昨日、ボ・ディドリーが亡くなったそうです。
享年79歳。
ボ・ディドリーって知ってますか?
あの四角いギターを持った黒人のおっさんです。
チャック・ベリーやリトル・リチャードと並ぶロックン・ロールの創始者です。
でも何故か、ベリーやリチャードに比べるとやや人気面では劣っています。
その理由は明確には分かりませんが、多分彼のプレースタイルにあったのかもしれません。
ただ、ロックン・ロールが好きな方やロックン・ロールを演る方なら一度は耳にしたり、一度は奏でたことがあるのではないかと思えるぐらいボの音楽は多くの後世のミュージシャンに多大な影響を与えたといえます。
ボ・ディドリーの功績、それは彼が生み出したジャングル・ビートというリズムです。
あの、「ドン・ド・ドン・ド・スコドンドン」(分からない方には何のことなのかさっぱりですね。詳しくは下記のアドレスで確認して下さい。)のリズムです。
特に、彼の名前(芸名ですが)そのままの”BO・DIDDLEY”という曲がその全てを物語っていると言えます。
ジャングルビートと呼ばれるそのスタイルは、時に、”ボ・ディドリー・スタイル”と呼ばれます。
彼の名前がそのまま音楽の一ジャンルとして定着しているのです。
彼の独創的なリズムやサウンドに見せられた者は、決してそこから離れようとはしない、そんな魅力のある音楽です。
独創的が故の否定的な意見もありますが、それは当然のことで、彼自身もそれを十分把握した上でロックン・ローラーとして生きていたのだと思います。
「おっさん、そっち行くのちょっと早くねえか?」
「そうだなあ、でも沢山のミュージシャンが俺の後を継いでくれるだろうから、大丈夫じゃねえか。」
「まっ、そうかもしれないね。」
「しかし、おっさんも悪いタイミングで逝ってくれるよなあ。」
「何が?」
「だって、俺ここで数日前に3コードの可能性について熱く語ったばっかりだよ。これから、おっさんのことシンプルなリズムとコード進行で誰にも真似できないようなグルーヴ感を生み出した人として紹介するつもりだったからさあ。」
「お前、何言っての?俺はコード1つで十分なんだよ。」
「あっ、そうだった。1コードでリズムだけどんどん変化させてそこへ訳のわからない和音入れたりして、すっげ~テンションのグルーヴ感出した曲とかも創ってたね。」
「そうそう、何度も言うようだけど、ロックン・ロールの肝はグルーヴ感」
「そうだね。あんだけシンプルなコード進行で、あんなにすげえグルーヴ感ありえないもんね。やっぱ、バンドマンっていいっすね。」
「お前、最近ベースまた始めたんだってなあ。もう、ジャングルビートは思い出したのかい?」
「思い出すも何も、ジャングルビートって何ですか?って聞かれたらうまく説明できないけど、俺の身体の中にジャングルビートは刻み込まれてるよ。見えない刺青みたいなもんだよ。」
「そうか、でもジャングルビートを極めるには、お前はまだまだだな。」
「分かってるよ。だから今から練習するよ。」
「練習するだけじゃ、駄目だ!身体で感じろよ。」
そうなんです!凄くシンプルで、1聴すると簡単そうなんですが、実際やってみるとなかなかあのグルーヴ感は出ないんです。それこそが、あのおっさんの凄いところなのです。
http://jp.youtube.com/watch?v=_IWTqNboP8c&feature=related
↑これが、”BO・DIDDLEY”という曲です。
ジェームス・ブラウンが「次は、こいつだ!」(英語わからないけど、多分こんなことでしょ)と紹介してるところがまた泣けますねえ。
もう一曲。
これがシンプルで格好いい3コードだ!
http://jp.youtube.com/watch?v=DHgqtC02Qt0&feature=related

55年から58年に録音された2枚のアルバムのカップリングCD。ジャケットのボが若い!
本当に、ボからは色んなこと教わったなあ。
ありがとうございました。
感謝します。
コメント追加
四角いギター、初めて見ました~。
右腕の内側とかに角があたりそうだなぁ、なんて思ったりしましたが、
そんなことはないですね( 一一)
ジャングル・ビートというのは聞き取れなかったのですが(…)
同じ旋律を音程を変えて楽器も変えて何度も登場させていたのはわかりました。
本当にシンプルですね。
観客もオシャレで、ビートルズっぽい、と隣で申している者がおります。
私はイケた雰囲気に圧倒されておりました。