兄さん!」
カモメ、カワセミ、ルリビタキ、よだか、蜂すずめは、横に1列に並んで港を見た。
おだやかな海。
海面はきらきら、きらきら。
光の子が飛びはねてる。
🌳🌳🌳🌳
8ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』が、大きな大きな袋を持って、船に乗ろうとしていた。
カモメが、「行くよ〜」と言った。
蜂すずめは、よだかの背中の羽の中にもぐり込んだ。
船の甲板の端に、大きな四角い箱があった。
その上にカモメは降りた。
ルリビタキ、カワセミ、よだかも降りた。
よだかの背中の羽の中から、蜂すずめが顔を出した。
「蜂すずめさん、島に着くまで、よだかさんの背中にしっかりつかまっていてくださいね。船が動き出すと、強めの風が当たりますから」
カモメは、蜂すずめに言った。
🌳🌳🌳🌳
9ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、海風の当たらない船内のイスに座った。
「出港します」
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、甲板に出てみた。
青い海、青い空。
天気は、とてもいい日。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、ポケットから磨きかけの小さな石を取り出した。
「あっ!」落としてしまった。
コロコロと石は、甲板の端の方に転がっていく。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、石を追いかけた。
🌳🌳🌳🌳
10ページ目
コロコロ、コロコロ、小さな石は、甲板の端の大きな箱の前で止まった。
カモメは、近づいて来る人が『オリーブの木の苗を運ぶ人』だと分かったので、そのまま、そこにいることにした。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、甲板の箱の上の白い鳥と黒っぽい鳥が見えたが、飛んでいくだろうと思った。
🌳🌳🌳🌳
11ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、どんどん箱に近づいた。
「あら〜逃げないのね^_^」と、つぶやいた。
石を拾い、鳥たちを見ると・・・。
「あ〜〜〜、君たち‼️ルリビタキもカワセミも・・・あっ❗️蜂すずめも。
もしかして・・・島に行くの❓」
カモメ、よだか、カワセミ、ルリビタキは、大きく大きくうなずいた。
よだかの背中の羽の中で蜂すずめも、大きく大きくうなずいた。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、石を空にかざしてみた。
石が・・・キラキラ、キラキラ輝き出した。
その石のキラキラは、上空の上空、さらに上空の上空へ向かって行った。
🌳🌳つづく🌳🌳
YouTube 「オリーブの木を育てよう」
作詞作編曲 伊藤心太郎さん
https://www.youtube.com/watch?v=kC-bS8r2x6g
9、10、11ページ目ができました^_^
①②③④⑤⑥はこちら→ 「note」https://note.com/mysoulhikari
1ページ目
今日は、仕事がお休み。
島へ行くことができる^_^
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、はじめて冬を越すオリーブのために『ぽかぽかシート』を用意していた。
たくさんの『ぽかぽかシート』を大きな大きな袋に入れた。
「さ〜行くべ〜・・・んん?」
なんとなく庭に出てみると・・・。
鳥が1羽。
目が合った。
🌳🌳🌳🌳
2ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、部屋に戻った。
そして、おにぎりを1つ、ガーデンテーブルの上に置いた。
また、鳥と目が合った。
すると・・・「んん??」
オルガンの音が庭に降り注ぐように聞こえてきた。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、小さな声で歌いはじめた。
「泣き腫らす空は晴れ
耳ふさぐ音は消えた
小鳥の声は涼やか
心に響く励まし・・・♪♫」
「さ〜行くべ〜」『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、屋根の方を見て言った。
🌳🌳🌳🌳
3ページ目
蜂すずめがカモメの顔の近くまで飛んできて、静止飛行しながら言った。
「今日は、わたしたちも一緒に島に行きたいのだけど・・・どうかな〜?」
カモメは驚いた!
うれしくて、うれしくて。
そして、みんなで行けれる方法を考えた。
カモメは言った。
「みんなで行こう❗️島に行こう❗️オリーブを見に行こう❗️」
🌳🌳🌳🌳
4ページ目
「蜂すずめさん、よだかさんの背中の羽に入ってみてください。
よだかさん、飛んでるみたいに羽を動かしてみてください」と、カモメが言った。
蜂すずめは、羽の中にもぐり込んで、しっかりつかまっていられる場所を探した。
よだかは、大きく、力強く羽を動かした。
🌳🌳🌳🌳
5ページ目
「さー行こう」と、カモメは言った。
よだかは、空に浮かんだ。
カワセミとルリビタキも空に浮かんだ。
カモメは、一瞬、目を閉じ、港の大きな建物の、3階のマスターデッキの風景を瞼の裏に映した。
そして、カモメも空へ浮かんだ。
ガーデンテーブルでおにぎりを食べている鳥が、浮かんでから飛んで行く鳥たちを見ていた。
🌳🌳🌳🌳
6ページ目
川を越え、
高速道路を越え、
線路を越え、
カモメ、よだか、カワセミ、ルリビタキ、そして、蜂すずめは、海に向かって飛んだ。
右にショッピングモール。
左に『シオーモの小径』が見えた。
「もう少しだよ」カモメが言った。
『シオーモの小径』を歩くカメラマンが、サイズの違う鳥たちが、縦に、横に、1列になって飛んでいるので、写真を撮りはじめた。
カメラマンは、どんな鳥だろう?と、ズームしてみると、黒っぽい鳥の背中の中に、小さな顔を見つけた。
カメラマンは、シャッターを切った。
🌳🌳🌳🌳
7ページ目
カモメ、カワセミ、ルリビタキ、よだかは、マスターデッキに降りたった。
蜂すずめは、よだかの背中から飛び出た。
「ありがとう。よだか兄さん!」
カモメ、カワセミ、ルリビタキ、よだか、蜂すずめは、横に1列に並んで港を見た。
おだやかな海。
海面はきらきら、きらきら。
光の子が飛びはねてる。
🌳🌳🌳🌳
8ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』が、大きな大きな袋を持って、船に乗ろうとしていた。
カモメが、「行くよ〜」と言った。
蜂すずめは、よだかの背中の羽の中にもぐり込んだ。
船の甲板の端に、大きな四角い箱があった。
その上にカモメは降りた。
ルリビタキ、カワセミ、よだかも降りた。
よだかの背中の羽の中から、蜂すずめが顔を出した。
「蜂すずめさん、島に着くまで、よだかさんの背中にしっかりつかまっていてくださいね。船が動き出すと、強めの風が当たりますから」
カモメは、蜂すずめに言った。
🌳🌳🌳🌳
9ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、海風の当たらない船内のイスに座った。
「出港します」
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、甲板に出てみた。
青い海、青い空。
天気は、とてもいい日。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、ポケットから磨きかけの小さな石を取り出した。
「あっ!」落としてしまった。
コロコロと石は、甲板の端の方に転がっていく。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、石を追いかけた。
🌳🌳🌳🌳
10ページ目
コロコロ、コロコロ、小さな石は、甲板の端の大きな箱の前で止まった。
カモメは、近づいて来る人が『オリーブの木の苗を運ぶ人』だと分かったので、そのまま、そこにいることにした。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、甲板の箱の上の白い鳥と黒っぽい鳥が見えたが、飛んでいくだろうと思った。
🌳🌳🌳🌳
11ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、どんどん箱に近づいた。
「あら〜逃げないのね^_^」と、つぶやいた。
石を拾い、鳥たちを見ると・・・。
「あ〜〜〜、君たち‼️ルリビタキもカワセミも・・・あっ❗️蜂すずめも。
もしかして・・・島に行くの❓」
カモメ、よだか、カワセミ、ルリビタキは、大きく大きくうなずいた。
よだかの背中の羽の中で蜂すずめも、大きく大きくうなずいた。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、石を空にかざしてみた。
石が・・・キラキラ、キラキラ輝き出した。
その石のキラキラは、上空の上空、さらに上空の上空へ向かって行った。
🌳🌳つづく🌳🌳
YouTube 「オリーブの木を育てよう」
作詞作編曲 伊藤心太郎さん
https://www.youtube.com/watch?v=kC-bS8r2x6g
8ページ目ができました^_^
①②③④⑤⑥はこちら→ 「note」https://note.com/mysoulhikari
1ページ目
今日は、仕事がお休み。
島へ行くことができる^_^
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、はじめて冬を越すオリーブのために『ぽかぽかシート』を用意していた。
たくさんの『ぽかぽかシート』を大きな大きな袋に入れた。
「さ〜行くべ〜・・・んん?」
なんとなく庭に出てみると・・・。
鳥が1羽。
目が合った。
🌳🌳🌳🌳
2ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、部屋に戻った。
そして、おにぎりを1つ、ガーデンテーブルの上に置いた。
また、鳥と目が合った。
すると・・・「んん??」
オルガンの音が庭に降り注ぐように聞こえてきた。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、小さな声で歌いはじめた。
「泣き腫らす空は晴れ
耳ふさぐ音は消えた
小鳥の声は涼やか
心に響く励まし・・・♪♫」
「さ〜行くべ〜」『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、屋根の方を見て言った。
🌳🌳🌳🌳
3ページ目
蜂すずめがカモメの顔の近くまで飛んできて、静止飛行しながら言った。
「今日は、わたしたちも一緒に島に行きたいのだけど・・・どうかな〜?」
カモメは驚いた!
うれしくて、うれしくて。
そして、みんなで行けれる方法を考えた。
カモメは言った。
「みんなで行こう❗️島に行こう❗️オリーブを見に行こう❗️」
🌳🌳🌳🌳
4ページ目
「蜂すずめさん、よだかさんの背中の羽に入ってみてください。
よだかさん、飛んでるみたいに羽を動かしてみてください」と、カモメが言った。
蜂すずめは、羽の中にもぐり込んで、しっかりつかまっていられる場所を探した。
よだかは、大きく、力強く羽を動かした。
🌳🌳🌳🌳
5ページ目
「さー行こう」と、カモメは言った。
よだかは、空に浮かんだ。
カワセミとルリビタキも空に浮かんだ。
カモメは、一瞬、目を閉じ、港の大きな建物の、3階のマスターデッキの風景を瞼の裏に映した。
そして、カモメも空へ浮かんだ。
ガーデンテーブルでおにぎりを食べている鳥が、浮かんでから飛んで行く鳥たちを見ていた。
🌳🌳🌳🌳
6ページ目
川を越え、
高速道路を越え、
線路を越え、
カモメ、よだか、カワセミ、ルリビタキ、そして、蜂すずめは、海に向かって飛んだ。
右にショッピングモール。
左に『シオーモの小径』が見えた。
「もう少しだよ」カモメが言った。
『シオーモの小径』を歩くカメラマンが、サイズの違う鳥たちが、縦に、横に、1列になって飛んでいるので、写真を撮りはじめた。
カメラマンは、どんな鳥だろう?と、ズームしてみると、黒っぽい鳥の背中の中に、小さな顔を見つけた。
カメラマンは、シャッターを切った。
🌳🌳🌳🌳
7ページ目
カモメ、カワセミ、ルリビタキ、よだかは、マスターデッキに降りたった。
蜂すずめは、よだかの背中から飛び出た。
「ありがとう。よだか兄さん!」
カモメ、カワセミ、ルリビタキ、よだか、蜂すずめは、横に1列に並んで港を見た。
おだやかな海。
海面はきらきら、きらきら。
光の子が飛びはねてる。
🌳🌳🌳🌳
8ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』が、大きな大きな袋を持って、船に乗ろうとしていた。
カモメが、「行くよ〜」と言った。
蜂すずめは、よだかの背中の羽の中にもぐり込んだ。
船の甲板の端に、大きな四角い箱があった。
その上にカモメは降りた。
ルリビタキ、カワセミ、よだかも降りた。
よだかの背中の羽の中から、蜂すずめが顔を出した。
「蜂すずめさん、島に着くまで、よだかさんの背中にしっかりつかまっていてくださいね。船が動き出すと、強めの風が当たりますから」
カモメは、蜂すずめに言った。
🌳🌳つづく🌳🌳
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