さ~て、どこに売るかねえ~。
連日巷を騒がしているコムスンの問題。
数年後には、ほとんどの事業所を閉鎖せざるをえない状況に追い込まれたコムスンに対して手を伸ばしているのは、天使?それともハイエナ?
昨年の法改正により、訪問介護事業による収益を民間企業が上げることは困難になったことは周知の事実。
にもかかわらず、すでに20社程度の企業が、コムスンからの事業譲渡を熱望している。
何故だ?
自社の利益よりも社会貢献の道を選ぶ企業がこんなにもあるのか?それなら結構な話だ。
ほぼボランティアだからなあ。
そんなわけないよねえ。
話の中身をよ~く見てみると、元々コムスンが行っていた介護事業は、訪問介護だけではなく、デイサービス、グループホーム、有料老人ホームとある。
そして今回コムスンからの事業譲渡を希望している企業のほとんどが、コムスンの介護事業の一部譲渡を望んでいるのだ。
(全事業の一括売渡を希望しているのは、ニチイ学館だけだそうです)
もちろん、各企業が得意とする分野の譲渡だけを望むのは当たり前の話。何も悪いことではない。
そして何よりも考えなければならないのが、現在のコムスンの利用者の今後の処遇である。
つまり、”介護難民”を生まないことである。
介護事業に携わる事業者のほとんどが、
「介護を必要としている方々のための事業である。採算性度外視でもやらなければならないと考えている。」
と仰る。つまり、社会貢献。
この志で介護事業を行い、コムスンの事業を引き受ける。
いい話ですよねえ。
それなら、高級有料老人ホームを作って営業するだけの資力があるなら、それを地方の十分な介護が届かない地域で、訪問介護事業にあててよ。
儲かる部分しかやらない事業者から、世の為、人の為に我々が事業を引き継ぐ。と言われても正直”?”。
民間企業なんだから利益追求するのが当たり前。それを批判するのは絶対に間違っている。
以前、村上氏が、「金を儲けることが、そんなにいけないことですか?」と言っていたことがある。
私は、金を儲けることがいけないことなどとは微塵も思わない。(もちろん、大切なのは金だけだと思っているわけでもない)ただ、金の儲け方がいけないのだと思っている。
法を犯して金儲けをする人間は断罪されるべきだと思っているにすぎない。
もちろん、今回コムスンからの事業譲渡を希望している企業が法を犯していると言っているわけではない。
ただ彼らの言葉が、私には綺麗ごとを言っているようにしか聞こえてこないのだ。
民間の企業なんだから、「儲かるから事業譲渡して欲しいと思っているんですよ。」と言ったってかまわないはずだ。もちろん、その言葉を聞いた人達が、「なんて下品な!」と感じるかもしれない。もっと言えば、介護を食い物にする卑しい輩。と捉えるかもしれない。
本音を隠して建て前で語る。
これが日本人の美徳かもしれない。
私の体には合わないけど・・・。
私は建て前でものを語る人間を信用できない。
とにかく、コムスンにとってはハイエナでもかまわないから、介護を必要としている人達にとっては、天使であって欲しいと願うばかりだ。
今回コムスンに対して事業譲渡を求めている企業の皆様、コムスンが行ったことは決して許されるものではないし、厳しく断罪されるべきものです。
しかし、コムスンの事業所拡大路線によって助かった方々がいるのも事実です。その方々を切り捨てるようなまねだけはなさらないようにお願いしますね。
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