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大企業がやりますとなっていく近未来

2022/02/12 21:03


希望と夢に満ち満ちて電車に乗る

2022/02/11 23:41


お庭に集まる鳥たちを見てるのが楽しい

2022/02/11 8:38



30ページ目ができました^_^

①②③④⑤⑥⑦⑧はこちら→ 「note」https://note.com/mysoulhikari

1ページ目

『シオーモの小径』にチェロを持った人が、ぞくぞくと集まって来た。

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2ページ目

にぎやかな港にアナウンスが流れた。

「今日は、『シオーモの小径』にお集まりいただきありがとうございます。
これから『シオーモの小径で全体乾杯』を開催します。

お配りしたパンフレットの2ページ目をご覧ください。
『朗読 雨ニモマケズ』
これから、5分ほどチェロの演奏があります。
思い思いの場所で朗読いたしましょう」

「雨ニモマケズ・・・・・

手をつなぎ輪になっている人たち。
海の方を見ている親子。
空を見上げてる人。
しゃがみこんでしまった人。

『シオーモの小径』を風が通り過ぎていった。
全員の頬を撫でながら。

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3ページ目

今日のために作られたステージには、大きな大きな幕が張られている。
その幕は、真っ白な布で、『ふた昔前の店』の店主は、チェロの演奏が流れる中、そこに扉の絵を描きはじめた。

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4ページ目

『ふた昔前の店』の店主が、茶色のペンで扉の絵を描いていると、真っ白な布にぽつぽつと緑色と青い色の点が現れてきた。
ぽつぽつぽつぽつ・・・点は、布一面に現れてきた。
緑色の点は、形になろうとしている。
青い色の点も、形になろうとしている。
ゆっくりゆっくり、『ふた昔前の店』の店主は扉の絵を描く。
できあがると、ドアノブを描いた。
そして、『ふた昔前の店』の店主は、ドアノブを引っ張った。
ぴょんぴょん、白いうさぎが出てきてお辞儀をした。
チェロ奏者たちは、譜面の最後の小節に入った。
たくさんのチェロ奏者の最後の音は、一つに束ねられ、伸びた音は空に上がり、そして下がり、海の中に入っていった。

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5ページ目

アナウンスが港に流れた。
「パンフレットの3ページ目をご覧ください」

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6ページ目

パンフレットのサイズは、縦18センチ横18センチ。
表紙には、ドーナツ盤の写真。
1ページ目は、一本の木の写真。

とても大きな松の木で、かなり離れた所から撮った写真。
津波に耐えた松の木は、まるで、バレリーナがダンスしているよう。

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7ページ目

3ページ目は、『下ノ 畑ニ 居リマス 賢治』と書いてある黒板の写真。

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8ページ目

アナウンスが続いた。
「これから10分ほどバンド演奏があります。その間に、この写真が会場に置いてありますから、見つけてみましょう。見つけたら写真の裏を見てください」

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9ページ目

『シオーモの小径』に音楽が流れ出した。
「君は涙を見せない 
 どんなに悔しい時でも 
 そんな君を見てると・・・♪♫」

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10ページ目

「あっ!あったよ、あったよ」
「あれ⁉︎」
「島ノ 畑ニ 居リマス 直坊」

『シオーモの小径』は、笑顔でいっぱいです。

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11ページ目

ステージの後ろに、よだかと『ふた昔前の店』の店主がいる。
『ふた昔前の店』の店主は、よだかに1枚の写真を渡した。
よだかは、写真をくちばしではさんだ。
「よろしくね」と『ふた昔前の店』の店主が言うと、よだかは、大きくうなずいた。
よだかは、『シオーモの小径』の入り口に向かって飛んだ。

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12ページ目

バンド演奏の2曲目がはじまった。

「絶望の淵を ふらふら歩いてた
 手をつなぐ親子を見たら 涙が溢れ出す・・・♪」

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13ページ目

『シオーモの小径』の入り口に、『D』社の透明な四角い箱の乗り物が来ていた。
そこには、キャプテンとアミさんとガイドのフランチェスコさんがいた。
よだかは、ガイドのフランチェスコさんに運んできた写真を渡した。
ガイドのフランチェスコさんは、受けとった写真をテーブルのような機械の上に置いた。
よだかは、頼まれ事が済んだので、のんびり『シオーモの小径』を散歩することにした。
よだかは、歩いた。
トコトコ、トコトコ。
トコトコ、トコトコ。

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14ページ目

ガイドのフランチェスコさんが、やさしく響き渡る声で言った。
「写真あります。写真ありますよ^_^」
すると、写真探しをしていた親子が近くに寄ってきて、
「写真を探しているのですが・・・見せてもらえますか?」と尋ねた。
「さ〜どうぞ、この箱の中にお入りください」と、ガイドのフランチェスコさんが言った。
子どもがテーブルの上の写真を見て「わ〜、見つけた〜、あったね、あったね」
アミさんは、ニコニコしながら、「どうぞ、お持ちください。そして、ステージの前でお待ちください」と言いながら写真を子どもに渡した。
「あれ?写真の裏、何も書いてないよ」と、子どもが言った。
親子は手をつなぎながらステージの方に歩いて行った。
アミさんは、テーブルのような機械の中から写真を1枚取り出し、さっきと同じように置いた。
ガイドのフランチェスコさんが、乗り物の外で話をしている。
「さ〜どうぞ、この箱の中にお入りください」

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15ページ目

ステージでは、3曲目がはじまった。

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16ページ目

48人の天使が踊りはじめた。
そして歌い出した。
その歌は、日本中、世界中に広まっていたので、子どもも大人も踊り出した。

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17ページ目

ステージの前に『写真探し』に参加していた人たちが集まってきた。
子どもが、写真の裏が真っ白なので、息を吹きかけたり、写真を振ったりしている。
歌の途中、48人の天使たちが言った。
「写真の裏を見て!写真の裏を見て!」

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18ページ目

写真を裏返すと・・・そこには、会いたかった人がいた。
写真を持っている人々は、歓声をあげた。そして、写真に話しかけた。
すると、また、大きな歓声が沸き起こった。
会いたかった人・・・
あの日、突然消えてしまった人が笑顔で話しはじめた。
「大丈夫?元気だったかな?」
それは、まるで、テレビ電話のようです。
どこかと繋がってるテレビ電話。

48人の天使がステージ前の広場にめいっぱい広がって踊ってる。歌ってる。
「ツキを呼ぶには笑顔を見せること〜♪♫」

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19ページ目

3曲目が終わると、『シオーモの小径』にアナウンスが流れた。
「さ〜みなさま、ステージ横にあるキッチンカーの前へどうぞ、どうぞ。
そして、お好きな食べ物をご注文してください。
チェロ奏者のみなさまは、ステージにお集まりください」

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20ページ目

アチコチから集まってくれたキッチンカーには、たくさんの道具と調味料が乗っていた。
そしてフードバンクカーも、アチコチから集まってくれた。
たくさんの、食材が積まれていて、スタッフは、何度も何度もキッチンカーとフードバンクカーを往復している。
キッチンカーのシェフたちは、楽しそうに、たくさんの料理を作っている。
「どんなものが食べたい?」
「あのね、ホットケーキ!」

テレビ電話に映っている、この子のおとうさんが、シェフに言った。
「いつも、忙しくて、一緒にいる時が少なくて・・・それで、時々、この子とホットケーキを作って・・・この子がチョコレートで絵を描いて・・・サイズは、このくらい!小さめで!よろしくお願いします」
シェフは、道具を選びはじめた。
スタッフは、フードバンクカーに向かって走った。

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21ページ目

チェロ奏者の準備ができると、『ふた昔前の店』の店主は、布に描いたドアノブを引っ張った。
すると、宮沢賢治さんがチェロを持って出てきた。
『ふた昔前の店』の店主は、ステージの真ん中のイスに宮沢賢治さんを案内した。
『ふた昔前の店』の店主は、今度は、扉を開けたままにしておいた。

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22ページ目

チェロ奏者50人。
宮沢賢治さんがイスに座り、チェロ奏者は51人。
この日のために、宮沢賢治さんは、5曲の楽譜を作った。
そして、参加申し込みをしてくれる人に楽譜を送っていた。

宮沢賢治さんが、腕を伸ばし、チェロの弓を高く上げた。
すると・・・弓に向かって周りの空気が絡みはじめた。

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23ページ目

チェロの弓が振り下ろされ、空気の層をトンっと叩いた。

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24ページ目

1音目は、チェロ奏者たちを癒した。
2音目は、ステージ近くの人々を癒した。
3音目は、シオーモの小径を歩く人々、キッチンカーのある広場にいる人々を癒した。
次から次へと現れるチェロの音は、四方八方に飛んで行った。
まるで、目指す場所があるかのように。

ステージ奥に張られた白い布の幕に向かったチェロの音は、布の中で成長している青い色の点を絡め取るように、布からはがした。
青い色の点は、勢いよく空を舞いながら青い鳥に変化した。
シオーモの小径に現れた青い鳥は、四方八方に飛んで行った。
まるで、目指す場所があるかのように。

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25ページ目

緑色の点も、次々とチェロの音で布からはがされていった。
そして、チェロの音の背中に乗った緑色の点は、ふわりふわりと飛んで行き、人々の洋服の左胸にくっつくと、みるみるうちに4つ葉のクローバーになった。

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26ページ目

チェロ演奏の5曲目の最後の音が伸びている時、四方八方に飛んでいった青い鳥たちが戻ってきた。
そして、『ふた昔前の店』の店主が開けておいた扉の中に次々と入っていった。
シオーモの小径にいる人々は、青い鳥が飛んでいる姿を見ながら・・・たくさんの人の気持ちが軽くなってればいいな・・・と思った。

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27ページ目

シオーモの小径にアナウンスが流れた。
「みなさま、これから『全体乾杯』を行います。
ステージ横のキッチンカー、フードバンクカーの方へお集まりください」
カモメ、よだか、ルリビタキ、カワセミ、蜂すずめ。
48人の天使たち。
島の人たちもいる。
宮沢賢治さんも。
宮沢賢治さんの足元には、三毛猫、かっこう、狸の子、野ねずみの親子。
三毛猫、かっこう、狸の子、野ねずみの親子は、ずっと、扉の所でチェロの演奏を聞いていた。そして、青い鳥たちが戻ってきて扉の中に入った時、中から出てきていた。
それから、『D社』の360度透明な四角い箱の乗り物も空中を移動して広場に降りてきた。

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28ページ目

『ふた昔前の店』の店主が、マイクを持った。
「みなさん、今日はお集まりいただきありがとうございました。
チェロ演奏のみなさん、ありがとうございました。
バンド演奏のミュージシャンのみなさん、ありがとうございました。

これから、いつもと同じように冬が来ます。
でも、同じような気持ちで冬を越せない方が多いと思います。
パンフレットの5と6ページをご覧ください。
ここに、ホットラインを載せました。
どうぞ、ご利用ください。

それでは、これから、『全体乾杯』をいたしましょう。
みなさん、お好きなお飲み物を、キッチンカーのシェフやスタッフの方々に頼んでください」
ワイワイ、ワイワイ、にぎやかな声が広場に広がった。
テレビ電話のようになった写真を持っている子どもが、飲み物を持っている母親の手を見て言った。
「あれ?お母さんの手荒れが治ってるよ」
「ま〜不思議ね」

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29ページ目

「準備ができましたね」と、アナウンスが流れた。
「それでは、乾杯の御発声を宮沢賢治さんにお願いいたしましょう」
と、『ふた昔前の店』の店主が言った。
「宮沢賢治です。
今日のイベントは、多方面から、多種多様な生命体が集まるそうです。この乾杯の後、もっと集まって来ると言うから楽しみです。
これからは、もっと全体を見て、全体を感じて生きたい。
1つ1つが全体を愛し、全体が1つ1つを愛している。
そんな環境がいいですね。
それでは、
世界が全体幸福になりますように。全体乾杯!」

広場に集まった人々も大きな声で言った。
「世界が全体幸福になりますように。全体乾杯!」

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30ページ目

「さーみなさん、楽しんでいってください」と、港にアナウンスが流れた。

ステージからドラムソロがはじまると、それが合図になり、皆が動き出した。
歌のおにいさん、おねえさんが踊り出すと、子どもたちのお目々が次々とキラキラ!
カモメ、カワセミ、ルリビタキ、よだか、蜂すずめも、羽を裏に表に、ばたばた、ばたばた🎵
キッチンカーのスタッフたちは、フードバンクカーに向かって走った。
空の奥の方で『D』と文字が光り、その数は、とてもたくさんになった。
水面が点々と光り輝き出すと、魚たちのダンスがはじまった。

オリーブの木の苗が植えられた島の『心』は、風を呼んだ。
そして、1枚のオリーブの葉を『シオーモの小径』に届けるように頼んだ。

🌏🌏つづく🌏🌏

YouTube 「オリーブの木を育てよう」
作詞作編曲   伊藤心太郎さん

https://www.youtube.com/watch?v=kC-bS8r2x6g

2022/02/10 21:31


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