”マツモト・バウンド”~bluesが聴こえる~
資本論を読破せよ!~序文~ | Home | 裁判員制度を考える”第4回:裁判員たる資格”
2008/06/18 18:01 | 印刷

さて、「資本論」は、本節に入る前に”序文”が掲載されている。

前述の宮沢章夫氏は、「資本論も読む」の中で、この”序文”を読むことは、マルちゃんが「資本論」を記した意図を探ろうとしていた。

「資本論」の序文は、
 ・第一版序文
 ・第二版後記
 ・フランス語版序文および後記
 ・第三版へ
 ・第四版へ
で、構成されている。(従って、”序文”だけでなく、”後記”も掲載されているのです)

そして、前半の3つはマルちゃん、後半の3つはゲルちゃんによるものです。

つまり、”序文”は、
「マルちゃんとゲルちゃんによる資本論取説」という一面を持っていると思う。(ちなみに、”マルちゃん”は、マルクス。”ゲルちゃん”は、エンゲルスね)

”序文”は、マルちゃんのこの言葉で始まる。


忘れられないわが友
勇敢で誠実で高潔な
プロレタリアートの前衛
ヴィルヘルム・ヴォルフにささげる

 


ヴィルヘルム・ヴォルフが誰なのか?私は全然知らない。
しかし、「プロレタリアート」という言葉なら分かる。
そんなの、共産主義者や社会主義者及び労働組合員じゃなくても、なんとなく知っているからなあ。

「プロレタリアート」は、マルちゃん曰く、「生産手段を持たない人」のことである。
マルクス主義について、少しでも知識のある人なら、必ず「労働者階級」という言葉もセットで記憶されているはずだし。

まあ、私の”マルクス主義”や”プロレタリアート”に関する知識はこの程度なのだが・・・。

でね、そんなこんな考えているうち、ふと思い出したことがあるんですよ。

それが、日本のプロレタリア文学の代表作である、小林多喜二の「蟹工船」。
なんでも、現代の若者の間でこの「蟹工船」がブームになっているという。
・・・・・しかし、どんな時代ですかねえ?この「蟹工船」が若者の間で流行るってのは。(別に「蟹工船」自体を否定しているわけではありませんよ。念のため。少なくとも「蟹工船」は名作です)・・・・・
どうやら、”格差社会”で苦しむ”ワーキングプア”世代から共感を得ているということらしいのですが・・・。
でもね、「蟹工船」に登場する労働者の人々は、”階級闘争”をしたわけですが、この「蟹工船」を好んで読んでいる若者が、”階級闘争”にのめり込んでいるなんて話は聞いたことがない。
これが時代の違いということなのかなあ。
「蟹工船」に登場する労働者には、”情報”が無かったけど、今のワーキングプア世代には、持て余すほどの”情報”があるからねえ。だから、現代のほうが当然”階級闘争”なんて発想出てこないのも何となく頷ける。(もちろん、”階級闘争”せよ!なんてこと私も全く考えないけど)
ですから、”現代の若者の間で「蟹工船」ブーム!”と言われても、「分かるような気がする」とはならなくて、「妙な違和感を感じる」となってしまうのです。

それはそれとして・・・。

今、若者の間で「蟹工船」がブームってことはですよ、私が今「資本論」を読んでいることも、あながち間違っちゃいないと思うわけです。
もしかしたら、時代の最先端走ってんじゃねえの?
と、ひとり妄想しております。はい。

”序文”の中で最も印象に残っている言葉
汝の道をゆけ そして人にはその言うにまかせよ!


●本日の「資本論」~デコトラに運ばれる資本論~







エントリなさってから、しばらく毎日、このデコトラの写真を
眺めておりました。どうコメントさせていただいていいのか、わかりません、というのが
正直な気持ちです(+_+)
資本論読破も進んでいらっしゃることと存じます。
>どうコメントさせていただいていいのか
これは、つまり「夜中に、こんな写真撮ってるって?」
と、お感じになられたということでしょうか?
その辺については、ご想像にお任せいたします。(笑)

なかなか理解できずに、時間はかかっておりますが、少しずつ読み進んでおります。
あ~あ、本当に25年かかっちゃうかも・・・。

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