”マツモト・バウンド”~bluesが聴こえる~
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2008/04/05 22:01 | 印刷

久々に観たくなった映画。


    タイトル:俺たちに明日はない
    監督:アーサー・ペン
    出演:ウォーレン・ビーティ
       フェイ・ダナウェイ
    出版社/メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
    メディア:DVD








1967年のアメリカ映画。
原題は、”BONNIE AND CLYDE”。
アメリカン・ニューシネマの原典とも言われています。
私にとってのアメリカン・ニューシネマと言えば、この作品と”イージー・ライダー”ですね。
この2作品の共通点は主役が”アウトロー”ということでしょうか。
どうしても、そういう存在に憧れてしまうんですよねえ。

1930年代、大恐慌にあえぐアメリカ。
そのアメリカでは、ギャングが横行。
そんな中、登場したのがこの映画の主人公であり、実在の人物であるボニーとクライド。
彼らは、全米を荒らし回り、悪の限りを尽くした。
彼らを支えていたものは、お互いの愛だけであった。

当時のアメリカの状況からすれば、彼らのようなギャングが拍手喝采を浴びたことも理解できるような気がします。
先行きの見えない重苦しい閉塞感に包まれたアメリカの中で、彼らに「アメリカの明日」を見ていたのかもしれません。

現代の我々、しかもこの日本において、この映画を観た人たちの感想はいかなるものになるのでしょう?

どうやら二つの評価があるようです。

まず一つ目は、単純に娯楽映画としての評価。
つまり、この映画のファッション性に魅せられたっていう意見。
特にボニーを演じるダナウェイへの憧れ。
もちろん、私もこの映画の映像やダナウェイには惹かれました。

もう一つの評価は、ギャングつまり彼らのような悪者をヒーローに仕立て上げていることへの嫌悪感を表すもの。
犯罪者である主人公に拍手喝采はおかしいというものですね。
まあ、これがフィクションであれば、このような意見もあまり無かったかもしれませんが、この映画は実話に基づいて創られていますからねえ。
実際に存在する凶悪犯を主人公にした映画が、その犯罪者をヒーローとして扱っていたら、やっぱり基本的には嫌悪感を抱くでしょうからね。

どちらの評価も間違ってないような気がします。
純粋に映画としての完成度に注目した場合と、映画の向こうにある現実に注目した場合とでは、自ずから答えが異なるでしょうから。

私は、単純に映画としていい出来だと思っています。
犯罪者をヒーロー扱いしていることについては、あくまでも当時のアメリカで彼らがヒーロー扱いをされていたということなだけですから、特に嫌悪感を抱くことも無かったです。

現在の日本に、この二人のような存在が現れたら我々はどう感じるのでしょうね。




あっ!言い忘れましたが、この映画の有名なラストシーン。
衝撃度の高いものとして有名ですが、実話を知ってて見るとそれほど衝撃度は高くないと私は思います。

そして、実はラストシーンがああなっていることで、さきほどの、この映画に対する二つの評価に応えることができるようになっているのではないかと思います。

この映画を見てない方にとっては、何のことなのか意味不明だとは思いますが・・・。










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