この梨食べられる? 口腔アレルギー症候群 | Home | イネ科 カゼクサ
2007/08/23 0:39 | 印刷

旧松本市(合併前)の西寄りに位置するT 中学校は農業地域にありますが、
新学期早々「目が痒い」と生徒が保健室に次々と訪れる事態が発生しました。

 8/22(水)夕方に同中学校の生徒さんの一人が受診した際に得た情報ですが、今日は保健室に「目が痒い」生徒さんが次々と訪れていたそうです。

 強めの南風(午前9~10時に風速7m/s)が吹いていた8/22(水)朝までの24時間に採取された当院 (T中学校から直線距離で3.5km)の空中花粉の状況では、イネ科(ほとんど水稲)花粉が圧倒的に優勢です。イネ科花粉数1,173個/cm2/日は、今年のスギの最高値1,766個/cm2/日、ヒノキの最高値1,322個/cm2/日にひけをとらない大量飛散です。
(下の写真 ×100)












(×400)












一方、ここ3日間のブタクサ属の花粉数は、4.9(19日),0.5(20日),0.3個/cm2/日(21日)と限られていました。(下の写真 ×400)













アウトブレイクの原因は、おそらく通学途中と授業中に窓を開けていて浴びた水稲花粉(一部はその他のイネ科雑草)もしくは、それに加えて少々のブタクサ属花粉による花粉症と判断されます(もし中学校の南にブタクサ・オオブタクサ群生地がある場合)。

昨年まではこれほどの事態はなく、今年アウトブレイクした理由は、例年イネの花粉飛散は夏休み中に概ね終わるのだが、今年7月の日照不足と低温によって水稲の開花時期が約1週遅れたため、新学期はじめまで花粉飛散期間がずれこんだことにあると思われます。

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