バンドブームについての私なりのレポートは前回で終了しましたが、もうちょっとだけ当時の話を。
皆さんは、「宝島」という雑誌をご存知ですか?
以前(結構昔)は、私はよく読んでいたような気がします。特に80年代から90年代中頃までは、よく読んでましたねえ。
どんな雑誌かって?
一言で言えば、「日本のサブカルチャーを支える雑誌」ですかねえ。
ただ、私がよく読んでた頃は、ほぼ音楽雑誌と化していました。
今日はそんな頃の話。
私の大学の先輩が当時勤めていたのが、”JICC出版社”。
(この”JICC出版社”が、現在の”株式会社宝島社”です。)
当時は折りしもバンドブーム絶頂期。
ですから、雑誌宝島の内容が音楽に偏ったのも自然の流れかもしれないですね。
そして、JICC出版が当時手がけていた雑誌に”バンドやろうぜ!”という雑誌がありました。(2004年廃刊)
また、JICC出版は音楽業界におけるインディーズの世界に注目し、自らキャプテンレコードというレーベルを立ち上げていました。
(この辺からも宝島の内容が音楽に偏っていった理由が分かりますね)
したがって、元バンドマン(インディーズでのレコード発売あり)である先輩は当然、現場への取材が主な仕事でした。
取材と言っても、様々なアーティストのライヴを見に行き、どんなライヴだったのかをまとめるような仕事でしたが・・・。
というか半分は、あいさつ回りみたいな仕事ですね。
要するに、アーティスト側(正確には、所属事務所や所属レコード会社からでしょうが)から、「今度、○○でライヴを行うので、是非お越し下さい。」みたいな招待が、雑誌社には無数に届いていましたから、そこへ出向くという仕事です。
アーティスト側が招待するのは、雑誌社を含む各メディアや音楽評論家ですが、やっぱり、一応見に行ったよ的なことをしておく必要があるようで、ほぼ毎日、何処かへライヴを見に出かけるというのが、当時の先輩の仕事だったというわけです。
まあ、正確に言うと、入り口の関係者受付に用意されている来場者の記帳に、「JICC出版社 ○○」みたいな記載を残すことが仕事の肝みたいなものですね。
もちろん、雑誌社のほうから取材を申し込む場合も少なくないです。気になるアーティストがいれば、ライヴの取材を申し込むわけですが、当然のことながら取材を断られることは無いです。
この先輩の仕事が私にいい影響を与えてくれました。(というよりも、色々な意味でおいしかった)
その先輩は基本的に人のライヴを見ることが好きではありませんでした。(もちろん、好きなバンドのライヴは別ですが、取材で仕方なく行くなんてことのほうが多かったですから)
だから、一人で見に行くことが苦痛だったようで、先輩のお供によく呼ばれました。
その先輩には非常に可愛がってもらえたのですが、私がお供に呼ばれた一番の理由は、先輩と私が所属していたサークル(音楽サークル)内では、最もメジャー志向が強く、またどんなライヴでも真剣に見る(嫌いなバンドのライヴでも、そのバンドが人気がある理由を探ろうとしましたから)からだったと思います。そして、誰よりも暇だった。(笑)
そんな中、私にとってありがたかったのは、「お前、何か見たいバンドある?」と聞かれ、「あのバンドが見てみたい。」と言えば、先輩が取材を申し込んでくれ見に行けたことでした。
つまり、「取材」という名目でタダでライヴが見れたのです。
これはありがたかったですね。
私のバンド活動にとても役立ちましたから。
まあ、バンドブームの終焉とともに、先輩の”ライヴ挨拶回り”の仕事も徐々に減り、先輩の仕事内容も変化したことにより、私の「おいしい」お供も終わりましたが。
ここの数日、当時のバンドブーム全盛だった頃の資料をあさっていたのですが、どうしても見つからない一冊がありました。
それは、JICC出版社が1991年に出版した”日本ロック・バンド大事典”というバンド名鑑みたいな本。
しかたなく、アマゾンの中古で探したら、即発見!迷わず注文。
これは、いい資料集ですよ。メジャーだけでなく、インディーズも沢山掲載されていましたから。
最後に、当時先輩のお供をしていてありがたかったことをまとめると、
1.気になるバンドのライヴがタダで見れた。
2.見る席は常に関係者席で、なんとなく偉そうにしていられた。
3.ライヴを見終わった後、必ず焼肉に連れて行ってもらった。
非常にいい思いをさせていただきました。感謝!
コメント追加

おもわずうっとりです。(焼き肉、のあたりでジュルリ)
ワシも今日資料をあさっていて、「別冊太陽 日本のロック」
を見つけました。奥付は93年、何に使ったのかしら・・。
50年代からのことが扱われていて、御三家に詳しくなった日曜日でした。
私の手元の資料なんてこんなもんで・・
ポピュラー音楽史(とくくっていいのかしら)ちっと勉強しろよと
自分で突っ込みました。なさけなや。