2018/08/03 13:35

来たる8月4日は「第44回夏まつり 松本ぼんぼん」です。上高地線では例年臨時列車を運行していますが、今年も夕方から夜にかけて上り下り3本が運行されます。(詳しくは時刻表をご覧ください:PDF)写真は下新駅の掲示。今年の変更点として「お帰りのきっぷは降車後回収箱にお入れください」とあります。混雑の状況によっては無人駅であっても全ての扉を開け、お客様が電車から降りられるようにするのでしょうか。(ある意味信用乗車に近いですね。)


2018/08/02 20:53

この日も山と電車のある風景を求めて上高地線沿線へ。下新駅で下車。駅から西へ少しいったところから、谷の向こうにうっすら見える乗鞍岳を望みます。やってきたのは3007+3008編成の松本ゆき。
最初のポイントから更に西へ移動してカーブの内側へ。それぞれ濃淡の異なる青色をした空と山とが線路の向こう側に広がります。いよいよ色の濃くなった草地の緑の中を松本ゆきのなぎさTRAINが走り抜けてゆきます。
下新へ行く前に渚駅に立ち寄りました。ホーム上から例の如く常念岳、横通岳、大天井岳の峰々を望みます。いよいよ八月。沿線から眺めるのも勿論良いのですが、電車の終点新島々から足を伸ばしてこれらの山々を訪ねてみるのも如何でしょうか。

2018/07/28 11:19

最高気温が35℃を超える日が続く今年の松本。月の終わりの金曜日”プレミアムフライデー”に当たる7月27日(金) に上高地線で「サッポロビール黒ラベル 上高地線納涼電車!」が運行されました。参加は事前申し込み制。松本と新島々駅の間をお酒と料理を楽しみながら1往復します。写真はお客様の待つ松本駅へ向かう同列車を渚駅で捉えたものです。
今回は新島々駅での折り返し時間が長めに取られ、ミニコンサートなどのアトラクションもありました。松本駅に戻ってきた列車からはヴァイオリンの音色が。電車から降りられるお客様は皆様よろしく”出来上がって”おりました。この納涼電車、8月17日(金) にも催行予定です。お席は残り僅かになっているとのこと。お申し込みはお早めにどうぞ。


2018/07/27 7:19

気象庁が「危険」と表現するほど気温の高い日が続いている日本列島。この日も「少しでも涼しいところへ」と山を目指すお客様で新島々駅は混雑していました。例年ですと電車を降りた時点でもう「涼しい」と仰る方もいるのですが、この日聞こえてきたのは「暑い」という言葉ばかり。本当に異常な事態です。
精算窓口前には例によってきっぷを買う人の行列ができました。松本〜上高地は往復4450円。松本駅よりご利用の際は、事前に駅の自動券売機できっぷお買い求めいただけると乗り換えがスムーズです。なお「信州・飛騨ワイドフリーパスポート」「上高地・乗鞍2dayフリーパスポート」などのフリーきっぷは駅前のアルピコプラザ1Fで販売しています。
これだけ多くのお客様が居ります故、上高地ゆきのバスは1台では到底足らず、2台目、3台目が次々と乗り場に入線してきました。数千人が利用し戦場のようであった往時に及ばぬとはいえ、現在も1日1200人余りが新島々−上高地のバスを利用されるそうです。
そんな”山の玄関口” 新島々駅を会場に、このような企画を準備中。タイトルは「別冊しましま本店-本と電車と山の休日-」です。過去2回、新村駅の5000形電車を会場に開催してきたブックイベント「しましま本店」の”別冊”として今回はじめて新島々駅で開催します。期日は9月23日(日)。改札前で小さな古本市を開きます。テーマは「山の休日を彩る、とっておきの一冊を」。

詳しい情報は
しましま本店WEBサイト
しましま本店Twitter
しましま本店Facebookにて随時お知らせして参ります。

2018/07/24 23:26

この日は夕方出かける前に西松本駅周辺から松本駅西口にかけてを短い時間歩きました。まずは田川にかかる鉄橋を渡る新島々ゆきを。電車の屋根の向こうには北の山々の稜線が浮かびます。川幅よりもずっと広い河原は背の高い草で覆われています。
上高地線沿線にあって、この西松本駅周辺は変化の多い地域です。例えば駅の西側にあった中条保育園は施設の老朽化のため今年の春に移転。同園はJR東日本松本車両センターと上高地線が隣接。まだ園が現役だった頃「電車の好きな子は飽きないだろうなー」となどと思いながら前を通り過ぎたものです。
上高地線の北側では道路の東側にあった古い家屋が次々と取り壊されご覧のような広い空間が出来上がっています。近くに松本共立病院もある関係で道幅を大きく広げるのでしょう。先ほど紹介した旧中条保育園の敷地も道路になるのでしょうか。その際気になるのは間にある上高地線の踏切のことですが、さてどうなりますことやら。
松本駅西口ー中条地区のもう一つの大きな変化といえば中心市街地に至る新しい陸橋の整備。従来2車線だったものを4車線化するため、橋を2本造るようです。折角2本も架けるのなら、片方に線路を敷いて中心市街地に直通させる...なんて妄想したくもなりますが、残念ながら鉄道車両が通行できるような設計にはなっていないようです。

2018/07/21 22:31

上高地線と山の関わりについて着目している今年の弊通信。電車車内で開催中の企画「ギャラリートレイン」で新しい作品の展示がはじまっていました。タイトルは『上高地線沿線山景色』作品は東京都在住のイラストレーター吉永直子さんの手によるものです。(吉永さんは上高地線のガイドマップを手掛けていらっしゃいます。)
今回の作品では沿線の様々な場所からみた山々が川柳と共に紹介されています。例えばこちらは沙田神社から山を眺めての一句。地元の人であれば「あれは常念」「あれは乗鞍」と分かるのですが、他所から来た人はそういう訳にはゆかない。その心情を表したものでしょうか。こうした地域の外からの視点が感じられる作品は、沿線を再発見する際の大きな助けになります。
この『上高地線沿線山風景』は3000形電車3007+3008編成でみることができます。松本駅7番線に停車中の電車にはちょうど山行き風の女性2人が乗り込んでいくところでした。登もよし、眺めるもよし、描くもよし、詠むもよし。上高地線を起点とした山の楽しみ方がここにあります。

2018/07/12 11:25

この日は自転車に乗って大庭から下新にかけての沿線をうろうろ。空一面にうっすらと広がる雲と、ぼんやりとみえる東山。それらを背にやってきた新島々ゆき電車はリバイバルカラー列車でした。手前の田んぼの稲も大分緑色が濃くなりました。
お次は大庭と下新の間に広がる田園風景のなかへ。線路の南側を走るとねぎ畑が広がっていました。農道にはスズキのキャリイが一台。のどかな風景のなかを松本ゆき電車がやってきました。車内は混雑がはじまっています。
ねぎの次は麦です。この沿線の多くの場所では6月の中旬までに刈り入れが済んでしまいましたが、下新の大カーブの内側にはこのようにまだ残っている箇所もありました。厚い雲の切れ間から時々日が射す梅雨時の夕暮れです。
最後はまだ東山とリバイバルカラー列車のカットを。時刻は午後6時過ぎ。家路に着く人々を乗せて列車は西へ向かって走ります。(訪問日:2018年6月28日)

2018/07/08 17:52

この日は徳本峠(とくごうとうげ)に登りました。現在は梓川道(国道158号線~県道上高地公園線)を経由しての上高地入りが一般的となりましたが、それが開通する昭和初期まではこの峠道が上高地へのメインルートでした。芥川龍之介や高村光太郎・智恵子夫妻、もちろんW・ウェストン氏もこの峠を越えて上高地に入ったとされています。
こちらは筑摩電氣鐵道が大正12年に発行したパンフレットの一部です。江戸時代の上高地は主に木材を伐るための場所でしたが、この徳本峠を越える道も元は杣たちが通る道でした。これを大正5年(1916年)に整備したものが現在の登山道です。
本来ですと島々から島々谷を遡るべきですが、こちらは20km以上の距離があり、7時間の道のり。また登山道自体も中~上級者となっています。今回は上高地側より峠を目指すことにしました。明神地区のはずれにある白沢出合から明神岳を背に歩きはじめます。
さきほど中~上級者向けと書きましたが、よくよく考えるとこれまでの筆者の登山経験といえば高尾山か御嶽山ぐらいなものです。装備はそれなりに用意しましたが、果たして、歩きはじめて15分ほどで人一人が通れるほどの隘路がはじまりました。その後は岩の露出した斜面も。休み休み登ります。
一気に上がる形ですので、急に視界が開けてきました。先程は2つの峰を仰ぎみるばかりであった明神岳も、ご覧のように5つの峰を持つ山であることがここで分かります。
白沢出合から1時間15分ほどで徳本峠に到着しました。標高は2135m。ここには徳本小屋があり、食事と宿泊ができます。手前の建物は大正13年(1923年)に営業をはじめた当時の建物であり国の登録有形文化財となっています。
ここで峠からの眺めを…残念ながら雲が出てきてしまいましたが、明神岳と穂高岳とを一度に見渡すことができます。昭和8年(1933年)に大正池までのバスが開通し交通事情が大きく変わった今日もここに山小屋があり訪れる人が絶えないのは、この不変の眺めがあってのこと。体力に自信のある方は是非挑戦を。(訪問日:平成30年6月29日)

2018/07/06 23:00

さる7月5日、鉄道博物館(埼玉県さいたま市)がリニューアルオープンしました。たまたま近くに行く用事があったので筆者も出かけてみることに。今回のリニューアルの大きな目玉である400系とE5系新幹線(モックアップ)を見学ののち、やってきたのは「車両ステーション ROLLING STOCK STATION」明治に始まる各時代の鉄道車両が並ぶなかに「ハニフ1号」がいました。上高地線の前身、島々線で昭和20年まで活躍した車両です。
何故、島々線で走っていた車両がここにあるのでしょうか。実は、ハニフ1号は国電の始祖といわれる貴重な車両なのです。明治37年(1907年)に製造された甲武鉄道ハ9号がその最初の名であり、国有化後はデ963形デ968号として現在の中央線で走っていました。
展示ではプロジェクションマッピングの技術を用いて、ハニフ1号が甲武鉄道デ968として活躍していた頃の様子が再現されています。デ963形は、ボギー車の台頭によって第一線を退き、更にその一部客車に改造されて地方の地鉄に払い下げられました。その生き残りがこのハニフ1号だったのです。こうした経歴を知ってのことでしょうか、当時の社長であった滝沢知足氏が保存を指示し、こうして生き永らえたとの逸話も残っています。
上高地線に関わる展示品としてはもう一点。こちらは新館のHISTORY STATIONでみつけたきっぷです。「北アルプス回遊券」の表記があり、現在の大糸線の有明、そして島々の駅名がみられます。想像するに、有明から燕岳〜大天井岳・槍ヶ岳〜上高地と北アルプスを縦走し、最後は島々に下りてくる(またはその逆ルートを取る)乗客に向けて企画されたものではないでしょうか。

2018/07/01 19:57

梅雨の合間の晴れた午後に信濃荒井周辺の沿線を巡りました。まずは最近の定番奈良井川鉄橋から。夏らしい陽射しの中を新島々ゆき電車がやってきました。背後に見える台形の山が美ヶ原です。
河原からみたカット。濁流の奈良井川をそろりそろりと電車が渡ってゆきます。

お次は信濃荒井駅と大庭駅の間の沿線から。この駅の間は800m余りの短い直線があります。上高地線では唯一である第3種踏切(警報機はあるが遮断機のない踏切のこと)にリバイバルカラーがやってきました。背後に見えるのはNHKの電波塔。
この短い沿線にも田んぼがあります。すくすく育つ稲が西日に輝く午後3時。松本平にも夏が来ました。

2018/06/28 8:19

この日は山から下りてすぐ新島々駅付近の沿線に出かけてみました。まずは駅から800mほどのところにある築堤を走る下り電車を撮影。実はこの時間のこの場所での撮影には何度もトライしているのですが、○回目にしてやっとへこちらで紹介できる写真を撮ることができました。
良い写真が撮れたので意気揚々と新島々駅方面へ向かいます。国道158号線沿道にはお土産品店が店を開き、長野県側最後のセブンイレブンである波田赤松店の駐車場はクルマで混み合っています。
更に駅方面へ進んでゆき、新島々駅/バスターミナルの大きな屋根が見えてきたところにあるのが「ゲストハウスしましま」さんです。今夜はこちらに宿泊することにしました。昨年の5月にオープンしたばかりのお宿です。オーナーさん(若い!)にお話を伺うと、以前も旅館として使われていた建物を改修しているそうです。
お部屋には旧旅館時代の名前がそのまま使われています。案内されたその名も「西穂」のお部屋に入ると...筆者にとっては夢のような光景が広がっていました。この、ゲストハウスしましまさんについては別記事にて詳しくご紹介いたします。

2018/06/21 20:49

今回は普段みることのできない上高地の風景から。明神地区よりみた六百山です。手前に見えるのは明神三の池の跡とされるもの。現在の明神池は一の池、二の池の2つですが、江戸時代に書かれた「善光寺道名所図会」には明神岳直下に三靈湖が存在したと紹介されています。
この記事の冒頭で「普段みることのできない」と記述したのには訳があります。ここは梓川の右岸にある治山林道。この道は明神や徳沢、横尾方面への物資運搬のために開かれている道で、通常は歩行者の立ち入りが制限されています。
梓川右岸には治山林道と別に右岸道がありますが、その一部区間(上図参照)が現在工事のために通行止めとなっています。その迂回路として普段は歩くことができない治山林道が開放され、はじめの写真のような光景が自由にみられる...という具合なのです。工事は7月18日までの予定と看板に表示されていました。
もう一度、明神三の池跡の様子をどうぞ。現在の池は梓川に流れ込む支流となっていますが、二の池に見られるような浮島や立ち枯れの木から往時の姿が偲ばれます。自然の生み出す景勝地として日々変わりゆく上高地。一度来たことのある人も、はじめて行くという人も、是非その時の光景を目に焼き付けておきたいものです。

2018/06/14 20:46

6月6日に梅雨入りが発表された関東甲信越地域。上高地線の走る松本もこの日は夕方から雨でした。夕立のなか、田植えの終わった田んぼの横を新島々ゆきの電車が走ります。車内には家路を急ぐ人々が。
雨が降り出した頃の奈良井川鉄橋。川原に無造作に生えたニセアカシアの枝を風が揺すります。空は厚い雲が広がっていましたが、遥か彼方、北アルプスの峰々が残光の中にうっすらと浮かび上がっていました。
ここでちょっとした資料のコーナー。まだJRが国鉄と呼ばれていた頃の松本駅のスタンプです。松本城と共に描かれるのは美ヶ原、そして北アルプス。DISCOVERJAPANの文字があるところから、これは1970年代のものと推測できます。この頃は松本=岳都のイメージが強かったのでしょう。

翻って現在は、三ガク都として楽都、学都、岳都のイメージを打ち出している松本。前二者は市街地に施設があり、イベントもあるのですが、そのせいか元々の岳都の印象が後退してしまっているような少気もいたします。

2018/06/11 11:30

この日は森口駅からスタート。上高地線では唯一相対式ホームのあるこの駅で、まずは1日2回しかない上下線の列車の交換を撮影しました。この日はリバイバルカラー列車と松本山雅FCのヘッドマークをつけた3001-3002編成が走っていました。

正午に近い時間だったので、駅から北に800mほど行ったところにある「NAMASTE」さんを訪ねました。今年の春できたばかりの南インド料理のお店です。芋のスープやひよこ豆のコロッケなど10種類以上の副菜と共に食べるカリーをいただきます。味はもちろん、見た目もカラフルで食欲をそそります。

店内には畦地梅太郎の作品や山の本がありました。ご主人にお話を伺うと、上高地の山小屋に勤務された経験があり、山がお好きなのだそうです。岳都松本や、山ゆき電車として親しまれてきた上高地線ですが、その沿線には山の好きな方によるお店や場所が今までなかった(過去にはあったがいつの間にかなくなってしまった)ように感じていました。そんな中で、このようなお店ができたことを内心嬉しく思う筆者でした。

2018/06/09 7:38

今回は上高地線イメージキャラクター「渕東なぎさ」さんの話題を幾つかご紹介します。まずは、ラッピング電車の「なぎさTRAIN」ここ暫くの間全国"鉄道むすめ"巡りのヘッドマークを掲出していた同車ですが、企画の終了を受けて専用のヘッドマーク姿に戻りました。なぎさTRAIN専用のヘッドマークは他のものとは異なり、上部が山のシルエットとなった非常に凝ったものです。

続いてグッズの話題。前述の通り、全国"鉄道むすめ"巡りは5月末を持って終了しましたが、オリジナルのスタンプは引き続き新島々駅で押すことができます。

また、このスタンプの絵柄と同じマグネットのプレゼント企画も開催中。新村・波田・新島々駅の窓口で、1500円以上のグッズ購入の方にのみのプレゼントです。勿論、なくなり次第終了。筆者はクリアファイルと共に頂戴しました。

驚いたのは「品切れ」「売り切れ」のグッズが幾つもあったこと。全国的に展開する企画の力の大きさたるや!想像以上です。

更にもう一点:山から下りて来たら新島々駅に写真のパネルが設置されていました。山ガール姿の渕東なぎささんです。パネルにはキャラクターボイスを担当する新田恵海さんのサインが書かれていました。改札内にあるので、松本から山へお出かけの際はご注目ください。