第921回 :夏知らぬ上高地へ!⑶ | Home | 第923回:夏知らぬ上高地へ ! ⑸
2018/08/16 20:09 | 印刷

田代池もとい田代湿原から、梓川に沿った自然探究路を歩いてゆくと穂高橋・田代橋とふたつの橋のかかる場所に出ます。画像は穂高橋の上からみた風景。山裾に見える白い建物はアルピコグループのひとつ東洋観光事業が経営する上高地ルミエスタホテルです。そのルーツは明治40年(1907年)に開業した清水屋旅館です。
梓川の右岸をんでゆくと、明神岳がみえてきました。標高2931mの主峰をはじめとする5つの峰を持つ岩山です。現在、穂高岳といえば明神岳の左手に位置する奥穂・前穂・西穂などの山々を指しますが、大正期まではこちらの明神岳を穂高岳と呼称していたそうです。
梓川の対岸に霞沢岳がみえてきました。標高2645mの岩山です。山頂の尖った部分は三本槍と称されています。かつては上級者向けのバリエーションルートのみでしたが、1984年に徳本峠からの道が開かれました。
こちらはウエストン・レリーフです。ウォルター・ウエストン氏は1861年英国ダービー州に生まれ、明治21年(1888年)に初来日。その後3度に渡って日本に滞在し、日本アルプスを含む日本各地を訪ねた人物です。氏が上高地へはじめて入ったのは明治26年(1893年)、現在の前穂高に登頂したとの記録が残されています。

ところで、このウエストン氏のレリーフや銅像は、上高地以外にも氏が訪ね歩いた日本各地の複数箇所にあります。また上高地と同様にウエストンを冠する祭りもまた複数箇所で開かれていることも興味深い点です。