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2021/10/13 8:22 | 印刷



8ページ目ができました^_^

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1ページ目

『シオーモの小径』にチェロを持った人が、ぞくぞくと集まって来た。

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2ページ目

にぎやかな港にアナウンスが流れた。

「今日は、『シオーモの小径』にお集まりいただきありがとうございます。
これから『シオーモの小径で全体乾杯』を開催します。

お配りしたパンフレットの2ページ目をご覧ください。
『朗読 雨ニモマケズ』
これから、5分ほどチェロの演奏があります。
思い思いの場所で朗読いたしましょう」

「雨ニモマケズ・・・・・

手をつなぎ輪になっている人たち。
海の方を見ている親子。
空を見上げてる人。
しゃがみこんでしまった人。

『シオーモの小径』を風が通り過ぎていった。
全員の頬を撫でながら。

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3ページ目

今日のために作られたステージには、大きな大きな幕が張られている。
その幕は、真っ白な布で、『ふた昔前の店』の店主は、チェロの演奏が流れる中、そこに扉の絵を描きはじめた。

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4ページ目

『ふた昔前の店』の店主が、茶色のペンで扉の絵を描いていると、真っ白な布にぽつぽつと緑色と青い色の点が現れてきた。
ぽつぽつぽつぽつ・・・点は、布一面に現れてきた。
緑色の点は、形になろうとしている。
青い色の点も、形になろうとしている。
ゆっくりゆっくり、『ふた昔前の店』の店主は扉の絵を描く。
できあがると、ドアノブを描いた。
そして、『ふた昔前の店』の店主は、ドアノブを引っ張った。
ぴょんぴょん、白いうさぎが出てきてお辞儀をした。
チェロ奏者たちは、譜面の最後の小節に入った。
たくさんのチェロ奏者の最後の音は、一つに束ねられ、伸びた音は空に上がり、そして下がり、海の中に入っていった。

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5ページ目

アナウンスが港に流れた。
「パンフレットの3ページ目をご覧ください」

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6ページ目

パンフレットのサイズは、縦18センチ横18センチ。
表紙には、ドーナツ盤の写真。
1ページ目は、一本の木の写真。

とても大きな松の木で、かなり離れた所から撮った写真。
津波に耐えた松の木は、まるで、バレリーナがダンスしているよう。

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7ページ目

3ページ目は、『下ノ 畑ニ 居リマス 賢治』と書いてある黒板の写真。

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8ページ目

アナウンスが続いた。
「これから10分ほどバンド演奏があります。その間に、この写真が会場に置いてありますから、見つけてみましょう。見つけたら写真の裏を見てください」

🌏🌏つづく🌏🌏

YouTube 「オリーブの木を育てよう」
作詞作編曲   伊藤心太郎さん

https://www.youtube.com/watch?v=kC-bS8r2x6g

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