1、2ページ目ができました^_^
①②③④⑤⑥はこちら→ 「note」https://note.com/mysoulhikari
1ページ目
今日は、仕事がお休み。
島へ行くことができる^_^
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、はじめて冬を越すオリーブのために『ぽかぽかシート』を用意していた。
たくさんの『ぽかぽかシート』を大きな大きな袋に入れた。
「さ〜行くべ〜・・・んん?」
なんとなく庭に出てみると・・・。
鳥が1羽。
目が合った。
🌳🌳🌳🌳
2ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、部屋に戻った。
そして、おにぎりを1つ、ガーデンテーブルの上に置いた。
また、鳥と目が合った。
すると・・・「んん??」
オルガンの音が庭に降り注ぐように聞こえてきた。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、小さな声で歌いはじめた。
「泣き腫らす空は晴れ
耳ふさぐ音は消えた
小鳥の声は涼やか
心に響く励まし・・・♪♫」
「さ〜行くべ〜」『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、屋根の方を見て言った。
🌳🌳つづく🌳🌳
YouTube 「オリーブの木を育てよう」
作詞作編曲 伊藤心太郎さん
https://www.youtube.com/watch?v=kC-bS8r2x6g
15、16ページ目ができました^_^
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1ページ目
夜⭐️
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、『ふた昔前の店』という名前の店に行った。
時々、行っては、この店のカウンターの中に入って、店主と一緒に歌を歌った。
屋根裏部屋のような小さな細長い店。
過去を流すTVがあった。
🌲🌲🌲🌲
2ページ目
『満ちたものしか降りれない屋根』に、こんばんも、『D社の乗り物』がやって来た。
ガイドのフランチェスコさんが、宮沢賢治さんと『星めぐりツアー』のお客さんを屋根に降ろした。
カモメ、よだか、カワセミ、蜂すずめ、ルリビタキがお客さんを迎えた。
この屋根での『読み聞かせ』が、ツアーに付け加えられたからだ。
「ね〜ね〜本を読んで」と蜂すずめが言った。
宮沢賢治さんは、「何がいいかな?」と言いながらトランクを開けた。
「銀河鉄道の夜をお願いします」と、ツアー客の1人が言った。
🌲🌲🌲🌲
3ページ目
『ふた昔前の店』は、『落花生の殻は床に落とす』というスタイル。
お客さんたちは、今日もソレを楽しんでいた。
はじめて来たお客さんが、細長いお店の奥の方を見た。
壁の下の下の方に、小さな小さな扉の絵が描いてあるのを見つけた。
そして、その扉の絵の前には、小さなお皿。
お皿には、中身の入ってる落花生が3つのっていた。
はじめて来たお客さんは、店主に、その扉の絵とお皿の事を聞いた。
「あ〜アレね。別の場所と繋がっているんだよ。落花生を食べに来る子がいるんだ」
🌲🌲🌲🌲
4ページ目
『D社の乗り物』に乗っていた、うさぎが降りて来て宮沢賢治さんの隣に座った。
『読み聞かせ』の最後のページを閉じた宮沢賢治さんは、「『全体乾杯』がはじまりそうですね。みなさんを連れて、ちょっと行ってきていいですか?」とガイドのフランチェスコさんに言った。
「え〜〜〜〜〜❗️みなさん、ラッキーですよ‼
どうぞどうぞ、行ってらしてください」
すると、うさぎは、小さな扉の絵を屋根に描いた。
「さ〜行ってみましょう」と宮沢賢治さんが言うと、うさぎが扉を押した。
🌲🌲🌲🌲
5ページ目
ぴょん、ぴょん、と、うさぎは進んで行った。
扉の中に入って行こうとする者から、体のサイズが変わっていった。
宮沢賢治さんが「さ〜白いうさぎについて行きましょう」と言うと、うさぎは、ぴょん、ぴょん、跳ねながら歌いはじめた。
「今 助けに来たの
テレパシーを送る
見ざる聞かざるばかりで
時計気にする白いうさぎ
進む足を迷わす出来心
選ぶ道で変わる この行く末
「時が来た」と語る色づく雲
包み直せ 光る無垢の魂
包み直せ 光る無垢の魂」♪♫
🌲🌲🌲🌲
6ページ目
奥の方に扉が見えて来た。
全員が、扉の前まで来ると・・・
うさぎは、扉を押した。
そして、向こう側が見えるようにした。
大きな大きなお皿。
大きな大きな落花生。
大きな大きなたくさんの靴が見えた。
🌲🌲🌲🌲
7ページ目
「本日もお集まりいただきありがとうございます。
それでは・・・
世界が全体幸福になりますように。全体乾杯」
「全体乾杯」
🌲🌲🌲🌲
8ページ目
うさぎは・・・
大きな大きなお皿の前でお辞儀をした。
うさぎの耳が大きな大きな落花生に触れた。
すると、大きな大きな落花生とお皿は、しゅ〜〜〜っと小さくなった。
宮沢賢治さんは、小さくなった落花生3つ、ツアーのお客さんに1つづつ渡しながら言った。
「全体が幸福・・・もれなく、あなたもわたしも入ってる^_^」
うさぎが扉を閉めると、
「さ〜戻りましょう」と、宮沢賢治さんは言った。
🌲🌲🌲🌲
9ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、歌いはじめた。
店主がギターを弾き、お客さんは手拍子。
『ふた昔前の店』小さなお店は今日も満席。
🌲🌲🌲🌲
10ページ目
『Open』の板を裏にして『ふた昔前の店』は、今日の営業を終えた。
店主は、細長いお店の奥の方へ行った。
小さな扉の絵の前の小さくなったお皿。
そ〜っと持って食器棚に入れた。
それは、まるで、ドールハウスの食器。
食器棚には、おもちゃのようなお皿が何枚もあった。
🌲🌲🌲🌲
11ページ目
店主は、食器棚を閉めながら『オリーブの木の苗を運ぶ人』に言った。
「今度の企画は、宮沢賢治さんをチェロ奏者でぐるっと囲んだオープニングで音楽の祭典をやろうと思うんだ」
「いいね〜。いいね〜。あんなミュージシャン、こんなミュージシャン呼ばなきゃ。タイトルは?」
「全体乾杯🥂
いろんな❗️いろんな‼️いろんな人たちの祭典♪♫」
「さ〜練習するべ〜」と『オリーブの木の苗を運ぶ人』が言った。
🌲🌲🌲🌲
12ページ目
うさぎは、やって来た通路を戻った。
ぴょんぴょん。
ぴょんぴょん。
ぴょんぴょん。
奥の方に、扉の形の光が見える。
・・・たぶん、ほんとは、あっという間に着く距離なんだろうな・・・とカモメは思った。
すると、宮沢賢治さんが、「ゴールへ最短で行く為に時間は惜しみなく使うんだよ。相反する事が両方、満たされた気持ちで手に入るからね」とカモメに言った。
🌲🌲🌲🌲
13ページ目
よだかが歌いはじめた。
「ね〜この先はとても暗いから・・・♪♫」
すると、暗い狭いと思っていた通路が一変❗️
果てがないような広い場所。
光る扉がいくつも見える。
たくさんの青い色の鳥が飛んでる。
オオルリ、コルリ、イソヒヨドリ・・・。
足元は、一面、どこまでも、クローバー、クローバー、クローバー🍀
🌲🌲🌲🌲
14ページ目
光る扉が1つ開いた。
青い鳥が1羽、扉の向こうに飛び出した。
クローバーがぐんぐん扉の外に伸びていった。
すると、扉の向こう側から声が聞こえた。
「わ〜❗️青い鳥」
「ね〜ね〜4つ葉のクローバーだよ」
「・・・大丈夫だね」「うんうん。大丈夫、大丈夫」
宮沢賢治さんが、カモメに言った。
「幸せの象徴がもっともっと人目につくことが必要な時代だからね」
🌲🌲🌲🌲
15ページ目
扉が開いて、うさぎがぴょんっと屋根に出てきた。
そして、全員が出てくると、うさぎはお辞儀をして垂れた耳で扉を拭いた。
すると、耳が触れたところから扉が消えていった。
「お待たせしました」と宮沢賢治さんがガイドのフランチェスコさんに言った。
「いえいえ、大丈夫ですよ。全体乾杯には,いろんな生命体が出席していた方がいいですからね。それでは、みなさん、そろそろ離陸しましょうか」
カモメ、よだか、カワセミ、蜂すずめ、ルリビタキが、めいっぱい羽を広げて、ツアーのお客さん、宮沢賢治さん、フランチェスコさんを包んだ。
屋根の上にいた全員のあたたかい『ひかり』が高速でつながった。
🌲🌲🌲🌲
16ページ目
360度透明な四角い箱の乗り物は、ゆっくり上昇し、すーっと空の奥の方に向かった。途中、何度か『D』と光りながら。
カモメ、カワセミ、ルリビタキは、寝転がってゴロンゴロン。
のんびりと足と羽を伸ばしていた。
蜂すずめは、よだかの大きな羽の中でもう眠っていた。
『オリーブの木の苗を運ぶ人』が家に帰ってきた。
庭に出ると、ガーデンテーブルの上に袋が置いてあるのを見つけた。
「あっ❗️土地改良剤・・・また、来てくれたんですね。ありがとうございます」
庭の菊が咲き、
冬がはじまる合図。
今、島のオリーブは、52本。
🌲🌲⑥はこれでおしまい。⑦につづく🌲🌲🌲🌲
YouTube 「オリーブの木を育てよう」
作詞作編曲 伊藤心太郎さん
https://www.youtube.com/watch?v=kC-bS8r2x6g
13、14ページ目ができました^_^
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1ページ目
夜⭐️
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、『ふた昔前の店』という名前の店に行った。
時々、行っては、この店のカウンターの中に入って、店主と一緒に歌を歌った。
屋根裏部屋のような小さな細長い店。
過去を流すTVがあった。
🌲🌲🌲🌲
2ページ目
『満ちたものしか降りれない屋根』に、こんばんも、『D社の乗り物』がやって来た。
ガイドのフランチェスコさんが、宮沢賢治さんと『星めぐりツアー』のお客さんを屋根に降ろした。
カモメ、よだか、カワセミ、蜂すずめ、ルリビタキがお客さんを迎えた。
この屋根での『読み聞かせ』が、ツアーに付け加えられたからだ。
「ね〜ね〜本を読んで」と蜂すずめが言った。
宮沢賢治さんは、「何がいいかな?」と言いながらトランクを開けた。
「銀河鉄道の夜をお願いします」と、ツアー客の1人が言った。
🌲🌲🌲🌲
3ページ目
『ふた昔前の店』は、『落花生の殻は床に落とす』というスタイル。
お客さんたちは、今日もソレを楽しんでいた。
はじめて来たお客さんが、細長いお店の奥の方を見た。
壁の下の下の方に、小さな小さな扉の絵が描いてあるのを見つけた。
そして、その扉の絵の前には、小さなお皿。
お皿には、中身の入ってる落花生が3つのっていた。
はじめて来たお客さんは、店主に、その扉の絵とお皿の事を聞いた。
「あ〜アレね。別の場所と繋がっているんだよ。落花生を食べに来る子がいるんだ」
🌲🌲🌲🌲
4ページ目
『D社の乗り物』に乗っていた、うさぎが降りて来て宮沢賢治さんの隣に座った。
『読み聞かせ』の最後のページを閉じた宮沢賢治さんは、「『全体乾杯』がはじまりそうですね。みなさんを連れて、ちょっと行ってきていいですか?」とガイドのフランチェスコさんに言った。
「え〜〜〜〜〜❗️みなさん、ラッキーですよ‼
どうぞどうぞ、行ってらしてください」
すると、うさぎは、小さな扉の絵を屋根に描いた。
「さ〜行ってみましょう」と宮沢賢治さんが言うと、うさぎが扉を押した。
🌲🌲🌲🌲
5ページ目
ぴょん、ぴょん、と、うさぎは進んで行った。
扉の中に入って行こうとする者から、体のサイズが変わっていった。
宮沢賢治さんが「さ〜白いうさぎについて行きましょう」と言うと、うさぎは、ぴょん、ぴょん、跳ねながら歌いはじめた。
「今 助けに来たの
テレパシーを送る
見ざる聞かざるばかりで
時計気にする白いうさぎ
進む足を迷わす出来心
選ぶ道で変わる この行く末
「時が来た」と語る色づく雲
包み直せ 光る無垢の魂
包み直せ 光る無垢の魂」♪♫
🌲🌲🌲🌲
6ページ目
奥の方に扉が見えて来た。
全員が、扉の前まで来ると・・・
うさぎは、扉を押した。
そして、向こう側が見えるようにした。
大きな大きなお皿。
大きな大きな落花生。
大きな大きなたくさんの靴が見えた。
🌲🌲🌲🌲
7ページ目
「本日もお集まりいただきありがとうございます。
それでは・・・
世界が全体幸福になりますように。全体乾杯」
「全体乾杯」
🌲🌲🌲🌲
8ページ目
うさぎは・・・
大きな大きなお皿の前でお辞儀をした。
うさぎの耳が大きな大きな落花生に触れた。
すると、大きな大きな落花生とお皿は、しゅ〜〜〜っと小さくなった。
宮沢賢治さんは、小さくなった落花生3つ、ツアーのお客さんに1つづつ渡しながら言った。
「全体が幸福・・・もれなく、あなたもわたしも入ってる^_^」
うさぎが扉を閉めると、
「さ〜戻りましょう」と、宮沢賢治さんは言った。
🌲🌲🌲🌲
9ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、歌いはじめた。
店主がギターを弾き、お客さんは手拍子。
『ふた昔前の店』小さなお店は今日も満席。
🌲🌲🌲🌲
10ページ目
『Open』の板を裏にして『ふた昔前の店』は、今日の営業を終えた。
店主は、細長いお店の奥の方へ行った。
小さな扉の絵の前の小さくなったお皿。
そ〜っと持って食器棚に入れた。
それは、まるで、ドールハウスの食器。
食器棚には、おもちゃのようなお皿が何枚もあった。
🌲🌲🌲🌲
11ページ目
店主は、食器棚を閉めながら『オリーブの木の苗を運ぶ人』に言った。
「今度の企画は、宮沢賢治さんをチェロ奏者でぐるっと囲んだオープニングで音楽の祭典をやろうと思うんだ」
「いいね〜。いいね〜。あんなミュージシャン、こんなミュージシャン呼ばなきゃ。タイトルは?」
「全体乾杯🥂
いろんな❗️いろんな‼️いろんな人たちの祭典♪♫」
「さ〜練習するべ〜」と『オリーブの木の苗を運ぶ人』が言った。
🌲🌲🌲🌲
12ページ目
うさぎは、やって来た通路を戻った。
ぴょんぴょん。
ぴょんぴょん。
ぴょんぴょん。
奥の方に、扉の形の光が見える。
・・・たぶん、ほんとは、あっという間に着く距離なんだろうな・・・とカモメは思った。
すると、宮沢賢治さんが、「ゴールへ最短で行く為に時間は惜しみなく使うんだよ。相反する事が両方、満たされた気持ちで手に入るからね」とカモメに言った。
🌲🌲🌲🌲
13ページ目
よだかが歌いはじめた。
「ね〜この先はとても暗いから・・・♪♫」
すると、暗い狭いと思っていた通路が一変❗️
果てがないような広い場所。
光る扉がいくつも見える。
たくさんの青い色の鳥が飛んでる。
オオルリ、コルリ、イソヒヨドリ・・・。
足元は、一面、どこまでも、クローバー、クローバー、クローバー🍀
🌲🌲🌲🌲
14ページ目
光る扉が1つ開いた。
青い鳥が1羽、扉の向こうに飛び出した。
クローバーがぐんぐん扉の外に伸びていった。
すると、扉の向こう側から声が聞こえた。
「わ〜❗️青い鳥」
「ね〜ね〜4つ葉のクローバーだよ」
「・・・大丈夫だね」「うんうん。大丈夫、大丈夫」
宮沢賢治さんが、カモメに言った。
「幸せの象徴がもっともっと人目につくことが必要な時代だからね」
🌲🌲つづく🌲🌲
YouTube 「オリーブの木を育てよう」
作詞作編曲 伊藤心太郎さん
https://www.youtube.com/watch?v=kC-bS8r2x6g
次のページに行くために、①〜⑤⑥を20程お直し‼️
最新は、「note」に。
チーム直坊のキャプテン直@坊さんのブログを愛読してて、なんとなくはじめた物語作り・・・自分で書いてるのに、誰かに書かされてる感じで不思議〜^_^
書きたいシーンがまだまだあるからうれしい
フレーフレー自分です^_^
物語「オリーブの木を育てよう⑥」
①②③④⑤はこちら→「note」 https://note.com/mysoulhikari
1ページ目
夜⭐️
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、『ふた昔前の店』という名前の店に行った。
時々、行っては、この店のカウンターの中に入って、店主と一緒に歌を歌った。
屋根裏部屋のような小さな細長い店。
過去を流すTVがあった。
2ページ目
『満ちたものしか降りれない屋根』に、こんばんも、『D社の乗り物』がやって来た。
ガイドのフランチェスコさんが、宮沢賢治さんと『星めぐりツアー』のお客さんを屋根に降ろした。
カモメ、よだか、カワセミ、蜂すずめ、ルリビタキがお客さんを迎えた。
この屋根での『読み聞かせ』が、ツアーに付け加えられたからだ。
「ね〜ね〜本を読んで」と蜂すずめが言った。
宮沢賢治さんは、「何がいいかな?」と言いながらトランクを開けた。
「銀河鉄道の夜をお願いします」と、ツアー客の1人が言った。
3ページ目
『ふた昔前の店』は、『落花生の殻は床に落とす』というスタイル。
お客さんたちは、今日もソレを楽しんでいた。
はじめて来たお客さんが、細長いお店の奥の方を見た。
壁の下の下の方に、小さな小さな扉の絵が描いてあるのを見つけた。
そして、その扉の絵の前には、小さなお皿。
お皿には、中身の入ってる落花生が3つのっていた。
はじめて来たお客さんは、店主に、その扉の絵とお皿の事を聞いた。
「あ〜アレね。別の場所と繋がっているんだよ。落花生を食べに来る子がいるんだ」
4ページ目
『D社の乗り物』に乗っていた、うさぎが降りて来て宮沢賢治さんの隣に座った。
『読み聞かせ』の最後のページを閉じた宮沢賢治さんは、「『全体乾杯』がはじまりそうですね。みなさんを連れて、ちょっと行ってきていいですか?」とガイドのフランチェスコさんに言った。
「え〜〜〜〜〜❗️みなさん、ラッキーですよ‼
どうぞどうぞ、行ってらしてください」
すると、うさぎは、小さな扉の絵を屋根に描いた。
「さ〜行ってみましょう」と宮沢賢治さんが言うと、うさぎが扉を押した。
5ページ目
ぴょん、ぴょん、と、うさぎは進んで行った。
扉の中に入って行こうとする者から、体のサイズが変わっていった。
宮沢賢治さんが「さ〜白いうさぎについて行きましょう」と言うと、うさぎは、ぴょん、ぴょん、跳ねながら歌いはじめた。
「今 助けに来たの
テレパシーを送る
見ざる聞かざるばかりで
時計気にする白いうさぎ
進む足を迷わす出来心
選ぶ道で変わる この行く末
「時が来た」と語る色づく雲
包み直せ 光る無垢の魂
包み直せ 光る無垢の魂」♪♫
6ページ目
奥の方に扉が見えて来た。
全員が、扉の前まで来ると・・・
うさぎは、扉を押した。
そして、向こう側が見えるようにした。
大きな大きなお皿。
大きな大きな落花生。
大きな大きなたくさんの靴が見えた。
7ページ目
「本日もお集まりいただきありがとうございます。
それでは・・・
世界が全体幸福になりますように。全体乾杯」
「全体乾杯」
8ページ目
うさぎは・・・
大きな大きなお皿の前でお辞儀をした。
うさぎの耳が大きな大きな落花生に触れた。
すると、大きな大きな落花生とお皿は、しゅ〜〜〜っと小さくなった。
宮沢賢治さんは、小さくなった落花生3つ、ツアーのお客さんに1つづつ渡しながら言った。
「全体が幸福・・・もれなく、あなたもわたしも入ってる^_^」
うさぎが扉を閉めると、
「さ〜戻りましょう」と、宮沢賢治さんは言った。
9ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、歌いはじめた。
店主がギターを弾き、お客さんは手拍子。
『ふた昔前の店』小さなお店は今日も満席。
10ページ目
『Open』の板を裏にして『ふた昔前の店』は、今日の営業を終えた。
店主は、細長いお店の奥の方へ行った。
小さな扉の絵の前の小さくなったお皿。
そ〜っと持って食器棚に入れた。
それは、まるで、ドールハウスの食器。
食器棚には、おもちゃのようなお皿が何枚もあった。
11ページ目
店主は、食器棚を閉めながら『オリーブの木の苗を運ぶ人』に言った。
「今度の企画は、宮沢賢治さんをチェロ奏者でぐるっと囲んだオープニングで音楽の祭典をやろうと思うんだ」
「いいね〜。いいね〜。あんなミュージシャン、こんなミュージシャン呼ばなきゃ。タイトルは?」
「全体乾杯
いろんな❗️いろんな‼️いろんな人たちの祭典♪♫」
「さ〜練習するべ〜」と『オリーブの木の苗を運ぶ人』が言った。
12ページ目
うさぎは、やって来た通路を戻った。
ぴょんぴょん。
ぴょんぴょん。
ぴょんぴょん。
奥の方に、扉の形の光が見える。
・・・たぶん、ほんとは、あっという間に着く距離なんだろうな・・・とカモメは思った。
すると、宮沢賢治さんが、「ゴールへ最短で行く為に時間は惜しみなく使うんだよ。相反する事が両方、満たされた気持ちで手に入るからね」とカモメに言った。
つづく
YouTube 「オリーブの木を育てよう」
作詞作編曲 伊藤心太郎さん
https://www.youtube.com/watch?v=kC-bS8r2x6g
⑥ー12ができました^_^
①②③④⑤はこちら→ https://note.com/mysoulhikari
1ページ目
夜⭐️
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、『ふた昔前の店』という名前の店に行った。
時々、行っては、この店のカウンターの中に入って、店主と一緒に歌を歌った。
屋根裏部屋のような小さな細長い店。
過去を流すTVがあった。
🌲🌲🌲🌲
2ページ目
『満ちたものしか降りれない屋根』に、こんばんも、『D社の乗り物』がやって来た。
ガイドのフランチェスコさんが、宮沢賢治さんと『星めぐりツアー』のお客さんを屋根に降ろした。
カモメ、よだか、カワセミ、蜂雀、ルリビタキがお客さんを迎えた。
この屋根での『読み聞かせ』が、ツアーに付け加えられたからだ。
「ね〜ね〜本を読んで」と蜂雀が言った。
宮沢賢治さんは、「何がいいかな?」と言いながらトランクを開けた。
「銀河鉄道の夜をお願いします」と、ツアー客の1人が言った。
🌲🌲🌲🌲
3ページ目
『ふた昔前の店』は、『落花生の殻は床に落とす』というスタイル。
お客さんたちは、今日もソレを楽しんでいた。
はじめて来たお客さんが、細長いお店の奥の方を見た。
壁の下の下の方に、小さな小さな扉の絵が描いてあるのを見つけた。
そして、その扉の絵の前には、小さなお皿。
お皿には、中身の入ってる落花生が3つのっていた。
はじめて来たお客さんは、店主に、その扉の絵とお皿の事を聴いた。
「あ〜アレね。別の場所と繋がっているんだよ。落花生を食べに来る子がいるんだ」
🌲🌲🌲🌲
4ページ目
『D社の乗り物』に乗っていた、うさぎが降りて来て宮沢賢治さんの隣に座った。
『読み聞かせ』の最後のページを閉じた宮沢賢治さんは、「『全体乾杯』がはじまりそうですね。みなさんを連れて、ちょっと行ってきていいですか?」とガイドのフランチェスコさんに言った。
「え〜〜〜〜〜❗️みなさん、ラッキーですよ‼
どうぞどうぞ、行ってらしてください」
すると、うさぎは、小さな扉の絵を屋根に描いた。
「さ〜行ってみましょう」と宮沢賢治さんが言うと、うさぎが扉を押した。
🌲🌲🌲🌲
5ページ目
ぴょん、ぴょん、と、うさぎは進んで行った。
扉の中に入って行こうとする者から、体のサイズが変わっていった。
宮沢賢治さんが「さ〜白いうさぎについて行きましょう」と言うと、うさぎは、ぴょん、ぴょん、跳ねながら歌いはじめた。
「今 助けに来たの
テレパシーを送る
見ざる聞かざるばかりで
時計気にする白いうさぎ
進む足を迷わす出来心
選ぶ道で変わる この行く末
「時が来た」と語る色づく雲
包み直せ 光る無垢の魂
包み直せ 光る無垢の魂」♪♫
🌲🌲🌲🌲
6ページ目
奥の方に扉が見えて来た。
全員が、扉の前まで来ると・・・
うさぎは、扉を押した。
そして、向こう側が見えるようにした。
大きな大きなお皿。
大きな大きな落花生。
大きな大きなたくさんの靴が見えた。
🌲🌲🌲🌲
7ページ目
「本日もお集まりいただきありがとうございます。
それでは・・・
世界が全体幸福になりますように。全体乾杯」
「全体乾杯」
🌲🌲🌲🌲
8ページ目
うさぎは・・・
大きな大きなお皿の前でお辞儀をした。
うさぎの耳が大きな大きな落花生に触れた。
すると、大きな大きな落花生とお皿は、しゅ〜〜〜っと小さくなった。
宮沢賢治さんは、小さくなった落花生3つ、ツアーのお客さんに1つづつ渡しながら言った。
「全体が幸福・・・もれなく、あなたもわたしも入ってる^_^」
うさぎが扉を閉めると、
「さ〜戻りましょう」と、宮沢賢治さんは言った。
🌲🌲🌲🌲
9ページ目
『オリーブの木の苗を運ぶ人』は、歌いはじめた。
店主がギターを弾き、お客さんは手拍子。
『ふた昔前の店』小さなお店は今日も満席。
🌲🌲🌲🌲
10ページ目
『Open』の板を裏にして『ふた昔前の店』は、今日の営業を終えた。
店主は、細長いお店の奥の方へ行った。
小さな扉の絵の前の小さくなったお皿。
そ〜っと持って食器棚に入れた。
それは、まるで、ドールハウスの食器。
食器棚には、おもちゃのようなお皿が何枚もあった。
🌲🌲🌲🌲
11ページ目
店主は、食器棚を閉めながら『オリーブの木の苗を運ぶ人』に言った。
「今度の企画は、宮沢賢治さんをチェロ奏者でぐるっと囲んだオープニングで音楽の祭典をやろうと思うんだ」
「いいね〜。いいね〜。あんなミュージシャン、こんなミュージシャン呼ばなきゃ。タイトルは?」
「全体乾杯🥂
いろんな❗️いろんな‼️いろんな人たちの祭典♪♫」
「さ〜練習するべ〜」と『オリーブの木の苗を運ぶ人』が言った。
🌲🌲🌲🌲
12ページ目
うさぎは、やって来た通路を戻った。
ぴょんぴょん。
ぴょんぴょん。
ぴょんぴょん。
奥の方に、扉の形の光が見える。
・・・たぶん、ほんとは、あっという間に着く距離なんだろうな・・・とカモメは思った。
すると、宮沢賢治さんが、「ゴールへ最短で行く為に時間は惜しみなく使うんだよ。相反する事が両方、満たされた氣持ちで手に入るからね」とカモメに言った。
🌲🌲つづく🌲🌲
YouTube 「オリーブの木を育てよう」
作詞作編曲 伊藤心太郎さん
https://www.youtube.com/watch?v=kC-bS8r2x6g