2018/02/06 18:02

波田地区の上高地線は並行して走る国道158号線とつかず離れずしながら西に向かいます。三溝から森口にかけてはご覧のように柵もガードレールもないような場所も。写真を撮ってから近くにある喫茶店でしばし休憩。お店の奥様に沿線で写真を撮ってることを伝えると『最近撮ってる人いますよね、人気なんですか?』と。さて、どうでしょう?
天気の良い日にはやはりここで撮りたい。新村と三溝の間にある東山を望むスポットへ。時刻は午後2時過ぎ。線路ぎわの雪は大分溶けてしまいましたが、雲の少ない冬の空にオレンジ色が映えること映えること。もう上高地線に通いはじめてかれこれ10年ですがこれは数少ない満足のゆく一枚となりました。
新村駅へ向けて歩きます。この一帯は専称寺ヶ原といって筑摩鐵道が開通した頃は狐か狸の出るような野っ原だったそうです。その中にアカマツが二本あるのですが、通りがかってみると無残な姿に...。松本平一帯で猛威を振るう松くい虫によるものと思われますが、感染したが最後、切り倒すしか手立てがないのが現状です。新村駅ホームと共に印象的な樹木であっただけに残念です。

2018/02/02 23:19

2月に入って間もないのですが、早くも3月のダイヤ改正の話題です。今回は電車の時刻の大きな変更はなく、松本発7:16の下り3列車の発車時刻が1分繰り上がるのみ。時刻以外では、北新・松本大学前のドア扱いについて、駅窓口の営業時間中は全扉を開閉することが案内されています。

さて上高地線の時刻改正と同日にJR線のダイヤ改正も行われますが、こちらはスーパーあずさ号の全列車が新型のE353系に置き換えとなることが既に発表されています。これに伴い、初代スーパーあずさであるE351系の引退も予定されています。この2月、3月にも新型車両の試乗、初代スーパーあずさのお名残乗車で松本を訪れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。その際は是非、7番線まで足を伸ばしていただき、上高地線の小さな旅をお楽しみいただければ幸いです。

2018/02/01 18:26

1月下旬に降った雪が残る上高地線沿線。空がよく晴れ上がった日に雪原を走る電車を撮りたくて出掛けてみました。まずは線路の南側に畠の広がる大庭-下新へ。小県郡との境にある三才山をバックに松本方面からモハ10形リバイバルカラーの3003-3004編成がやってきました。
通りがかりのオジさんが「今日はあいにくだねぇ」と言うのは北アルプスのこと。本来ならばこの区間は常念岳や大天井岳などが望めるのですがこの日は雲の中。加えて正午近くに出掛けたがために太陽は南中、前面に日が当たらない結果に。良い写真を撮りたい時は早起き必須です。
撮影後は大庭駅へ。昨年12月に供用がはじまった松本市のパークアンドライド駐車場ですが、この日停まっていたのは3台。まだ認知度が低いこと(松本にお住いの方でも、大庭駅の場所を問われて一発で答えられる人は少ないのでは?)が原因と思われます。また、定期利用者の利用を想定した料金形態になっていないことも、利用率低迷の背景にあると思われます。現在の駐車料金は入庫後〜24時間まで一律200円、松本までは電車で片道7分/170円です。

2018/01/30 22:35

新村駅構内踏切の電車接近表示器が更新されました。下り方面の電車が接近すると「電車接近」とLEDが点滅、警報音と共にお知らせします。メーカーは東邦電機工業。この型の機器の線内での導入は昨年の信濃荒井駅に続いて二例目となります。
こちらはホーム先端から松本方面を見た様子です。新村車両所内に残っていた木製架線柱もコンクリート柱に建て替えられました。駅の南側には役目を終えた架線柱の山が。以前それらに取り付けられている表示(ホーロー製!)を見たことがあるのですが概ね昭和30年代のものでした。
ホームから見える新村車両所内の様子も。年末年始のED30形電気機関車のイルミネーションは終わり飾りが取り外されていました。ボランティアの方の手で綺麗に修復された姿を知らない人が見れば現役であると錯覚してしまうかも知れません。現在、電車車内にて作業の様子を紹介していますので、訪問の際はご注目ください。

2018/01/27 12:26

国公立大学の二次試験や高校の入学試験が控えるこの時期。波田駅に受験生を応援するメッセージボードが設置されていました。これは今年はじめての試みとして、先々週のセンター試験に合わせて登場したものです。ボードには「You can do it」や「努力は必ず報われる」などの飾らない言葉で受験生への応援メッセージが綴られています。
受験シーズンに合わせた企画として「すべらない砂」の配布も行われました。上高地線電車で実際に使われているアルミナ粉が入っています。受験生を試験会場まで時刻通りに送り届けるのが鉄道事業者としての第一責務ですが、こうした形で地域のお客様とコミュニケーションを取っていく機会が、今後も増えると良いと思います。

2018/01/24 19:54

上高地線の電車車内や駅に「信州 私の街 フォトコンテスト」のおしらせが掲出されていました。今春のグランドオープンが予定されている「アルピコプラザ」(松本バスターミナルビル)が主催です。テーマは「信州、私の街」となっていますが、主に松本地区で撮影した写真が選考対象になる模様です。勿論、上高地線の電車や沿線で撮影した写真も対象になりますよね...?沿線で良い写真が撮れた!という方は是非応募しましょう!

2018/01/20 6:58

この日の松本は雨。波田駅の西側にある赤松林にもしとしとと冷たい雨が降り注ぎます。天気が良ければ普通の写真を撮るのですがここは流し撮りに挑戦。3007+3008編成が木々の間を抜けてゆっくりやって来ました。
上の写真の小道の先には小さな踏切があります。遮断機も警報機もない第4種踏切というもので、上高地線には現在も計4箇所あります。通行に注意が必要な踏切ですが近年写真の警標が新たに建てられました。昨年末には「止まれ」との標識も追加されています。
「ゆずりあいの道」を波田駅へと戻ります。駅舎の風除け室のガラスにあるカッティングシートによる装飾は修復されていました。(以前の様子)待合室の片隅には植物の鉢も置かれています。大規模な投資は難しいのですが、こうした小さなことから駅の環境向上を進めることで、まちの玄関口としての存在感を保つことができるのです。

2018/01/17 22:15

2017年8月に設置された新村旧駅舎のモニュメントの続報です。屋外にあるこのモニュメント、設置から僅か4ヶ月後の12月に社章の一部が欠損してしまい、旧駅舎を知る一人として非常に残念な思いをしていました。(参考記事はこちら)それが年が明けてみるとどうでしょう。半分元通りに。
半分元通り、としたのはモニュメントの設置の際に施された塗装が剥がされたためです。文化財のことを幾らか学んだ筆者として、塗装された社章を見た時は「何てことを...」と思ったのですが同じことを思った人がいたのでしょうか。ただ、今回の処置で大正10年からの塗膜も同時に削られてしまいました。う〜ん。

2018/01/14 12:48

新島々駅に写真の可愛らしいタペストリーが飾られていました。これは群馬県を走る上毛電鉄(中央前橋〜西桐生)をサポートする有志のグループ「上毛電鉄友の会」様が主催するスタンプラリーのものです。期間は平成30年3月25日(日)まで。各社線に設置されたスタンプを集めると各社のコンプリートグッズが当たりますよ!

上高地線内のスタンプ設置駅は新島々・波田・新村の3駅です。デフォルメされた電車と渕東なぎささんのイラストがあしらわれた絵柄にご注目。スタンプは駅事務所にて大切に保管していますので押印の際は駅係員にお知らせください。
上毛電鉄は8年前の秋に訪問したことがあります。車窓に広がるのは裾野も広し赤城山。長野県民には「あかぎのやまもこんにゃくか〜ぎ〜り〜」のCMでお馴染みですね。国登録有形文化財の西桐生駅舎や昭和3年の開業時に製造されたデハ101型電車といったお宝も沢山。また名物の車内デコレーションの取り組みは上高地線でも参考にしています。長野に出て新幹線に乗れば、上毛電鉄も北陸鉄道もすぐそこです。この機会に訪れてみては如何でしょうか。

2018/01/10 19:50

上高地線で運行している3000形電車(全4編成)の車内に防犯カメラが設置されました。1両あたり三箇所のカメラに加え、車内には「防犯カメラ作動中 お客様に安心してご利用いただくため防犯カメラを設置しています。」とステッカーが貼られています。写真は運転室後ろの設置の様子。デジタルサイネージの上部にある黒い機械がカメラです。
車内への防犯カメラ設置は2010年にJR埼京線の一部車両ではじまりました。その後、2015年に発生した東海道新幹線火災事件(男が新幹線車内で焼身自殺を図ったもの)を機に広がりつつあります。牧歌的な風景の中を走る上高地線なだけにそうした事件とは無縁であって欲しいのですが、2020年の東京五輪を前に、駅や車内のセキュリティ強化が求められている時代の要請もあるのでしょう。

2018/01/01 0:30

新しい年、2018年がはじまりました。上高地線はこの正月三ヶ日も毎日通常ダイヤ、日中35〜40分間隔での運行しております。(電車の時刻表はこちらから)初詣や初売りなど、年始のお出掛けには是非、電車をご利用ください。新年恒例、特製のヘッドマーク掲出もありますよ!

2017/12/25 12:00

2017年の上高地線の出来事を順不同で振り返ってみました。(3年ぶり2回目)今年は上高地線そのものの動きよりも、上高地線の外部で起きた様々なイベントや企画、トピックに関わる話題が多かったそんな1年になったとの印象を受けます。

○駅ナンバリング導入(3月関連記事① 関連記事②
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に全国各地の鉄道事業者で進む「駅ナンバリング」がアルピコ交通上高地線にも導入されました。起点となる松本がAK01以下AK14新島々まで付番されています。導入に伴い各駅の駅名標にナンバーが追加されたほか、車内の路線案内図、時刻表なども変更されました。
○ALPICO FREE Wi-Fiサービス開始(4月)
訪日観光客向けのサービスとして各地で導入が進む公衆無線接続サービスが、上高地線の電車車内・新島々駅などでもはじまりました。
○新村旧駅舎解体(3月関連記事① 関連記事②
2012年3月の使用停止後、アルピコ交通と地元新村地区との間で解体/保存に関する協議が続いていた新村旧駅舎が解体されました。上高地線の前身である筑摩鐵道時代の大正10年に建てられた建物の解体はメディアに大きく取り上げられ、最後の公開となった3月20日には1000人近くの人が訪れました。
◯モハ10形リバイバル塗装列車登場(6月)関連記事① 関連記事②
上高地線で運行している3000形の一編成(モハ3003-クハ3004)編成が、昭和33年から昭和61年にかけて活躍したモハ10形をイメージしたカラーにラッピングされました。信州ディスティネーションキャンペーン(下記参照)の盛り上げに一役買おうと企画されたものです。

○信州ディスティネーションキャンペーン開催(7月〜9月)
大型観光キャンペーン「信州ディスティネーションキャンペーン」が開催されました。キャッチフレーズは「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」上高地といった山の名所が控える上高地線でも記念きっぷの販売やリバイバル塗装列車の運行(上記参照)が行われました。なお期間中は天候不順に見舞われたことから、県全体の宿泊者数は目標の667万人に対し605万人に止まりました。

◯新キャラクター!? 「新村さやか」現る
上高地線で活躍するアルピコ交通3000形電車を擬人化したキャラクター新村さやかさんが新たに登場しました。これはのアイテック阪急・阪神様のプロデュースする企画「路娘MOTIONぷろじぇくと」のキャラクターです。鉄道車輌を擬人化したキャラクター「路娘」のいる社局をめぐるスタンプラリーのほか、関連グッズが展開されています。上高地線イメージキャラクターとして不動の地位を築いた渕東なぎささんの強力なライバルとなるか!?今後が気になります。
◯スタンプラリー企画続々
つなげて!全国”鉄道むすめ”巡り(2月〜)を振り出しに、路娘MOTIONスタンプラリー(6月〜12月)上毛電鉄友の会スタンプラリー(12月〜)と複数の鉄道にまたがるスタンプラリー企画への参加が続きました。これらのスタンプラリーをきっかけに、上高地線をはじめて訪れたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。路娘MOTIONスタンプラリーは今年いっぱい、上毛電鉄友の会スタンプラリーは2018年3月25日、鉄道むすめ巡りは2018年5月31日までの開催です。この冬は是非上高地線へ!
◯イオンモール松本開業と松本市の次世代交通政策
9月21日松本市中心市街地にイオンモール松本が開業しました。周辺道路の渋滞悪化が懸念されたことから、松本市ではタウンスニーカーの増便、レンタサイクルの強化など、市が進める次世代交通政策に則る形での対策が取られました。上高地線関連では新たに大庭駅そばにパークアンドライド駐車場が整備されました。
◯アリオ松本店閉店「アルピコプラザ」へ 関連記事①
9月10日、アルピコ交通が管理する松本バスターミナルビルに入居していたアリオ松本店が閉店しました。現在同ビルは「アルピコプラザ」として2018年度中の再オープンが予定されています。上高地線との直接の関わりはありません(いや、でも渕東なぎささんが前面に出てるしなぁ...)が、商業施設の動向は人の流れを変え、交通にも大きな影響を及ぼすことから敢えて取り上げました。

◯利用者2年連続の160万人台
平成28年度の上高地線の延べ乗客数は168万8308人でした。内訳は通学定期が110万7644人、通勤が23万2998人、定期外58万664人です。これは平成27年度(166万7430人)と比較すると1.3%の増加ですが、ここ5年の増加に比べると伸びのペースはやや鈍化傾向にあるといえます。しかしながら、訪日観光客の利用や、大庭駅のパークアンドライド駐車場整備をはじめとする松本市の次世代交通政策、中心市街地の商業施設の充実、沿線の松本市立病院の移転先決定(森口-下島の沿線)、松本大学教育学部の新設など、より多くの利用者獲得に向けて生かすことのできる機会に恵まれていると言えるのではないでしょうか。

少し早いのですが、今年の白かえる通信はこれにて終了です。ご覧いただきありがとうございました。来たる年も上高地線のことをより多くの方にお伝えすることができれば幸いです。

2017/12/19 12:15

上高地線大庭駅に隣接するパークアンドライド駐車場が12月25日より使用開始になると市民タイムス(12月19日付)に記事が掲載されました。同記事によると駐車台数は50台(うち身障者優先区画2台)利用料金は200円/日となります。
パークアンドライド駐車場は、松本市が進める次世代交通政策の一環として整備が進められています。9月のイオンモール開業を機に、中心市街地へのマイカー流入の抑制が課題となるなか、今回の大庭駅パークアンドライド駐車場が一つの有効策として機能すると考えられます。

例えば、中心市街地の駐車場は1時間300円〜です。一方、大庭駅パークアンドライド駐車場と上高地線を利用する場合は、200円+松本-大庭往復340円=540円。中心市街地で2時間以上用事がある場合にはパークアンドライドがお得であると考えられます。あとは場所と電車の時刻(日中30〜40分間隔)これをいかに周知するかです。

2017/12/15 23:06

今年の冬も上高地線新村駅ではイルミネーションを実施しています。写真の電飾されている電気機関車は大正15年製造のED30形。信濃鉄道(大糸線の前身)で活躍ののち数社を経て松本電鉄には1960年に入線、2005年頃まで除雪等で活躍しました。

駅舎も電飾されています。クリスマスツリー風の飾りは以前はなかったものです。点灯時間は毎日午後4時頃から9時頃まで。電車の運行時間中ですので、線路及び車両所内には立ち入らず、ホーム等からご覧下さい。

2017/12/12 20:11



アルピコ交通公式サイトに「一部乗車券の紙質変更(一部硬券乗車券の廃止)等のお知らせ」が掲載されました。上高地線では現在でも一部の駅で硬券乗車券を使用していますが、そのうち下新、北新・松本大学前、新村、森口の各駅で発行している「松本ゆき」の乗車券が今月中旬より順次軟券に切り替えとなります。今回の一部切り替えは、松本駅の自動改札機に硬券を誤って投入しトラブルとなるケースが少なからずあることから、数年前より検討されていた模様です。なお、上高地線内発着の乗車券については従来通り硬券乗車券が使用されます。

各駅の営業時間については以下の通りです。
下新駅       7:20-9:50 (平日のみ)
北新・松本大学前駅 7:20-20:00(平日のみ)
新村駅       7:20-15:50(平日・土休日)
森口駅       7:20-16:20(平日のみ)