いや~、やっぱり凄えや。
仕事の関係で、とある弁護士事務所へ伺いました。
先生の事務所に入ると・・・。
中に沢山の書類が入っているだろうと容易に想像できる黄色い封筒がうず高く積み上げられていたり、本棚には大量の法律書が並んでいて、まさに、”THE弁護士事務所”な空間でした。
とまあ、事務所内の話はおいといて、今日の本題。
弁護士事務所へ伺ったのは、あるトラブルを抱えた方の付き添いだったのですが、まあ、先生の質問の仕方って凄いですね。
以前、お会いしたことのある弁護士さんの質問力にも驚かされましたが、今日の先生も恐ろしく鋭かったですね。
私のような者には思いつかないような質問が出てきて正直吃驚でした。
まずは、相談者の言っていることが真実なのかどうかを見極めようとなさっているのでしょうが、その時の質問が上手い。
こちらはただただ「なるほど~」と感心するしかないわけです。
でね、その先生と相談者のやり取りを見ていて思い出したのが、「プロ弁護士の思考術」って本。
まあ、「アマチュア弁護士なんているのか?」という突っ込みはおいとくとして、この本に書かれているようなことが実際に目の前で行われていたわけです。
この本には、例えば”曖昧さをチェックする””もれなく考える””正解よりも最適解を求める””そうでないかもしれないと考えることの大切さ”等が詳細に書かれているのですが、今日の先生の質問方法がまさにそれでした。
例えば、相談者が「そういうこともあると思います。」と言えば、「そういうこともってどういうこと?”も”ってことはほかにもあるってこと?」と聞き返す。
割とあると思いませんか?
意識せずに曖昧な表現になることって。
弁護士さんは、そういった当たり前に使っている日常会話にある曖昧な表現をひとつひとつ明確にしていくのです。
つまり、相談者さんの言葉の意味は「そういうことだと思います。」ということを言いたかっただけだったのです。
日本語というか、日本人独特の曖昧な表現は、時として仇となることがあるということなのでしょう。
そして、この”曖昧な”表現をひとつひとつ”明確な”表現に変えていくことによって、”もれなく考える”ことになり、”そうでないかもしれない”と考えることに繋がるのではないでしょうか。
そして、さんざん事実関係を”明確に”した後で、”正解ではなく最適解”を求める。つまり、最後の最後に来てその状況に即した正しい答え(=最適解)を求めるのです。
この”最適解を求める”ことで、様々な状況に対応しようとされるのでしょう。
逆に言えば、様々な状況に対応する為にも個々の事実関係は明確にする必要があるということだと理解できます。
”プロの流儀”見習うとこだらけです。

タイトル:プロ弁護士の思考術
著者:矢部正秋
メーカー/出版社:PHP新書
メディア:単行本
法律事務にとどまらず、一般向けのビジネス書としての
人気が高いようです。
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