2017/09/18 13:52

9月17日(日)アルピコ交通上高地線の新村車両所にて「モハ10形リバイバルカラー編成」車両撮影会が開催されました。信州ディスティネーションキャンペーン(7月1日から9月末日)に合わせて今年の6月に登場したモハ10形リバイバルカラー編成(モハ3003+クハ3004)をメインに据えたこの企画。この3ヶ月の運行の際に取り付けられていたヘッドマークが今回初めて取り外され「金太郎」とも言われる前面のデザインが初披露されました。
新村車両所ではモハ10形〜に加え、この夏外観の復元を終えたED30形電気機関車の姿も。シールドビームを私鉄電機らしい大目玉に交換、プレートも取り付けられ小柄な車体ながらその姿は誇らし気です。こちらも良い被写体となっていました。
撮影会終了後は新村〜新島々〜松本〜新島々と全線を1.5往復する臨時の快速電車も運行されました。雨こそ上がれどスッキリしない、撮影には余り良くないコンディションでしたが、沿線のあちこちにカメラを構える方の姿がみられました。尚、モハ10形〜は信州DC終了後もこのままのカラーで走りますが、10月に「鉄道の日」を控えていることもあり、暫くはヘッドマークを掲げた姿で走る見込みです。

モハ10形リバイバルカラー編成の運用はこちらで公開しています。

2017/05/22 20:59

通算2回目となる古い電車を使った本の企画『しましま本店 本と電車と春のそよ風』を開催いたしました。当日は松本市内、長野県内、東京方面から集まった計11組の小さな本屋さんと喫茶ヤマベボッサ様による出張販売、信州大学レトロ音楽倶楽部の皆様による懐かしの音楽の演奏など、1日5時間の枠に収めるのは少し勿体なかったのかな…と今更感じています。
前回に比べ大幅にボリュームアップしたこと、主催者である筆者の動きが遅かったことで、お客様・出店者の皆様にはご不便をお掛けする場面もあったと思われます。事故もなく終えられたことは何よりですが、次回の開催をより良いものとするためにも、開催時期、システム、運営形態など検討して参ります。改めまして、当日お集まりいただいた100名を超える皆さま、今回の開催に当たり、事前の告知にご協力をいただいた皆さま、会場の提供にご協力をいただいたアルピコ交通株式会社の皆さまに御礼を申し上げます。ありがとうございました。

2017/03/20 19:13

春霞のなかに北の山々がぽっかりと浮かぶ春分の日、アルピコ交通上高地線新村駅・新村車両所を会場に10回目となる上高地線ふるさと鉄道まつりが開催されました。新村旧駅舎の最後の公開もあったことから朝より多くのお客様にお越しいただきました。その中でも大きな事故等なくイベントを終了できたことに何よりホッとしております。ご来場いただいた皆様、アルピコ交通をはじめとする関係各所の皆様、弊通信読者の皆様、本日はありがとうございました。
筆者は今回、展示の関係で新村旧駅舎に居ました。一日現場に居て意外だったのは『残念』『寂しい』『勿体ない』という声よりも『すごい』『カッコイイ』という反応をされる方が多かったことです。これは裏返せばその存在が知られていなかったことを示すものであり、情報発信に携わる者として反省せねばなりません。一方で、こうした人々のストレートな反応こそが、歴史的、建築的価値を超えたこの建物が持つ本当の価値だったのではないでしょうか。
もう一点、筆者として嬉しかったのは電車で来場されたお客様が多かったことです。写真はお昼過ぎの新村駅の様子。ホームの混雑を受けて電車はいつもに増してそろりそろりと駅に到着・出発する光景が見られました。一方で「近くを通りかかったのだけど、停める場所がなかった」という話も。こうしたリスクもありますのでこうした機会には是非、電車のご利用をお願いいたします。
ここで当日の新村車両所内の様子もお伝えします。まずはボランティアの皆さんの手で美しく蘇ったED30形電気機関車です。大正15年にアメリカで製造されたこの機関車、信濃鉄道(JR大糸線の前身)を振り出しに各地を転々としたのですが、この日は国鉄時代の「ED22 3」というナンバーをつけて展示されました。前照灯も大型のものに交換され、尾灯も併せて点灯する演出も施されました。過去の写真をお持ちの方は見比べてみてくださいね。
もう一点紹介したいのは電鐘式踏切。昨年も準備をしていたのですが、直前で北新踏切(上高地線で一番最後まで残った電鐘式踏切)の故障があり、そちらに借り出されていたため、今回一年越しのお披露目となりました。新村駅の電車の発着に合わせて鳴動させるという非常に心ニクい演出も。旧新村駅舎の公開も勿論ありましたが、それ以外の見どころも盛り沢山の第10回上高地線ふるさと鉄道まつりでした。

2017/03/20 0:44

3月20日は10回目の上高地線ふるさと鉄道まつり当日。山ガール姿の渕東なぎささんが登場するヘッドマークを掲出した電車を新村駅で見掛けました。ところで、こちらを目当てに訪れる方も多い「なぎさTRAIN」ですが、19日に発生した故障のため20日当日も新村車両所留置となる模様です。車内では、県内各社の鉄道グッズの販売や、北条まどか・渕東なぎさコラボコーナーもありますので是非お越しください。

そしてイベント前から大きな話題と関心を集めている新村駅旧駅舎。19日には公開に向けて室内の片付け・大掃除が行われました。最後の週末とあって見納めに来たであろうお客様の姿を多く見掛けました。2枚目の写真は・・・当日いらした方のみのお楽しみです。尚、当日の11時-11時半は神事が行われるため内部の見学ができなくなります。ご了承ください。
この旧駅舎の公開に合わせて、筆者手持ちの資料のほか、ささやかですが上高地線や沿線、そこに関わる人々を写した昔の写真を展示します。その時代を生きた方には懐かしい、知らない世代には新鮮な上高地線や地域の姿をご覧ください。写真をみながらむかし話に花を咲かせて(そしてそれを聞かせて)いただければ尚幸いです。
弊通信として注目いただきたい点はまだまだ沢山あります。それは例えば、より一層美しくなったED30形電気機関車然り、昨年惜しまれつつも姿を消したアレの復活然り・・・上高地線ふるさと鉄道まつりは第1回目からお手伝い(?)させていただいていますが、今夜は眠れなさそうですです。それでは、上高地線新村でお会いしましょう!

2016/11/11 22:06

しましま本店は電車が舞台。電車が好きなお子さんに向けての企画は何にしようかな…とあれこれ思案いたしましたが,最終的にはやっぱりこれ,定番中の定番Nゲージです。開催中はご覧のように沢山の子どもたちの注目を集めていたのですが「ずっと見ていられる」「床の間に飾っておきたい」という大人の声も。
鉄道模型のような定番もとり入れつつ,今回は新しい試みとして喫茶営業も電車のなかで行われました。注文を受ける度にお湯を沸かし,豆を挽いて淹れる本格派。ほのかな香りが車内に広がりました。過去のイベントでも飲食物を無料で振る舞うことはあったのですが,今回は保健所窓口での説明・審査・申請と手続きを取っての喫茶営業。今回の企画のような場面で営業する場合の条件(祭礼・祭事に当たるかどうか)など,知っているようで知らないことばかりでした。
沢山の「これがやりたい」を詰め込んだ「しましま本店」でしたが,筆者個人の力として「もっとできたら…」と思ったのが,ビジュアルデザインのこと。恥ずかしながら,今回の企画のロゴマーク,中吊り広告(駅貼りポスター),きっぷ型のフライヤーはこの筆者の作。これらのツールを通じて今回の企画を知ったというお客様の声を聞き嬉しいと思う反面,プロに比べるとまだまだ未熟で素人の域を出ないとも思うのです。これは今後の課題。
あれやこれやと書いていけばきりがありません。最後に,これは撮っていて嬉しかったそんな一枚を紹介します。先に帰宅されるお客様を見送る様子なのですが,これを他のお客様,出店者とその場に居合わせた人総出で行っているのです。便宜上,お客様~出店者と表現はしているものの,実際には限りなくフラットな関係,誰もが場を作る担い手となる,そんな状況が,2日間の「しましま本店」の中では幾度もみることができました。

2016/11/09 3:04

『しましま本店―本と電車と秋の休日―』当日の様子をお届けします。まずは一日目。出発(開店)前の様子から。朝8時に現地に到着すると,ご覧のような気持ちの良い青空が古い電車の上一面に広がっていました。写真は今回の出店者であるHさんとTさんがガーランドを取り付けている様子。(今回の企画を開くまでこの三角旗の連なりをこう呼ぶなんて知らなんだ…そんな筆者です。)
慌たしく準備を進め午前10時。取材対応にエイエイオーをする間もなく電車の入り口を開けました。表へ出てゆくと,これは全く予想外のことだったのですが,開場を待つお客様の姿が。本日はご乗車ありがとうございます。
ところで「しましま本店、一体何をする企画なの?」と当日までよく伝わっていない部分もあったと思います。まず、メインの企画である古い電車の小さな古本屋さん。松本市内外で、本に関する活動をする8人が集まり、それぞれの興味関心のある分野のものを中心に、小説、実用書、絵本、雑誌などを並べました。勿論気に入った本があれば買うこともできます。
これだけを見ると「なるほど、古本屋さんね」と早合点してしまいそうになりますが、売り場をよくよく見るとそれだけではないことに気付かされます。売り物とは別に置かれた「私を作った本」これは,本が好きになったきっかけや,店主さんがそれぞれの活動を始めるきっかけとなった本を紹介したものです。そう,この「しましま本店」とは,ただ単に本を売り買いするのではなく,この電車を本を通じた交流の場にしよう,そんな企画なのです。
「交流の場ということは,その場に居合わせた人と必ずコミュニケーションを取らねばならないのか…」勿論そうされる方もいらっしゃったのですが,実際には写真のように座席に腰掛けて本を楽しむ方の姿も多く見られました。本と電車のいい関係を見出そう(そして上高地線電車の車内で本を読む人が増えたらいいな)というのもまた今回の企画のテーマのひとつでした。

(2)に続きます。

2016/11/07 7:39

『しましま本店―本と電車と秋の休日―』は11月5日・6日の2日間の日程で延べ249名のお客様の来場を賜りました。一日目は快晴,二日目は肌寒い気候でしたが松本市内、県内外よりお越しいただいた皆様、ありがとうございました。
また今回の企画に当たり出店をしていただいた8組の店主さん、フライヤーを設置させていただいたお店・スポットの皆様、紙面や番組の中で取り上げていただいたメディアの皆様、そして施設設備の使用や安全対策、各種告知にご協力をいただいたアルピコ交通の職員の皆様…もう、挙げればきりがありません。不安な気持ちもある中で出発した一番電車が無事到着できたのは今回の企画に関わった全ての方の力です。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。