”マツモト・バウンド”~bluesが聴こえる~
絵本美術館~森のおうち | Home | 笑える法廷
2008/08/29 10:08 | 印刷

昨日の朝日新聞の記事からです。

~「裁判員日当、3万円に引き上げを」国会議員団が提言~
来年5月に始まる裁判員制度をめぐり、衆院法務委員会の議員団は、市民の8割が制度の参加に消極的という現状を踏まえ、裁判員の日当について現行の1万円から3万円に引き上げるよう最高裁に求める提言を法務大臣に伝えた。


提言をした議員団は、「裁判員はプロの裁判官と同じ責任の重い仕事をする。したがって、裁判員の日当も裁判官の報酬を日割りにした額に近いほうがいい。」と語っているそうです。

私はこの提言には正直「?」です。

国民の大多数が裁判員制度への参加に消極的なのは、やはり、「責任の重さ」に腰が引けてしまうからでしょうね。
だからと言って日当を1万円から3万円に引き上げれば、皆が積極的なるでしょうか?

裁判員としての責任に耐えうる金額が3万円?
少なくとも私の場合は、金額によって積極的になるということはないですし、「3万円ももらえるなら裁判員になってもいい」と考える人がいるとしたら、それはそれで裁判員制度の形骸化に繋がってしまうのではないでしょうか?
「つまり、裁判員制度さえやっていればいい」みたいなことになりかねない。

こんな小手先だけの提言なんてほとんど意味がないと思いますし、裁判員制度が本当に必要かどうかという根源的な問題の解決にはならないでしょ。

本当に裁判員制度が必要であると考えているなら、その必要性を国民に向かって語るべきです。そして、しっかりとした理解をしてもらうという努力をすべきです。
今のままでは、「無くてもいいんじゃねえ?」と言われかねないのではないでしょうか?

また、確かに裁判員の負う責任は重いですが、あの難関試験を突破されたプロの方々と素人の日当が同じでは、彼らに対しても失礼なのでは?何のための司法試験なのか分からなくなってしまいませんかねえ?



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