第1010回:"コロナ禍"のもとで ⑷ | Home | 《お乗り換えのご案内(ブログ移転のおしらせ)》
2020/06/01 18:45 | 印刷

緊急事態宣言の解除から2週間。朝の波田駅の様子です。通勤で電車をご利用のお客様に加え、段階的に授業が再開されている通学利用のお客様の姿もみられました。なお、宣言の発出に伴い朝の時間帯にワンマン運転を実施していた列車については、ツーマンでの運行を再開しています。
上高地線電車の終点新島々と上高地を結ぶ路線バスについても6月1日(月)からは1日6往復の運行がはじまりました。しかしながら、都道府県を跨ぐ移動の自粛の呼びかけや、北アルプスの山小屋が7月中旬まで休業すること、海外からのお客様が日本に入国できないことを踏まえると、観光目的の利用については持ち直しまでいま暫く時間が掛かりそうです。
こうした中、松本市よりアルピコ交通に向けて、最大2億円の助成(赤字の補填)を行う考えが示されました。この2億円という数字ですが、ここ数年間の上高地線の運輸収入が年間3億6000万〜、営業利益は3600万円〜で推移していることを材料に考えてみましょう。まず、運輸収入-営業利益を、鉄道の運行に必要な経費(鉄道施設の維持費、動力費、人件費、税金など)とします。するとこれが年間3億2400万円。今度は、今年度の運輸収入が例年の半分であったと想定して、3億6000万×50%=1億8000万となります。鉄道の運行に必要な経費-運輸収入を引くと:1億8000万-3億2400万円=▲1億4400万の赤字です。これは鉄道・バスをトータルにした助成ですから、妥当な額といえそうです。