2016/11/22 11:18

沿線はりんごの季節。波田地区を走る上高地線の車窓はこの時期真っ赤な果実によって彩られます。このりんごと電車を写真に収めたく,この日は沿線に繰り出しました。まずは下島-森口間で撮影した一枚。宅地化著しいこの区間ですが,線路沿いの所々にこうしたりんごの姿をみることができます。
午後3時,早くも西陽の照り始めた波田‐下島間での一枚。すいかのイメージが強い波田地区ですが,りんご,もも,植木などの生産も盛んで,かつては上高地線を使ってこれらの特産物が全国に届けられていたそうです。

2016/11/19 22:21

既にお気づきの方もいらっしゃると思われますが…。新村駅のプラットフォームにあった松は,昨年9月頃から松くい虫により茶色く変色.安全上の観点から10月の下旬に伐採されました。この松くい虫の被害,上高地線沿線のみならず全県で広がっている模様。ところによっては山一面が茶褐色に変色しているような異様な光景が広がっています。
構内の変化をもう一点.先月,新村車両所内にコンクリート柱が建植されているのを確認しましたが,早いもので洗浄線の分に関しては金具が取り付けられ既に使用が始まっていました。写真ではかなりごっちゃりとしていますが,これまでの木製の架線柱が撤去されるとホームからの眺めも大分すっきりすることでしょう。

2016/11/18 23:15

秋の西日が射す旧島々駅舎です.老朽化と耐震基準を満たしていないことを理由に昨年より使用停止となっているこの建物ですが,こうして山を背に立つ姿からは,新しもの好き(はいから)で,山がすぐそばにあるという松本の地域性が感じられます。地域の個性は文章や紙媒体にして触れることが多いのですが,建物というのもまたこれを伝えて呉れるものなのです。
11月14日の閉山祭を以て上高地の観光シーズンはおしまいです。最後の週末に当たるこの日は、午後になると山からのお客様が次々と。皆さん早くも冬の装いです。これから4月まで,山の終着駅の静かな5ヵ月間がはじまります。
…と,悠長なことを書いていますが,実際はこの時期こそ一人でも多くのお客様に利用していたけたらな…という思いもあります。12月に入りますと,写真のようなイベント列車(詳しくはこちら)の運行やイルミネーションもございます。しましま線の日も時間を変更して実施して参りますので,是非冬の上高地線へもお越しください。

2016/11/15 2:39

このところ上高地線に乗っても,松本⇔新村間を往復するばかりの日々が続きましたので,天気の良いこの日は沿線に出てあちらこちらへ歩いてみました。まずは下新駅で下車。線路沿いの道を歩いていくと,柿の木が一本,青空に向かって枝を伸ばしていました。写真を撮ろうと待っているとご主人がいらして色々お話を伺うことができました。
ホームから東山を望みます。今シーズンは遅れていた紅葉もこの2週間で進み,光線と相まって山の表情も秋らしくなってきました。写真右手,屋敷林を背に立つ蔵の建物は亀田屋酒造店です。

2016/11/11 22:06

しましま本店は電車が舞台。電車が好きなお子さんに向けての企画は何にしようかな…とあれこれ思案いたしましたが,最終的にはやっぱりこれ,定番中の定番Nゲージです。開催中はご覧のように沢山の子どもたちの注目を集めていたのですが「ずっと見ていられる」「床の間に飾っておきたい」という大人の声も。
鉄道模型のような定番もとり入れつつ,今回は新しい試みとして喫茶営業も電車のなかで行われました。注文を受ける度にお湯を沸かし,豆を挽いて淹れる本格派。ほのかな香りが車内に広がりました。過去のイベントでも飲食物を無料で振る舞うことはあったのですが,今回は保健所窓口での説明・審査・申請と手続きを取っての喫茶営業。今回の企画のような場面で営業する場合の条件(祭礼・祭事に当たるかどうか)など,知っているようで知らないことばかりでした。
沢山の「これがやりたい」を詰め込んだ「しましま本店」でしたが,筆者個人の力として「もっとできたら…」と思ったのが,ビジュアルデザインのこと。恥ずかしながら,今回の企画のロゴマーク,中吊り広告(駅貼りポスター),きっぷ型のフライヤーはこの筆者の作。これらのツールを通じて今回の企画を知ったというお客様の声を聞き嬉しいと思う反面,プロに比べるとまだまだ未熟で素人の域を出ないとも思うのです。これは今後の課題。
あれやこれやと書いていけばきりがありません。最後に,これは撮っていて嬉しかったそんな一枚を紹介します。先に帰宅されるお客様を見送る様子なのですが,これを他のお客様,出店者とその場に居合わせた人総出で行っているのです。便宜上,お客様~出店者と表現はしているものの,実際には限りなくフラットな関係,誰もが場を作る担い手となる,そんな状況が,2日間の「しましま本店」の中では幾度もみることができました。

2016/11/09 3:04

『しましま本店―本と電車と秋の休日―』当日の様子をお届けします。まずは一日目。出発(開店)前の様子から。朝8時に現地に到着すると,ご覧のような気持ちの良い青空が古い電車の上一面に広がっていました。写真は今回の出店者であるHさんとTさんがガーランドを取り付けている様子。(今回の企画を開くまでこの三角旗の連なりをこう呼ぶなんて知らなんだ…そんな筆者です。)
慌たしく準備を進め午前10時。取材対応にエイエイオーをする間もなく電車の入り口を開けました。表へ出てゆくと,これは全く予想外のことだったのですが,開場を待つお客様の姿が。本日はご乗車ありがとうございます。
ところで「しましま本店、一体何をする企画なの?」と当日までよく伝わっていない部分もあったと思います。まず、メインの企画である古い電車の小さな古本屋さん。松本市内外で、本に関する活動をする8人が集まり、それぞれの興味関心のある分野のものを中心に、小説、実用書、絵本、雑誌などを並べました。勿論気に入った本があれば買うこともできます。
これだけを見ると「なるほど、古本屋さんね」と早合点してしまいそうになりますが、売り場をよくよく見るとそれだけではないことに気付かされます。売り物とは別に置かれた「私を作った本」これは,本が好きになったきっかけや,店主さんがそれぞれの活動を始めるきっかけとなった本を紹介したものです。そう,この「しましま本店」とは,ただ単に本を売り買いするのではなく,この電車を本を通じた交流の場にしよう,そんな企画なのです。
「交流の場ということは,その場に居合わせた人と必ずコミュニケーションを取らねばならないのか…」勿論そうされる方もいらっしゃったのですが,実際には写真のように座席に腰掛けて本を楽しむ方の姿も多く見られました。本と電車のいい関係を見出そう(そして上高地線電車の車内で本を読む人が増えたらいいな)というのもまた今回の企画のテーマのひとつでした。

(2)に続きます。

2016/11/07 7:39

『しましま本店―本と電車と秋の休日―』は11月5日・6日の2日間の日程で延べ249名のお客様の来場を賜りました。一日目は快晴,二日目は肌寒い気候でしたが松本市内、県内外よりお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
また今回の企画に当たり出店をしていただいた8組の店主さん、フライヤーを設置させていただいたお店・スポットの皆様、紙面や番組の中で取り上げていただいたメディアの皆様、そして施設設備の使用や安全対策、各種告知にご協力をいただいたアルピコ交通の職員の皆様…もう、挙げればきりがありません。不安な気持ちもある中で出発した一番電車が無事到着できたのは今回の企画に関わった全ての方の力です。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。