上高地線電車の時刻をご案内いたします。 | Home | 第799回:上高地線施設更新事業(45)
2017/03/20 19:13 | 印刷

春霞のなかに北の山々がぽっかりと浮かぶ春分の日、アルピコ交通上高地線新村駅・新村車両所を会場に10回目となる上高地線ふるさと鉄道まつりが開催されました。新村旧駅舎の最後の公開もあったことから朝より多くのお客様にお越しいただきました。その中でも大きな事故等なくイベントを終了できたことに何よりホッとしております。ご来場いただいた皆様、アルピコ交通をはじめとする関係各所の皆様、弊通信読者の皆様、本日はありがとうございました。
筆者は今回、展示の関係で新村旧駅舎に居ました。一日現場に居て意外だったのは『残念』『寂しい』『勿体ない』という声よりも『すごい』『カッコイイ』という反応をされる方が多かったことです。これは裏返せばその存在が知られていなかったことを示すものであり、情報発信に携わる者として反省せねばなりません。一方で、こうした人々のストレートな反応こそが、歴史的、建築的価値を超えたこの建物が持つ本当の価値だったのではないでしょうか。
もう一点、筆者として嬉しかったのは電車で来場されたお客様が多かったことです。写真はお昼過ぎの新村駅の様子。ホームの混雑を受けて電車はいつもに増してそろりそろりと駅に到着・出発する光景が見られました。一方で「近くを通りかかったのだけど、停める場所がなかった」という話も。こうしたリスクもありますのでこうした機会には是非、電車のご利用をお願いいたします。
ここで当日の新村車両所内の様子もお伝えします。まずはボランティアの皆さんの手で美しく蘇ったED30形電気機関車です。大正15年にアメリカで製造されたこの機関車、信濃鉄道(JR大糸線の前身)を振り出しに各地を転々としたのですが、この日は国鉄時代の「ED22 3」というナンバーをつけて展示されました。前照灯も大型のものに交換され、尾灯も併せて点灯する演出も施されました。過去の写真をお持ちの方は見比べてみてくださいね。
もう一点紹介したいのは電鐘式踏切。昨年も準備をしていたのですが、直前で北新踏切(上高地線で一番最後まで残った電鐘式踏切)の故障があり、そちらに借り出されていたため、今回一年越しのお披露目となりました。新村駅の電車の発着に合わせて鳴動させるという非常に心ニクい演出も。旧新村駅舎の公開も勿論ありましたが、それ以外の見どころも盛り沢山の第10回上高地線ふるさと鉄道まつりでした。

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