2017/03/20 19:13

春霞のなかに北の山々がぽっかりと浮かぶ春分の日、アルピコ交通上高地線新村駅・新村車両所を会場に10回目となる上高地線ふるさと鉄道まつりが開催されました。新村旧駅舎の最後の公開もあったことから朝より多くのお客様にお越しいただきました。その中でも大きな事故等なくイベントを終了できたことに何よりホッとしております。ご来場いただいた皆様、アルピコ交通をはじめとする関係各所の皆様、弊通信読者の皆様、本日はありがとうございました。
筆者は今回、展示の関係で新村旧駅舎に居ました。一日現場に居て意外だったのは『残念』『寂しい』『勿体ない』という声よりも『すごい』『カッコイイ』という反応をされる方が多かったことです。これは裏返せばその存在が知られていなかったことを示すものであり、情報発信に携わる者として反省せねばなりません。一方で、こうした人々のストレートな反応こそが、歴史的、建築的価値を超えたこの建物が持つ本当の価値だったのではないでしょうか。
もう一点、筆者として嬉しかったのは電車で来場されたお客様が多かったことです。写真はお昼過ぎの新村駅の様子。ホームの混雑を受けて電車はいつもに増してそろりそろりと駅に到着・出発する光景が見られました。一方で「近くを通りかかったのだけど、停める場所がなかった」という話も。こうしたリスクもありますのでこうした機会には是非、電車のご利用をお願いいたします。
ここで当日の新村車両所内の様子もお伝えします。まずはボランティアの皆さんの手で美しく蘇ったED30形電気機関車です。大正15年にアメリカで製造されたこの機関車、信濃鉄道(JR大糸線の前身)を振り出しに各地を転々としたのですが、この日は国鉄時代の「ED22 3」というナンバーをつけて展示されました。前照灯も大型のものに交換され、尾灯も併せて点灯する演出も施されました。過去の写真をお持ちの方は見比べてみてくださいね。
もう一点紹介したいのは電鐘式踏切。昨年も準備をしていたのですが、直前で北新踏切(上高地線で一番最後まで残った電鐘式踏切)の故障があり、そちらに借り出されていたため、今回一年越しのお披露目となりました。新村駅の電車の発着に合わせて鳴動させるという非常に心ニクい演出も。旧新村駅舎の公開も勿論ありましたが、それ以外の見どころも盛り沢山の第10回上高地線ふるさと鉄道まつりでした。

2017/03/20 7:33

平成29年3月20日本日は『第10回上高地線ふるさと鉄道まつり』です。
こちらの記事ではご来場に便利な電車の時間をお知らせいたします。
おまつりを100%楽しむためにも、是非この機会に上高地線を利用してみては如何でしょうか。

上高地線電車時刻表
電車は30~40分間隔で運行しています。
所要時間は各駅共に10~15分です。
ショートトリップをお楽しみください。

◎松本方面からお越しのお客様
松本→新村方面(下り新島々ゆき)
9:21 10:10 10:45 11:28 12:09 12:44 13:28 14:07

◎波田方面からお越しのお客様
森口→新村方面(上り松本ゆき)
9:30 10:18 11:03 11:36 12:17 13:02 13:36 14:15
※駅に無料駐車場がございます。

波田→新村方面(上り松本ゆき)
9:25 10:13 10:58 11:31 12:12 12:57 13:31 14:10

新島々→新村方面(上り松本ゆき)
9:20 10:08 10:53 11:26 12:07 12:52 13:26 14:05
※駅に無料駐車場がございます。

〇係員のいない駅から
西松本・渚・信濃荒井・大庭・下新・北新松本大学前・三溝・森口・下島・渕東 の各駅からご乗車の際は整理券をお取りになり、新村駅で運賃をお支払いください。

2017/03/20 0:44

3月20日は10回目の上高地線ふるさと鉄道まつり当日。山ガール姿の渕東なぎささんが登場するヘッドマークを掲出した電車を新村駅で見掛けました。ところで、こちらを目当てに訪れる方も多い「なぎさTRAIN」ですが、19日に発生した故障のため20日当日も新村車両所留置となる模様です。車内では、県内各社の鉄道グッズの販売や、北条まどか・渕東なぎさコラボコーナーもありますので是非お越しください。

そしてイベント前から大きな話題と関心を集めている新村駅旧駅舎。19日には公開に向けて室内の片付け・大掃除が行われました。最後の週末とあって見納めに来たであろうお客様の姿を多く見掛けました。2枚目の写真は・・・当日いらした方のみのお楽しみです。尚、当日の11時-11時半は神事が行われるため内部の見学ができなくなります。ご了承ください。
この旧駅舎の公開に合わせて、筆者手持ちの資料のほか、ささやかですが上高地線や沿線、そこに関わる人々を写した昔の写真を展示します。その時代を生きた方には懐かしい、知らない世代には新鮮な上高地線や地域の姿をご覧ください。写真をみながらむかし話に花を咲かせて(そしてそれを聞かせて)いただければ尚幸いです。
弊通信として注目いただきたい点はまだまだ沢山あります。それは例えば、より一層美しくなったED30形電気機関車然り、昨年惜しまれつつも姿を消したアレの復活然り・・・上高地線ふるさと鉄道まつりは第1回目からお手伝い(?)させていただいていますが、今夜は眠れなさそうですです。それでは、上高地線新村でお会いしましょう!

2017/03/14 23:29

第10回上高地線ふるさと鉄道まつりが開催されます。
日時:平成29年3月20日(月曜日・春分の日)10:00〜15:00
会場:アルピコ交通上高地線新村駅構内新村車両所
  (松本駅7番線から電車で15分・一日フリー乗車券もオススメです。
駅や車内に掲出されているお知らせによると・・・今年も電車・電気機関車・バスの展示、ミニSLやNゲージの運転会、高所作業車体験、プラレールコーナー、鉄道グッズの販売など、盛り沢山の内容で開催されます。イベント当日に販売される渕東なぎささんの新グッズにも注目です。
また当日は今年度中の解体が決まった新村旧駅舎の公開も行われます。先週日曜日に現地を訪れたところ、新聞報道もあったためかカメラを向ける方の姿をちらほら見かけました。

2017/03/11 9:36

3月4日(土)より導入された上高地線の駅ナンバリング。3000形電車車内のドア上にある表示にもしっかり導入されていました。以前の変更に続き、沿線の代表的な観光地である松本城と上高地の写真を使ったデザインを踏襲しつつ、駅名の下にAK-から始まる番号が付与されています。
各駅の時刻表にもナンバリングが表示されています。写真は松本駅。この7番線の表示に関しては、前々回のダイヤ改正時より茶色を用いたシックな配色となっていましたが、今回のダイヤ改正ではそれ以前の青を基調とした配色に戻りました。

2017/03/10 19:51

2012年の使用停止後、処遇が決まらずにいたアルピコ交通上高地線新村駅の旧駅舎(大正10年築)ですが3月中の解体が決まりました。新駅舎の整備は松本市の支援を受けての事業であることから、松本市・アルピコ交通ともに保存の主体となることは当初より難しいことと言われていました。地元新村地区では「残す会」の活動もありましたが、保存の主体となる団体の発足には至りませんでした。
問題が浮上した5年前と比較すると、古い建物を活用するリノベーションが松本でも起こっていること、またクラウドファウンディングなど新しい資金調達の方法も紹介される中で、保存活用の方法や資金面の問題がネックとなったのは残念なことです。筆者はよそ者として今回の件に立ち入ることはできなかったのですが(よそ者が入っていくべき問題ではないと思った)それらを知っていて実際に行動できる若い世代に向けて、もう少し情報発信していれば何かは変わったのかなと後悔しています。

3月20日の第10回上高地線ふるさと鉄道まつりに合わせて最後の公開があります。松本の郊外の片隅でひっそりと消えゆく小さな駅舎を静かに見送りましょう。

2017/03/05 16:50

以前お伝えした上高地線の駅ナンバリングですが、3月4日(土)のダイヤ改正に合わせ各駅・車内での表記が始まりました。写真は信濃荒井駅の駅名標を写したものです。当駅のナンバー表記と、両隣の駅のナンバーが追加されています。
このナンバー表記ですが駅名標への追加に留まると思いきや、写真のように駅入口の駅名看板にも追加されていました。このような運用は余り例が見られないのではないでしょうか。地味なところで前例のないことをする、これが上高地線の面白さです。