2018/11/12 13:21

この日は沢渡地区の紅葉を楽しんだのち、夕方の波田駅周辺を歩きました。まずは駅の東側にある山道踏切でくだり電車を待ちました。まだ16時台ですが、太陽は山の向こうへ隠れてしまい、電車は残照の中をやってきました。
電車の線路から一段下がったところには、松本市波田支所や波田小学校などが立地しています。その波田支所の敷地の片隅にはかつての町役場の建物が今も残されています。この洋風建築の建物は大正14年(1925年)頃のものとされ、2度の移築を経て現在の場所に落ち着きました。
その旧波田町役場のちょうど右隣には波田町時代に建てられた公民館の建物がありました。それがどうでしょう、更地になっていました。現在、松本市では市有の施設について再配置・再編を進めており、その一環として解体された模様です。(公民館の機能自体は波田支所の中に移されたそうです。)
この再配置・再編の波、先の旧波田町役場はもちろんのこと、新島々駅前の旧島々駅舎もその対象に入っているのでしょう。旧駅舎については3年前より活用がされていませんが、今後具体的に何らかの動きがありそうです。

2018/11/05 18:11

11月に入り上高地も閉山まであと僅かとなりました。この日は朝の河童橋の周辺を散歩。まずは橋の袂からみた穂高連峰です。すっきりとした青色の空の下、頂上付近には積もった雪の白もみることができました。一足早い冬の訪れ。
梓川の左岸を小梨平方面へ。川の対岸にはまだ葉の多く残る落葉松と、対照的にすっかり葉を落とした白樺林が見えます。その向こうに顔を覗かせるのは焼岳。岸辺に立つ三階建はホテル白樺荘です。
小梨平でも多くの落葉松をみることができます。この梓川左岸でみられる落葉松は、1912年から1914年にかけて植林されたものです。キャンプ場は既に今季の営業を終了。一面黄色の絨毯を敷き詰めたような林の中をひとり歩きます。
再び河童橋付近へ。この頃になると、上高地銀座の名はすっかり影を潜め、カメラマンの呼び込みの声も聞こえません。閉山まであと2週間ほど。冬への歩みを着々と進める晩秋の上高地です。

2018/10/30 11:14

大正池よりバスに乗り込み、降りたのは次の帝国ホテル前。バス停からエントランスへの坂道を下っていくと、木々の間より堂々たる3階建ての建物が姿を現しました。元々は長野県が東京の帝国ホテルに委託する形で、1933年(昭和8年)に開業したものです
現在の建物は、1977年に建てられたものですが、開業当時の姿が忠実に再現されています。深紅の屋根越しに穂高連峰を望む様子からは、本場スイスにひけをとらない山岳観光地を目指した当時の人々の意気込みが感じられます。なお、このホテルが開業した昭和8年には上高地までのバスが開通しています。
帝国ホテルの裏手から梓川の畔に出ます。ここには田代橋・穂高橋の二つの橋が架かっており右岸側に渡ることができます。こちらは穂高橋の上からみた山々の様子。この山々をバックに記念撮影をする形も多くみられます。
右岸を歩いて上高地温泉ホテル、上高地ルミエスタホテルの前を過ぎるとウェストンレリーフの前に出ます。ここで梓川は大きく蛇行しており、背後の霞沢岳と共に美しい景観を生み出しています。
河童橋方面別へ。六百山の通称ゴリラ岩を眺めます。岩全体の形、植物の生えかた、目鼻のような岩の窪み。これをゴリラと言わず何といいましょう。岸辺の落葉松は大分色づいていました。

2018/10/26 20:34

10月ももうすぐ終わり。この日は秋の色が濃くなる上高地線沿線を訪ねました。まずは定番中の定番、渚と信濃荒井の間にある奈良井川鉄橋から。午前中のこの時間(10時頃)は上り方面の電車を順光で撮影することができます。やってきたのはモハ10型リバイバルカラー列車。この日は今年の鉄道の日記念ヘッドマークを掲出していました。
奈良井川のほとりから歩いて渚駅へと戻ります。駅のすぐ後ろには戸隠神社の小さな分社があり、毎年そこに植えられた木々が綺麗に色づきます。ホーム上の渕東なぎささんの駅名板と合わせて一枚。
線路の南側にはまだ若いケヤキの木が数本。さきほどのモハ10型リバイバルカラー列車が折り返し新島々ゆきとしてやってきました。乗り込むと車内は学生に地元の方と山へ向かうお客様が半々で座席が概ね埋まるほどの混み具合でした。

2018/10/25 7:19

この日は大正池周辺を散策しました。この辺りは今年の7月にも一度歩いたコースですが、さてさて秋の様子は如何なりしか。胸を弾ませ午後の上高地行きバスに乗り込みました。
バスは梓川に沿って国道158号線を走ります。シャトルバスの乗り換え拠点であるさわんど地区を過ぎた辺りから、山々の紅葉が目立ち始めました。画像は奈川渡ダムの堰堤上からみた梓川渓谷の様子です。いかがでしょうか。
急勾配の釜トンネル・上高地トンネルを抜けるといよいよ上高地です。最初の目的地は大正池ですが、前回と同様に今回もあえて手前の太兵衛平でバスを降りました。曲がり角の先に見えるのは既に冬支度に入った穂高連峰の姿です。
堰堤を過ぎて大正池の畔までやってきました。すっかり黄色くなった落葉松林の向こうには焼岳。今日も活動を続ける活火山ですが、この日は頂上付近からチョロッと噴煙のようなものが出ている様子が確認できました。
次の目的地へ向けて、大正池バス停へと向かいました。この時間(午後2時過ぎ)はお客様の下山がはじまる時間帯です。この日は月曜日でしたが、下っていくバスを見ると行き先に関わらず座席の多くが埋まっている状況でした。(訪問日:平成30年10月23日)

2018/10/05 20:10

夏の頃は午前5時ともなれば明るかった上高地も、この頃は6時半になってやっと谷底まで日が届くほどとなりました。いよいよ秋です。1枚目は朝焼けの明神岳。梓川に架かる明神橋の袂から見上げた光景です。実は、明神岳は独立峰ではなく、穂高連峰の属峰として扱われています。そのような山に、こうした尊称がつけられているのは、こうした朝焼けの光景があってのことではないでしょうか。
橋の上から梓川。夜明け前の水面が鈍く光ります。この時の気温は5℃。ダウンなしではそろそろ厳しくなってきました。ちょうど、頭にヘッドランプを点けた一行とすれ違いました。これから穂高かはたまた槍か、いずれかの山頂を目指すのでしょう。
梓川を渡った先、右岸の明神池の畔には『嘉門次小屋』があります。小屋の名にもなっている上條嘉門次は、14歳の時にはじめて上高地に入り、70歳でその生涯を閉じるまで、ほとんどの期間をこの地で過ごした人物です。猟師として山の地理に明るかったど同氏は、W・ウェストンの著作『日本アルプスの登山と探検』で紹介されたことを機に、山の名案内人として岳人たちの知るところとなります。
その上條嘉門次がイワナ釣りをしていたというのがこの明神池。池畔の落葉松は色づきはじめていました。来たる10月8日は池畔の穂高神社奥宮の例大祭。お船神事として知られるものですが、当日は神官を乗せた龍頭鷁首のお舟が出て、雅楽の音色と共に池を一周します。

2018/09/24 22:29

この日は夕方近くに自転車を利用して下新から信濃荒井にかけての沿線を訪ねました。まずは下新駅近くにあるお気に入りのアウトカーブ。色づいた田んぼの上を新島々ゆき電車が走ります。
線路の南側からも一枚。ケヤキの木の周囲には土盛りがしてあって、木の根元には鳥居と小さな祠が見えます。個人のお宅の神様なのか、集落のものなのか。以前から気にはなっているのですが、いまだその正体を知るところにありません。
東側へと一気に移動。その内にも日暮れはどんどん進んで周囲が暗くなってきました。こうなればいっそのことと、流し撮りに挑戦しました。これでも一応流しているつもり...。
日没前最後は定番の奈良井川鉄橋で一枚。いつもは見えている北アルプスもこの日はずっと厚い雲のなかでした。早くすっきりとした秋晴れの下で沿線を訪ねてみたいものです。

2018/09/20 18:20

この日は三溝から新村にかけての沿線へ。今年の上高地線沿線、特に線路ぎわにはそばの花が余り見られないのですが、専称寺の松林を望むこの一角は一面白い花で一杯でした。
上の写真から視点を180度転換し西の方を向くと道祖神が佇んでいました。男女の神様を象った双体道祖神。県内では安曇野のものが特に有名ですが、梓川の南側にある筑摩野でも数多くみられます。
ちょっと急ぎ足で線路ぎわへ。カーブの向こうからリバイバルカラー列車が姿を現しました。早いものでまだ15時台だというのにギンギンギラギラと西日が車体を照らします。
三溝駅へ向かって歩いて行くと田んぼの中にこんなものを見つけました。この夏に松本市美術館で展覧会が開催された前衛芸術家の代表作、水玉模様のかぼちゃではありませんか。これはこの田んぼの持ち主であるKさんによる変わりダネ案山子です。電車の中からもよく注意していると見ることができます。

2018/09/13 17:25

9月も半ばを過ぎ比較的過ごしやすい日の増えた信州松本。上高地線の沿線は早くも実りの季節を迎えつつあります。こちらは渕東付近の様子。線路の南側は稲穂の黄金色で染まっていました。海のようなその向こうを松本ゆき電車が通り過ぎます。
一部の田んぼでは既にコンバインが入り刈り入れが行われていました。既に刈り入れが済んではざかけのみられる田んぼも。農家の方に伺うと刈り入れの進行は天候次第とのことですが、この美しい田園風景は今月下旬にかけて電車からもみることができそうです。
渕東駅すぐ横のりんごも色づいてきました。電車の中からもご覧いただけます。ホーム上では地域の方がひまわりをはじめとする夏の花の片付けをしており、そんなところからも夏から秋への季節の交代を感じました。

2017/11/15 22:38

11月は余り沿線に出掛けることができませんでした。写真は11月3日の朝、下島-森口間で撮影したものです。上高地線沿線はりんごの産地ですが、このような構図で電車と共に収められる場所は限られています。それにしても9月、10月と休みの度に曇天に見舞われていたものですから、冬を前にすっきりとした写真が撮れてよかったです。
ところで、この沿線には2010年に操業を停止した旧宮地鐡工所松本工場があります。この工場跡地を活用する形で平成34年度に新しい松本市立病院が設置されることになりました。病院の立地に当たっては「公共交通でのアクセスを重視した」との報道もありますので、上高地線の存在も少なからず影響したと思われます。しかし、病院ができる場所はちょうど森口駅と下島駅の中間地点。国道158号線の歩道も未整備の状況ですので既存の二駅を活用する場合には、駅から病院までのアプローチの整備も必要になると思われます。

2017/11/02 19:30

11月に入りまして、上高地線の走る松本平も秋の色がいよいよ濃くなって参りました。写真は西松本の駅すぐそばを流れる田川鉄橋からの眺め。北アルプスの山々からは次々と初冠雪の便りが届き、平野から眺めるその姿にも雪がちらほら見られます。

さて明日11月3日は第60回まつもと市民祭です。今年はディズニーパレードが来ることもあって、中心市街地の広い範囲で歩行者天国・交通規制が実施されます。新聞報道によれば8万人の人出が見込まれるとのこと。上高地線では朝の時間帯に臨時列車が運行されます。お出かけの際は是非ご利用ください。

2017/10/19 18:09

10月に入りましたが土日を中心に曇り、または雨の日が続いていますね。この日も朝から小雨が降ったり止んだりの天気。新島々−渕東のほぼ中間に当たる車坂踏切付近でなぎさTRAINを撮影。このところ気温の低い日が続いていますが、山の色づきはこれから。
沿線の刈り入れはすっかり終わりましたが、りんごはまだまだ見ることができました。写真は渕東駅。ただこの週末から月曜日にかけて大型の台風が接近するとの予報も出ていますので収穫されてしまうかも知れませんね。
この日はのり巻き電車の運行日でもありました。運行中の様子を見ることはできなかったので、代わりに回送電車を撮りに沿線へ。鉄道の日のヘッドマーク付きでした。写真を撮っているとご近所から「オレンジが来た!」と子供さんの声が聞こえてきました。

2017/10/11 22:02

先週の三連休はお天気にも恵まれ上高地や乗鞍高原などにお出掛けになった方も多かったようです。写真は8日午後の新島々駅。折り返しの松本ゆき電車が到着すると山からのお客様が次々と乗り込み、程なくして全ての座席が埋まりました。
新島々の駅構内では今シーズンも臨時の売店が営業中です。信州はりんごの季節。上高地線沿線でも栽培されている秋映、とき、シナノスイートが売り場に並びます。松本からそのままJRに乗り継いで帰る方にはお土産に良いかもしれません。
そういえば...駅の隣にある昭和電工赤松発電所(昭和32年築)がご覧のように綺麗にお色直しされていました。足場が組まれた時には、すな解体・改築かと思われたのですが、日本初ともいわれるアルミサッシュも一部残りました。

2017/09/26 15:07

9月24日は上高地線沿線の島立地区に伝わる沙田神社の御柱祭りでした。4月に山出しが行われ、地区内に安置されていた、一から四の御柱は、この日に里曳きされ、沙田神社の境内に建てられます。写真は三之御柱の出発の様子です。
里曳きの経路は地区の北部から、沙田神社のある地区の南部にかけて設定されており、全ての御柱が地区の東西を横断する上高地線を横断します。一之柱・二之柱が永田踏切、三之柱が大庭踏切、四之柱が信濃荒井踏切をそれぞれ渡りました。写真は大庭駅付近の様子。今回、電車と組み合わせての写真は撮れなかったのですが、次のチャンスは7年後です…。

2016/11/22 11:18

沿線はりんごの季節。波田地区を走る上高地線の車窓はこの時期真っ赤な果実によって彩られます。このりんごと電車を写真に収めたく,この日は沿線に繰り出しました。まずは下島-森口間で撮影した一枚。宅地化著しいこの区間ですが,線路沿いの所々にこうしたりんごの姿をみることができます。
午後3時,早くも西陽の照り始めた波田‐下島間での一枚。すいかのイメージが強い波田地区ですが,りんご,もも,植木などの生産も盛んで,かつては上高地線を使ってこれらの特産物が全国に届けられていたそうです。