第799回:上高地線施設更新事業(45) | Home | 第802回:FREE Wi-Fi 飛んでます
2017/03/27 20:56 | 印刷

新村駅旧駅舎最後の公開から一週間が経ちました。最後の公開の翌日には解体工事が始まり、地元新村地区にて保存される車寄せの装飾や鬼瓦、出札窓口、松本市で保存される筑摩鐵道時代の金庫などの各備品の搬出が終わればあとはあっという間。今、旧駅舎の建っていた場所は更地になっていることでしょう。
最後の公開日であった20日とその前日は、筆者は日中のほとんどの時間をこの旧駅舎の中で過ごしました。現役当時の姿を再現すべく、出札窓口に小物を置いてみたり、券箱に切符を入れてみたり。それから数としては不十分ですが、手持ちの資料や昔の写真の展示もさせていただきました。保存問題の始まりからこの日まで何もして来なかった筆者がギリギリのタイミングでできることをしたつもりですが、当日、出札窓口に多くの方がカメラを向けていたり、資料を熱心にご覧になる様子を見て、少しだけ心のつかえが取れたような気がします。

ところで、旧駅舎の跡地にはコミュニティバスの発着所が整備される予定です。新村駅が地域の公共交通の拠点となり、上高地線が地域の持続・発展のためのツールとして活用されることが、旧駅舎やそれに携わった先人の思いに応えること、建物の物理的な保存以上に難しく、同時に意義のあることではないでしょうか。

コメント追加

タイトル
名前
E-mail
Webサイト
本文
情報保存 する  しない
  • 情報保存をすると次回からお名前等を入力する手間が省けます。
  • E-mailは公開されません - このエントリーの新規コメント通知が必要なら記入します。