第999回:影響多方面に...新型コロナウイルス | Home | 第1001回:2020年・アルピコグループ100周年!
2020/03/15 21:30 | 印刷

2020年3月15日は松本市長選挙の投開票日でした。今回は現職で4期16年市長を務めた菅谷昭氏が引退を表明。新人6名が出馬しました。筆者は松本市民ではなく投票権も持たないのですが、今回の選挙には非常に関心がありました。この記事を書いている時点(15日21時)では、前回に続き2度目の出馬となる臥雲義尚氏が当選確実との報道が出ています。
選挙期間中の3月13日。上高地線新村駅前で、この臥雲義尚氏の青空演説会が行われていました。ちなみに通常の選挙活動は、日中は選挙カーによる遊説、夜に各地区の公民館などで集会、という形を採ることが多いそうです。新型コロナウイルスの対策で、氏は握手の代わりに、参加した市民、サポーターのみなさんと拳を作ってのグータッチ。通称、ガウンタッチと言うそうです。なお、明治期にガラ紡などを開発した発明家臥雲辰致(がうんたっち)は氏の曽祖父に当たります。

ミニ情報はさておき、市民になったつもりでその演説を聞くなかで幾つかのキーワードが印象に残りました。「住民主体のまちづくり」「地区同士の競争」「市内35地区が輝く松本市」このフレーズ、聞こえは良いのですが、穿った見方をすれば、地域の課題に対し行政任せの意識が強い、自分達でまちづくりに対するアクションを起こせない地区は、臥雲市政の下で取り残される、と取ることもできます。フルサービスからセルフサービス型の市政へ。コンパクトシティがブームとなる中で、市役所を分散配置するのは、そういったねらいもあるのではないでしょうか。
親鳥の帰りを待つだけだった雛鳥が、巣から羽ばたくには何が必要でしょうか。地域が羽ばたくために、どんな人がどんなツールーそれは外からもたらされるものではなく、地域の中にあるーを用いて、これから動き出すのでしょうか。臥雲氏はバスの公設民営化についても言及しており、上高地線についてもこの5年の間で何らかの変化が訪れることは確実です。