2007/05/17 0:41
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[飛散・開花状況と分析]
[カバノキ科]
今年の場合、4月中旬から飛散数が多くなっていますが、
この頃はまだスギ・ヒノキ花粉が多いので
カバノキ科を区別して症状を自覚するのは無理でしょう。
但し、少数ですがスギ・ヒノキ花粉症はなくカバノキ科花粉症だけという方がいます。
このような方は、カバノキ科花粉を反復して浴びた何回目かに発症し、
「何時々々頃から具合が悪い」と具体的に仰られます。
大型連休あたりからシラカバの飛散数(グラフには分けて示してありません)が
急に多くなっており、スギ・ヒノキ花粉が減ってきているので、
この頃からシラカバ花粉症の自覚症状が出たと判定できる方が増えてきます。
シラカバ花粉症では、咳と咽頭症状が他の花粉より目立つように思います。
シラカバ花粉は(写真)、
ぜん息を引き起こしやすい花粉として有名ですが、
花粉症の主要症状(眼・鼻症状)が目立たない例では、
この花粉がぜん息のアレルゲンとして認識されにくいでしょう。
また引き続きいてイネ科雑草花粉の飛散があり、
イネ科花粉によって咳やぜん息を発症または悪化させる方がいるので、
症状と発症時期からだけ両者を判別するのはなかなか困難です。
投稿者 : minocl
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