2018/01/17 22:15

2017年8月に設置された新村旧駅舎のモニュメントの続報です。屋外にあるこのモニュメント、設置から僅か4ヶ月後の12月に社章の一部が欠損してしまい、旧駅舎を知る一人として非常に残念な思いをしていました。(参考記事はこちら)それが年が明けてみるとどうでしょう。半分元通りに。
半分元通り、としたのはモニュメントの設置の際に施された塗装が剥がされたためです。文化財のことを幾らか学んだ筆者として、塗装された社章を見た時は「何てことを...」と思ったのですが同じことを思った人がいたのでしょうか。ただ、今回の処置で大正10年からの塗膜も同時に削られてしまいました。う〜ん。

2018/01/14 12:48

新島々駅に写真の可愛らしいタペストリーが飾られていました。これは群馬県を走る上毛電鉄(中央前橋〜西桐生)をサポートする有志のグループ「上毛電鉄友の会」様が主催するスタンプラリーのものです。期間は平成30年3月25日(日)まで。各社線に設置されたスタンプを集めると各社のコンプリートグッズが当たりますよ!

上高地線内のスタンプ設置駅は新島々・波田・新村の3駅です。デフォルメされた電車と渕東なぎささんのイラストがあしらわれた絵柄にご注目。スタンプは駅事務所にて大切に保管していますので押印の際は駅係員にお知らせください。
上毛電鉄は8年前の秋に訪問したことがあります。車窓に広がるのは裾野も広し赤城山。長野県民には「あかぎのやまもこんにゃくか〜ぎ〜り〜」のCMでお馴染みですね。国登録有形文化財の西桐生駅舎や昭和3年の開業時に製造されたデハ101型電車といったお宝も沢山。また名物の車内デコレーションの取り組みは上高地線でも参考にしています。長野に出て新幹線に乗れば、上毛電鉄も北陸鉄道もすぐそこです。この機会に訪れてみては如何でしょうか。

2018/01/10 19:50

上高地線で運行している3000形電車(全4編成)の車内に防犯カメラが設置されました。1両あたり三箇所のカメラに加え、車内には「防犯カメラ作動中 お客様に安心してご利用いただくため防犯カメラを設置しています。」とステッカーが貼られています。写真は運転室後ろの設置の様子。デジタルサイネージの上部にある黒い機械がカメラです。
車内への防犯カメラ設置は2010年にJR埼京線の一部車両ではじまりました。その後、2015年に発生した東海道新幹線火災事件(男が新幹線車内で焼身自殺を図ったもの)を機に広がりつつあります。牧歌的な風景の中を走る上高地線なだけにそうした事件とは無縁であって欲しいのですが、2020年の東京五輪を前に、駅や車内のセキュリティ強化が求められている時代の要請もあるのでしょう。

2018/01/01 0:30

新しい年、2018年がはじまりました。上高地線はこの正月三ヶ日も毎日通常ダイヤ、日中35〜40分間隔での運行しております。(電車の時刻表はこちらから)初詣や初売りなど、年始のお出掛けには是非、電車をご利用ください。新年恒例、特製のヘッドマーク掲出もありますよ!

2017/12/25 12:00

2017年の上高地線の出来事を順不同で振り返ってみました。(3年ぶり2回目)今年は上高地線そのものの動きよりも、上高地線の外部で起きた様々なイベントや企画、トピックに関わる話題が多かったそんな1年になったとの印象を受けます。

○駅ナンバリング導入(3月関連記事① 関連記事②
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に全国各地の鉄道事業者で進む「駅ナンバリング」がアルピコ交通上高地線にも導入されました。起点となる松本がAK01以下AK14新島々まで付番されています。導入に伴い各駅の駅名標にナンバーが追加されたほか、車内の路線案内図、時刻表なども変更されました。
○ALPICO FREE Wi-Fiサービス開始(4月)
訪日観光客向けのサービスとして各地で導入が進む公衆無線接続サービスが、上高地線の電車車内・新島々駅などでもはじまりました。
○新村旧駅舎解体(3月関連記事① 関連記事②
2012年3月の使用停止後、アルピコ交通と地元新村地区との間で解体/保存に関する協議が続いていた新村旧駅舎が解体されました。上高地線の前身である筑摩鐵道時代の大正10年に建てられた建物の解体はメディアに大きく取り上げられ、最後の公開となった3月20日には1000人近くの人が訪れました。
◯モハ10形リバイバル塗装列車登場(6月)関連記事① 関連記事②
上高地線で運行している3000形の一編成(モハ3003-クハ3004)編成が、昭和33年から昭和61年にかけて活躍したモハ10形をイメージしたカラーにラッピングされました。信州ディスティネーションキャンペーン(下記参照)の盛り上げに一役買おうと企画されたものです。

○信州ディスティネーションキャンペーン開催(7月〜9月)
大型観光キャンペーン「信州ディスティネーションキャンペーン」が開催されました。キャッチフレーズは「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」上高地といった山の名所が控える上高地線でも記念きっぷの販売やリバイバル塗装列車の運行(上記参照)が行われました。なお期間中は天候不順に見舞われたことから、県全体の宿泊者数は目標の667万人に対し605万人に止まりました。

◯新キャラクター!? 「新村さやか」現る
上高地線で活躍するアルピコ交通3000形電車を擬人化したキャラクター新村さやかさんが新たに登場しました。これはのアイテック阪急・阪神様のプロデュースする企画「路娘MOTIONぷろじぇくと」のキャラクターです。鉄道車輌を擬人化したキャラクター「路娘」のいる社局をめぐるスタンプラリーのほか、関連グッズが展開されています。上高地線イメージキャラクターとして不動の地位を築いた渕東なぎささんの強力なライバルとなるか!?今後が気になります。
◯スタンプラリー企画続々
つなげて!全国”鉄道むすめ”巡り(2月〜)を振り出しに、路娘MOTIONスタンプラリー(6月〜12月)上毛電鉄友の会スタンプラリー(12月〜)と複数の鉄道にまたがるスタンプラリー企画への参加が続きました。これらのスタンプラリーをきっかけに、上高地線をはじめて訪れたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。路娘MOTIONスタンプラリーは今年いっぱい、上毛電鉄友の会スタンプラリーは2018年3月25日、鉄道むすめ巡りは2018年5月31日までの開催です。この冬は是非上高地線へ!
◯イオンモール松本開業と松本市の次世代交通政策
9月21日松本市中心市街地にイオンモール松本が開業しました。周辺道路の渋滞悪化が懸念されたことから、松本市ではタウンスニーカーの増便、レンタサイクルの強化など、市が進める次世代交通政策に則る形での対策が取られました。上高地線関連では新たに大庭駅そばにパークアンドライド駐車場が整備されました。
◯アリオ松本店閉店「アルピコプラザ」へ 関連記事①
9月10日、アルピコ交通が管理する松本バスターミナルビルに入居していたアリオ松本店が閉店しました。現在同ビルは「アルピコプラザ」として2018年度中の再オープンが予定されています。上高地線との直接の関わりはありません(いや、でも渕東なぎささんが前面に出てるしなぁ...)が、商業施設の動向は人の流れを変え、交通にも大きな影響を及ぼすことから敢えて取り上げました。

◯利用者2年連続の160万人台
平成28年度の上高地線の延べ乗客数は168万8308人でした。内訳は通学定期が110万7644人、通勤が23万2998人、定期外58万664人です。これは平成27年度(166万7430人)と比較すると1.3%の増加ですが、ここ5年の増加に比べると伸びのペースはやや鈍化傾向にあるといえます。しかしながら、訪日観光客の利用や、大庭駅のパークアンドライド駐車場整備をはじめとする松本市の次世代交通政策、中心市街地の商業施設の充実、沿線の松本市立病院の移転先決定(森口-下島の沿線)、松本大学教育学部の新設など、より多くの利用者獲得に向けて生かすことのできる機会に恵まれていると言えるのではないでしょうか。

少し早いのですが、今年の白かえる通信はこれにて終了です。ご覧いただきありがとうございました。来たる年も上高地線のことをより多くの方にお伝えすることができれば幸いです。

2017/12/19 12:15

上高地線大庭駅に隣接するパークアンドライド駐車場が12月25日より使用開始になると市民タイムス(12月19日付)に記事が掲載されました。同記事によると駐車台数は50台(うち身障者優先区画2台)利用料金は200円/日となります。
パークアンドライド駐車場は、松本市が進める次世代交通政策の一環として整備が進められています。9月のイオンモール開業を機に、中心市街地へのマイカー流入の抑制が課題となるなか、今回の大庭駅パークアンドライド駐車場が一つの有効策として機能すると考えられます。

例えば、中心市街地の駐車場は1時間300円〜です。一方、大庭駅パークアンドライド駐車場と上高地線を利用する場合は、200円+松本-大庭往復340円=540円。中心市街地で2時間以上用事がある場合にはパークアンドライドがお得であると考えられます。あとは場所と電車の時刻(日中30〜40分間隔)これをいかに周知するかです。

2017/12/15 23:06

今年の冬も上高地線新村駅ではイルミネーションを実施しています。写真の電飾されている電気機関車は大正15年製造のED30形。信濃鉄道(大糸線の前身)で活躍ののち数社を経て松本電鉄には1960年に入線、2005年頃まで除雪等で活躍しました。

駅舎も電飾されています。クリスマスツリー風の飾りは以前はなかったものです。点灯時間は毎日午後4時頃から9時頃まで。電車の運行時間中ですので、線路及び車両所内には立ち入らず、ホーム等からご覧下さい。

2017/12/12 20:11



アルピコ交通公式サイトに「一部乗車券の紙質変更(一部硬券乗車券の廃止)等のお知らせ」が掲載されました。上高地線では現在でも一部の駅で硬券乗車券を使用していますが、そのうち下新、北新・松本大学前、新村、森口の各駅で発行している「松本ゆき」の乗車券が今月中旬より順次軟券に切り替えとなります。今回の一部切り替えは、松本駅の自動改札機に硬券を誤って投入しトラブルとなるケースが少なからずあることから、数年前より検討されていた模様です。なお、上高地線内発着の乗車券については従来通り硬券乗車券が使用されます。

各駅の営業時間については以下の通りです。
下新駅       7:20-9:50 (平日のみ)
北新・松本大学前駅 7:20-20:00(平日のみ)
新村駅       7:20-15:50(平日・土休日)
森口駅       7:20-16:20(平日のみ)

2017/12/08 18:00

最高気温が10℃を下回る日が増え、北アルプスはすっかり冠雪。山をバックに走る上高地線を撮るには良い季節になりました。まずは定番中の定番、信濃荒井-渚の奈良井川鉄橋へ。写真はお昼過ぎのものですが、北アルプスバックの撮影は午前中の比較的早い時間(〜11時頃)が良いと思います。
場所を移動して大庭-下新。この辺りまで来ると白馬方面の山も見ることができるようになります。線路の南側は一面畑になっていますので、引きで撮って更に北側の山を入れるのも良いかも知れません。13時を過ぎると松本方の前面はすっかり影になります。
午後の時間は専ら、下り電車を狙うことになります。急峻な北アルプスに比べ、なだらかな山稜が続く東山をバックにした写真もおすすめです。ここは下新駅から徒歩2分。

2017/12/05 11:12

2017年も残すところ20日余り。アルピコ交通では、恒例のオリジナルカレンダーの配布がはじまりました。サイズは例年通りA3版で、絵柄は渕東なぎささん(山ガールver.)と、今年登場した3000形モハ10形リバイバルカラーのリバーシブルとなっています。

カレンダーは12月3日より、新村、波田、新島々の各駅にて配布しています。筆者は配布開始初日に新村駅で入手したのですが、カレンダーを目当てに駅を訪れるお客様の姿も見られました。なくなり次第終了となりますので、どうしても欲しいという方はお早目に!(追記:12/12新村駅配布分は終了しました。)

2017/12/03 22:32

第821回でお伝えしました通り、今年3月に解体された新村旧駅舎は、その特徴である車寄せの装飾・鬼瓦が地元新村地区に譲渡されました。これらの部材を用いたモニュメントが8月に完成、現新村駅舎の西側に設置されました。これが、設置から僅か半年も経たぬ間に写真のような状態に...筑摩鐵道時代の社章の一部が欠けています。
人為的なものではないと信じたいのですが、風雨が避けられない場所であり午後は直射日光が当たり続け傷みやすい環境であったことは否めません。懸念していた通りのことがこうも早くに起こるとは...。はじまりから解体、その後まで残念な保存運動だったと思う反面、「こうなる前に何かできたのではないか」と思う筆者でした。

2017/11/29 21:52

第836回でお伝えした上高地線大庭駅のP&R駐車場のその後の様子です。場内は舗装作業と駐車区画の塗装作業が終わり、駐車場入口の発券機・料金箱と思しきゲートの一群も設置されていました。この設備をみる限りは、有料駐車場として整備される模様です。料金などや使用開始時期についての情報は現地では確認できませんでした。
一方の大庭駅では11月27日よりホーム上の整備が実施されています。隣の信濃荒井駅と同様にホーム上に点字ブロックが新設されます。またホームの新島々方には新たに柵が設けられていました。下島駅も整備が行われるとアナウンスがありましたので、両駅を利用されるお客様はご注意ください。

2017/11/15 22:38

11月は余り沿線に出掛けることができませんでした。写真は11月3日の朝、下島-森口間で撮影したものです。上高地線沿線はりんごの産地ですが、このような構図で電車と共に収められる場所は限られています。それにしても9月、10月と休みの度に曇天に見舞われていたものですから、冬を前にすっきりとした写真が撮れてよかったです。
ところで、この沿線には2010年に操業を停止した旧宮地鐡工所松本工場があります。この工場跡地を活用する形で平成34年度に新しい松本市立病院が設置されることになりました。病院の立地に当たっては「公共交通でのアクセスを重視した」との報道もありますので、上高地線の存在も少なからず影響したと思われます。しかし、病院ができる場所はちょうど森口駅と下島駅の中間地点。国道158号線の歩道も未整備の状況ですので既存の二駅を活用する場合には、駅から病院までのアプローチの整備も必要になると思われます。

2017/11/07 19:22

鉄道コレクション『アルピコ交通上高地線3000形リバイバル塗装 2両セット』の販売がはじまりました。今年6月に走り始めたばかりの同編成が早くも製品化されたことに驚いてしまったのですが、上高地線内での販売分(オリジナルシールのおまけつき)は早くも品薄との情報もあり、人気の高さが伺えます。
今回の3003-3004編成のモデル化によって、上高地線の電車については3007-3008が鉄道コレクション第21弾で(参考記事)3005-3006[なぎさTRAIN]がネコ・パブリッシング 鉄ホビ・ダイレクトでそれぞれモデル化されたことになります。 もと京王帝都電鉄の3000系ばかりが4編成で「趣味的には食指が動かぬ」などと言われていた時代が嘘のように、モデル、実車共に楽しみが広がる上高地線です。

2017/11/04 20:55

大庭駅前のパーク&ライド駐車場の工事がはじまりました。P&R駐車場となるのは大庭駅南の休耕地となっていた土地で、50台〜60台分の駐車スペースが確保される見通しです。P&R駐車場の整備は松本市が次世代交通政策の一環として進めているものです。この9月にイオンモール松本が開業するなど、中心市街地の渋滞対策が急務となったことも今回の整備を後押しすることになったのではないでしょうか。参考:中心市街地交通対策の実施内容
今回の整備で上高地線のP&R駐車場は、新村駅(50台)・森口駅(25台)・新島々駅(10台)に続き4ヶ所目となります。これまで整備された駐車場と同様に無料とされるのか、JR平田駅のように有料(200円/24H)になるのか現時点で発表はありません。