2008年スギ花粉飛散予測(松本地域)第一報 | Home | イネ科 メヒシバ
2007/08/15 5:50 | 印刷

さてここでクエスチョンです
「松本・安曇野地域の田園地帯にて、8月中旬の日中に、小学生以上の人が
ぜん息発作を起こした場合、原因になる植物の花粉のうち一番可能性が高いのは、
以下の3つのうちどれでしょう?」
   1.ブタクサ花粉    2.イネ(水稲)花粉    3.カバノキ科花粉
答えは本文…

解説(解答は文末)
いずれの花粉も「花粉ぜん息」をおこす力があります。
1.世界的にはブタクサ花粉ぜん息は有名ですが、松本市・安曇野市の田園地帯に生えているブタクサがぜん息を起こす可能性はあまり高くありません。最近ブタクサはブタクサハムシに食べられて数が減っており、道端や畦では草刈できれいに刈り取られていることが多く、なかなか見つけることもできません。
同属のオオブタクサは川原に行けば見られますが、水田とは距離が離れている場合が多く、また花粉の最盛期は8月末から9月はじめであるため、8月中旬にぜん息を起こすほど大量の花粉を田園地帯にて浴びる確率はそう高くありません。

2.のイネ花粉ぜん息は、水田地帯でアレルギー診療をしている医師には馴染みが深く、当院でも毎年8月中旬には恒例行事のように10人近くの患者さんが受診します。
 学術報告は、1969年に群馬大学の木村先生らの論文がアレルギー学会誌に掲載されています。また花粉に関する基礎的な情報が網羅されている花粉学辞典(1994)にも収載されています。WEBでは鼻アレルギー情報センターのサイトに記述があるので、かなり以前から誰でも知ることができた情報であり、とりたてて新しい事実ではありませんが、都会のドクターは実感がないと思います。
 「お盆に実家に帰ったらぜん息が出た…」という人の中に含まれている可能性がありますが、「押入れにしまってあったフトンのダニが原因でしょう」と言われて話は終わりでしょうね。

3.のカバノキ科花粉によるぜん息は、当地では樹木花粉の飛散数が多い年に、5月前半をピークにしてみられます。北欧では白樺などのカバノキ科花粉が花粉ぜん息の重要な原因として知られています。

ということで正解は、2.イネ(水稲)花粉
















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