2019/05/19 20:30

上高地線を運行するアルピコ交通が2019年3月「全国登山鉄道‰会」に加入しました。同会は2009年に発足したもので、南海電気鉄道・箱根登山鉄道・叡山電鉄・神戸電鉄・大井川鐵道・富士急行が参加し、会社合同のイベントやPR活動を展開しています。
現在、モハ10形リバイバルカラー列車には、同会の加入を記念したヘッドマークが取り付けられています。なお、‰(パーミル)とは勾配を示す単位のひとつです。例えば50‰の勾配は、1000m進んで垂直方向に50m上昇(下降)する勾配を指します。国内では箱根登山鉄道の80‰・アプト式の大井川鉄道井川線の90‰が知られています。
なお上高地線内で最も急な勾配は21.4‰です。発足時から参加している6社の中では一番平坦ですが、その一方で現在も上高地をはじめとする北アルプス各地を訪れる登山者や観光客に多く利用されています。歴史的にみても、前身の筑摩鐵道が上高地の観光開発を目的に設立されており、山とは切っても切れない関係です。故に、険しい山岳地帯を走らずとも「登山鉄道」と名乗ることに何ら遜色はないでしょう。今回の加入を機会に「山行き電車、上高地線」がより広く認知されていくと良いですね。