2018/04/05 8:31

森口から更に東進し三溝と新村の間にある田園地帯に出ました。背後に美ヶ原を望む場所で築堤を上がってくるリバイバルカラー列車を捉えます。1月にもここと同じ場所で同じ列車を撮っているのですが、ぼんやりとしたこの空気。やっぱり春ですね。

上り電車も後追いで。屋敷林のある風景の中を松本へ向かって走ります。屋敷林というと安曇野のものが有名ですが、梓川を南側へ越えたここ新村地区でもみられます。撮影後、新村駅方面へ歩いて行くとトラクターが入って田おこしがはじまった畑もありました。やっぱり春ですね。(2回目)

新村駅へ。待合室には桜(造花ですが)が飾られていました。その向こうには鳥瞰図が。上高地線の前身、筑摩電氣鐵道島々線の開業後に発行されたパンフレット『アルプス登山と筑摩電氣鐵道』に掲載されていたものを複写したものです。鳥瞰図は大正から昭和初期にかけて各地で制作されますが、その中でも吉田初三郎は現在も人気があります。筑摩電氣鐵道のものはその弟子に当たり、当時売れっ子であった金子常光に依頼したものです。ご覧の際は、当時の関係者の意気込みが感じていただければ幸いです。

2018/04/02 10:59

下島駅で電車を降りて森口駅方面へ歩いてみました。両駅のほぼ中間地点、旧宮地鉄工所の前には新しい従属信号機が建てられていました。この先森口駅方面に向けて線路は左にカーブし見通しがきかないためでしょうか。近年宅地化が著しいこの沿線ですが。ここにきてまた桃畑だったところが掘り起こされていました。

森口駅へ。ここには26台のパーク&ライド駐車場がありますが、そのうちの10台は昨年のいつごろからか事前予約制のB-Timesになっています。アルピコ交通の公式サイトにも特に案内がないのですが、案内板や駅で配布しているチラシを見る限りは上高地などへ行くお客様をターゲットにしたもののようです。

現地に建てられている案内板。B-Timesの公式サイトをみると利用料金は1日200円、決済はクレジットカードのみとなっています。また利用には利用者登録が必要となります。Timesは時間貸駐車場サービスを展開している事業者ですが、このB-Timesは駐車場シェアリングサービスと紹介されています。どちらかといえば、駐車場用地の確保が難しい大都市部で普及が進んでいるサービスのようです。

森口駅は上高地線内で唯一相対式ホームのある駅です。いまは日に2回、11:03と13:03に上下線の電車の交換風景をみることができます。写真は駅の東側にある歩行者専用の踏切から。現在の構内踏切は駅の西側ですが、昔の写真を見るとかつてはこちら側に構内踏切があったようです。

2018/03/31 20:29

引き続き、上高地線は奈良井川のほとりから。電車の側面にも日が当たるようになる10時台を狙って右岸側に立ちました。いうまでもなくここは昔からの有名な撮影スポットですが、近頃人気なのは常念岳・横通岳をコンパクトにまとめたこの構図。リバイバルカラー列車がやってきました。
振り向いてもう一枚。一見何の変哲もない写真ですが、いまから半世紀ほど前、この一帯には貨物ヤードがありました。この写真でいえば線路の南側、道路と住宅があるところに、1本あたり延長100〜300mほど、5本も線路が引かれていたそうです。当時のことを覚えていらっしゃる方はいまどの位いるのでしょうか。
奈良井川を渡って島立地区へ。線路の南側からは、さきほどの常念岳・横通岳に加え大滝山が見えました。道端で電車を待つ間にウォーキングをする方を何人も見掛けました。さきほど撮った電車が今度は新島々へ向けて走ってゆきます。

2018/03/30 7:00

空と山が淡い色になり、いよいよ春が来たなと感じるそんな日。この日はまず渚駅周辺を歩きました。最初は渚駅のホームで上り列車を待ちます。以前あった木製の架線柱がなくなり、このような構図の写真も撮れるようになりました。常念、横通をバックになぎさTRAINがやって来ました。この列車にとってももう5度目の春です。
このところ気温の高い日が続き、「桜が咲きました」「満開です」なんてニュースもラジオからは聞こえて参ります。標高600m.を越える松本に至ってはここに来てようやく梅木に花がつき始めたところ。それでも今年は1週間ほど早い開花となっています。写真は信濃荒井に向かう線路端。この辺りは昭和30年代の安曇3ダム建設を前に盛り土をしたところ。線路は一段高いところを走っています。
奈良井川の右岸に出ました。河原に立つと轟々と音を立てて水が流れてゆきます。「五月雨を集めてはやし...」は、かの有名な最上川ですが、こちらは「雪どけを...」といったところでしょうか。先ほどの電車が松本から戻ってきました。

2018/03/28 6:49

リニューアル工事が進められていた新島々駅のトイレですが3月23日(金)より供用がはじまりました。上の写真は多目的トイレ。以前は通常の洋式便座のみでしたが、写真のようにオストメイト対応の便座が増設されました。また赤ちゃんのおむつ替え用のテーブルも設けられました。
こちらは通常のトイレの個室内の様子です。以前のトイレは平成14年の駅舎改築に合わせてつくられたもので、よくいえばシンプル。わるくいうと機能一辺倒で味気ないものでした。それが今回のリニューアルでは、壁は白木風のパネル、黒い腰板を巻き、床にはタイルを敷いてシックな雰囲気です。リュックサックなど荷物が置けるスペースもできました。これは上高地をはじめとする山の玄関口として相応しいデザインではないでしょうか。今年の上高地行きバスは4月17日よりスタート。多くのお客様に気持ちよくご利用いただけると良いですね。

2018/03/25 21:04

上高地線に通い始めて10年目の春もいつもの調子で沿線をほっつき歩きます。この日は定番中の定番、渚と信濃荒井の間にある奈良井川鉄橋に足を運びました。モハ10形リバイバルカラーの登場後、何度も訪れているここ。リバイバルカラー列車は光線次第で随分と色の印象が変わるのですが、この西陽を受けた車体の色が、最も筆者のイメージに近いものでした。ここまで半年。冬場は少なかった水量が戻ってきたことに春の到来を感じます。
ちょっと急ぎ足で一駅先の大庭駅へ向かいました。ここには昨年の12月に松本市が整備したパークアンドライド駐車場があります。体の不自由な方のためのスペースを含め50台が用意されたここですが、開設当初は1日の利用者がたった5台という報道もありました。それが今日見たらどうでしょう、ざっと見20台が注車をしています。繰り返しにはなりますが、松本駅まではここから7分片道170円。駐車料金は1日何分停めても200円です。是非ご利用ください。(下の「地図をみる」から場所が確認できます。)

新村にも立ち寄りました。旧駅舎跡地から車両所内をウオッチング。業務用の倉庫の周りに足場が組まれ、塗装作業の真っ最中でした。その横にいるのは弊通信では久々の登場となるアオガエルこと5000形電車。グリーン一色になった当初に比べると、訪れる人も少なくなり、また塗料の関係もあるのでしょうかここ一年で急に白っぽくなってきてしまいました...。

次の「しましま本店」の開催についてもお問い合わせをいただきますし、機会と「やってもいいよ!」という人が集まれば、今一度綺麗にしたいのですが...これは無理な相談でしょうか...。

2018/03/24 20:49

「第11回上高地線ふるさと鉄道まつり」は本日無事終了いたしました。ご来場いただきましたみなさま、読者のみなさま、企画運営に当たった関係各所のみなさま、今回はあいにく欠席となった筆者ですが、この場を借りて御礼申し上げます。
2日前には降雪もありましたが、当日は雲こそ多けれ春らしい光の差す、風も余りない過ごしやすい天候だったのではないでしょうか。写真はお昼すぎの会場内の様子です。今回のグッズ販売会場はモハ10形リバイバルカラー列車でした。中では路娘MOTIONぷろじぇくとのニコ生配信も行われたそうですよ!〔Wi-Fi飛んでますので!)

今回は、人気のパトカーや高所作業車に加え、リフト付きバス、軌陸車など、乗り物が充実。イベントは常にマンネリ化との戦いですが、2桁の大台に乗ってもなお「今度は何があるんだろう?」と思わせてくれる。それはこのおまつりの強みであります。
このイベントの主催はアルピコ交通ですが、共催団体として上高地線応援隊というものがあります。月2回ほどこの新村車両所にある5000形電車を拠点に活動しています。今年もミニSL、もちつき、と毎度お馴染みのメニューでお客様をもてなしました。
一方で、これは弊ブログ筆者自身のことでもありますが、イベントを共催・お手伝いする立場からの事前告知や交通のご案内、当日の会場内に於ける情報発信については、まだまだ改善の余地があると思われます。
このおまつりは、地域の鉄道である上高地線に触れていただく数少ない機会です。どうしたらより活用できるのか。筆者なぞ、言ってしまえばただの押し掛けマニアですが、今後もこのおまつりが続く限りは、それを常に念頭に置いてお手伝いしてゆきたいものです。〔次回は必ず参加しましょうね...)


※本記事掲載の写真は、友人のD.Kさん、ヒトダネさんよりお借りしました。多謝!

2018/03/24 0:12

上高地線春の恒例イベント「上高地線ふるさと鉄道まつり」が開催されます。新村駅に隣接する新村車両所を会場に、鉄道車両・バスの展示や、高所作業車体験、Nゲージ運転会、ミニSL、鉄道グッズの販売など、今年も様々な催し物が予定されています。春の休日、親子で地域の鉄道を楽しむ1日を過ごされてはいかがでしょうか。(以下、アルピコ交通公式サイトからの引用です。)

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『第11回 上高地線ふるさと鉄道まつり』

◆日 時   2018年3月24日(土) 10時~15時(雨天決行・荒天中止)
◆会 場   上高地線 新村駅構内
◆内 容
○電車、電気機関車、バスの展示
○グッズ、飲食物の販売
○パトカーの展示(11時頃~14時頃)
○ミニSL走行、鉄道模型展示
○太鼓の演奏 等
※内容は予告なく変更する場合がございます。ご了承ください。

(引用元)http://www.alpico.co.jp/traffic/news/003287.html


=補足情報=======================================

☆上高地線電車の時刻表はこちらをご覧ください
上高地線電車時刻表 2018年3月17日改正(PDF)

☆「上高地線電車一日フリー乗車券」のご案内
上高地線電車(松本~新島々)が1日何度でも乗り降りできるお得なきっぷです。
発 売 額 大人:1000円/子供:300円
販売箇所 新島々・波田・新村・松本バスターミナル・上高地線電車車内

☆パークアンドライド駐車場のご案内

上高地線沿線にはパークアンドライド駐車場がございます。いずれも無料〜200円で駐車可能です。ご自宅から駅やバス停まで遠い...という方は是非ご活用ください。
大 庭駅(1回200円・50台)新村まで電車で10分190円
森 口駅(一部有料・26台)   新村まで電車で5分170円
新島々駅(無料・10台)   新村まで電車で15分450円     地図はこちら
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▽以下、追加情報など▽

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2018/03/23 11:25

3月24日(土)に上高地線新村駅にて開催される「第11回上高地線ふるさと鉄道まつり」その告知ヘッドマークが同線の電車に掲出されています。開催2日前の22日はリバイバルカラーと3007-3008電車の2編成にそれぞれ取り付けられていました。

イベントの詳細はアルピコ交通公式サイトをご覧ください。情報が更新されています。一度みた読者の方ももう一度チェック!
第11回上高地線ふるさと鉄道まつりを開催します

このヘッドマークの掲出は第5回から実施されているものです。もうすっかりお馴染みになった渕東なぎささんの"初仕事"がまさにこれでした。イラストは当初絵の好きな社員さんが描いたものでしたが、現在は二代目となるイラストレーターさんが手掛けています。
ところで、先日21日から22日の未明にかけて、松本地域でも積雪がありました。写真は22日の新村車両所の様子です。仮に全ての雪が溶けたとしても、当日の会場は足元が相当悪い状態(過去一番)となることが予想されます。ご来場のみなさまにおかれましては、長靴等、お履き物にご留意いただきますよう、お願いいたします。
追記:会場に積もった雪は見事に溶けました。(3/23夕方撮影)スニーカー等、歩きやすいお履き物でお越しください。(一部ぬかるみも残っておりますのでご用心) 天気も降水確率10%との予報です。それではみなさま、上高地線電車で過ごすよき春の休日を!

2018/03/21 22:06


3月17日のダイヤ改正後、上高地線電車で使用されている自動放送が変更されました。上のビデオは、上り列車の新村駅発車後に収録したものです。これまで通りの日本語の次駅案内に加え、今回は英語による次駅案内も加わりました。英語の案内では、駅ナンバリングもアナウンスしています。

また北新・松本大学前では、ダイヤ改正に合わせホーム側の全扉を開閉するようになりました。同駅は曲線上にホームがあるため、乗り降りの際の注意喚起なども放送には追加されています。
こちらは松本到着前の放送です。松本の到着時は以前から日英中韓の4ヶ国語による放送が行われています。日本語、英語放送については変更されていましたが、中国語・韓国語については以前のものがそのまま使用されているようです。また、松本出発時に車外スピーカーから流れる音声についても従来は「上高地線新島々ゆきが...」から「アルピコ交通上高地線新島々ゆきが...」と変更されているのを確認しました。

ところで、日本語の放送を担当されている方...なんというか、とてもアニメっぽいのですが...以前の方とは異なるようです...いったい誰なのでしょうか?

追記(3月24日)
みんな気になる新アナウンスの中の人の正体は...! 路娘MOTIONキャラクター新村さやか(CV:高瀬絵菜)さんでした!そうそう、早朝の臨時快速〔101列車)の運行が今シーズンもはじまります。こちらのアナウンスがどのようになったのかも気になりますね!

2018/03/18 19:51

第866回でお伝えした上高地線の新しい自動券売機ですが、波田駅と同時に新島々駅でも導入されています。機械自体は波田駅と同じものですが、運用に少々異なる点があったので別記事にて紹介いたします。写真は改札付近の様子。券売機の設置場所は、半分屋外のような場所であることから、今回新たに扉が設けられていることがわかります。

こちらはきっぷ購入時の画面です。波田駅のものは日本語表示のみの対応でしたが、こちらは、英語、簡体中文、繋体中文、ハングル、そしてアラビア語の6言語表示に対応しています。外国からのお客様の利用が多いことからこのような機能が追加された模様です。ここはあえてアラビア語表示にして、上高地線電車1日フリー乗車券を発券してみました。隠しキャラのように渕東なぎささんが出現します。

実際に発券したきっぷです。サイズはC型。各種注意事項のほか上高地線の路線図を印字し情報量多めです。日付表示は西暦表示となっていました。


なお、以前の券売機では新島々から先のバス乗車券も販売していましたが、今回の新しい自動券売機では対応していません。電車・バスを乗り継いで上高地などへ行く際に、松本駅や当駅の精算窓口で割引乗車券ほか各種きっぷを購入する人が多く、こちらの券売機を使用してバスのきっぷを買う人は少なかったのでしょうか。

(4月7日追記)バスの乗車券も自動券売機にて発券ができるようになりました。

2018/03/16 12:10

3月17日に上高地線電車のダイヤ改正が実施されます。これに合わせてダイヤ改正に対応したポケット時刻表の配布がはじまりました。筆者も新村駅で一部いただきました。前回(画像下:2017年3月4日改正)のものと比べると、印刷が二色からカラー三色刷りに。また、長らく続いていた4ツ折りから、今回はじめて5ツ折りが採用されました。


増えた分の紙面には各駅の乗降口と有人・無人駅の、反対側の面には「あんしん電車」と「観光案内電車」の案内が掲載されています。時刻表は貰ってすぐ捨てられてしまうちらしと違い、取りあえず取っておいてもらえる紙媒体。このようにPRの手段として活用するのは有効ですね。


2018年3月17日改正の時刻表はこちらをご覧ください(PDFファイル)

2018/03/11 16:30

以前もお伝えした松本駅7番線ホームの内方線付点字ブロックと転落防止柵の設置工事が終わりました。写真は上高地線の0キロポスト側に設けられた柵で、新島々方と合わせ電車2両分を除いた箇所にこれが立つ形となりました。以前よりも松本駅で上高地線電車を撮影されている方をよく見かけるようになりましたが、今後はちょっと構図に工夫が必要になりそうです。

7番線のお隣、6番線大糸線ホームには味が良いと評判の駅そば店があります。その店内にはいま、70年代の観光キャンペーン「DISCOVER JAPAN」のに関連するポスター、スタンプ、ゲームなどの懐かしい品々がディスプレイされています。上高地線訪問の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

2018/03/07 16:29

3月1日より上高地線の波田駅・新島々駅で新しい自動券売機の使用がはじまりました。写真は波田駅に設置されたもの。従来のボタン式から今風のタッチパネル式となり、波田から線内各駅ゆきの乗車券と、上高地線電車一日フリー乗車券、入場券を買うことができます。(紙幣は千円札までの対応)機械にはNEC MP-T series。このシリーズは既に松本バスターミナルで導入されており、実績があることから今回も採用された模様です。
実際にきっぷを買ってみました。今回は入場券(上)です。地紋はALPICO GROUP。サイズはいわゆるA型です。日付は西暦表示となりました。なお硬券入場券(下)は引き続き窓口にて販売しているのでご安心ください。またJR線への連絡乗車券については、窓口にて手書きの券を発行し対応するそうです。(※東京都区内ゆきのみ、常備券があります。)

2018/03/03 6:57

前回の地点から歩いて北新・松本大学前に向かいました。駅の手前、松本寄りにはこれまた急なカーブがありますが、南側にあった踏切の機器類が撤去されたため、ご覧のようなアウトカーブ構図も狙うことができるようになりました。背後の葉を落とした雑木林も良いですね。
電車を待つ間、ふと上方を見上げると架線柱の上にトンビが止まっていました。幼鳥以上、成鳥未満といいますかその位の大きさで、例の特徴的な鳴き声も、ピーピーだったりピーヒョロだったり余り上手ではありません。これが秋になると空高くに響くピーヒョロロになるのでしょう。松本の市街地から10分ほどのところですが、里の風情が残る新村地区です。
ここでひとつ、過去の写真をお目にかけましょう。写っている3005+3006編成は、その後ラッピングされて「なぎさTRAIN」に。掲げているヘッドマークは松本市制施行100周年を記念したもので、アルプちゃんの登場はこの時が初だったと記憶しています。また写真には写っていませんが、この時はまだ電鐘式警報機が現役でした。日付は2008年3月3日。この日から筆者の上高地線通いが始まります。