ひっぱりにひっぱったこの話。
今日で5回目です。
さて、”リース契約”に関する説明があったかどうかを証明するのは結構困難、クーリングオフはできない。
しかも、株式会社△△のCが訪れた日以降、毎日のように△△からは取り付け工事に関する電話が掛ってくる。
この電話に対して、Aさんは、とりあえず工事をするのは待って欲しいと言うだけ。
何故、電話の際にAさんは「契約を解除したい」と言えないのか?
それは、契約書に書かれていたある条項が気になっていたからです。
それは、「本契約を申込者の都合により解除する場合は、違約金として契約料の20%を支払うこと」という部分。
ここまでの状況を総合的に判断したAさんは、自らが取りうる処置の方法をまとめてみた。
①このまま契約書通りの契約をする。
②違約金を払って契約を解除する。
③Cが契約書に勝手に記載したことやリース契約に関する
説明が無かったことを理由に訴訟を提起し、契約の無効を
訴える。
しかし、どれもこれもAさんの懐を結構痛める。
できれば、無駄な金など払いたくない。(当たり前ですね)
そこで、Aさんは知人の専門家に相談することに。
すると、まずは○○電力へ問い合せしてみようということに。
問い合わせの内容。
①○○電力は他の業者に委託して節電機器の販売及びリース
をしているのか?
②株式会社△△と○○電力の関係は?
○○電力の回答。
①他の業者が節電機器を自社開発し、販売等をすることは
違法でもないし、それを○○電力のほうからストップを
かけることもできないが、○○電力から業務を依頼して
販売等をすることは一切ないし、○○電力からそのような
営業の電話を顧客に対してすることなどあり得ない。
②一切無関係。名前も知らない。
この○○電力への電話により事態は急展開。
当初、Aさんへ掛ってきた電話の主は、「○○電力です。」と名乗っていたが、○○電力はそのような電話に関しては否定した。
また、株式会社△△は、「○○電力から委託されて業務を行っている。」と言っていたが、これに関しても○○電力は否定した。
つまり、「○○電力です。」と名乗った電話も株式会社△△が、○○電力のふりをして掛けてきた可能性が極めて高い。
総合的に判断すると、「詐欺」の可能性が高い!
そこでAさんは、次のような内容証明郵便を株式会社△△に対して送り、相手の出方を伺うことにした。
「当社は、平成19年○月○日、貴社との間で、節電機器に
関するリース契約を締結いたしました。
当社は、前記商品について貴社のC氏より、”○○電力
からの請負で営業している”とのご説明をいただいており
ましたことなどから前記商品を導入することとし、前記
契約を締結いたしましたが、貴社のご説明は虚偽のもので
あり、実際には貴社は○○電力とは無関係であることが
判明いたしました。
従いまして、民法96条第1項に基づき、本書面をもって、
前記契約締結の意思表示を取消します。
尚、本書面到達後7日以内に、貴社より何らかの回答なき
場合は、本契約取消しの意思表示を了承していただいた
ものと判断させていただきます。」
*民法96条第1項・・・詐欺による意思表示の取り消し
この内容証明郵便が功を奏したのか、内容証明郵便が相手方に到達するまで毎日続いた相手からの電話は一切なくなりました。
また、何の回答も寄こさないことから、もう何も言ってこないだろうという判断となりました。
そして、内容証明郵便が相手方に到達してから2週間が経過した時に、”プロローグ”でお伝えした○○電力からのお知らせが新聞に掲載されました。
尚、今回のこの5回にわたる記載は、かなりコンパクトにまとめました。(これで~?)したがって、本来であれば別の法的判断ができる場面も多々ありますが、その辺は割愛させていただきました。
また、内容証明郵便を送付するにあたって、相手方の出方による対処の仕方については沢山の可能性があるわけですが、例えば、「契約の解除なんだから違約金払え!」と言ってくれば、「解除ではなく取消です」(解除と取り消しの違いについてはまた暇があったら書きたいと思います)と言うとか、相手方が訴訟にしたとしても、この程度の事件なら実際には和解手続になるから、その場で「絶対に1円も払わない!」と言い続けるのが肝要などの準備がなされていたようです。(実際にはこの部分が結構重要なのでこれも後日暇があったら書きます)
要するに、株式会社△△がまともな業者であれば、今回の内容証明郵便に対して何らかのアクションを起こすはずで、もし何もしなければ彼らには後ろめたいものがあるという判断ができるということが大前提の考え方になっているのです。
ちなみに株式会社△△のCの名刺には会社のHPのアドレスが記載されており、そこを見ると、節電機器の取り付け業務をしている旨の記載とその手続に費用は一切掛らない旨は記載されていますが、肝心要の節電機器の写真も無ければ、節電機器に関する説明等は一切記載されていないそうです。
5回にわたって書いてきたこの話は今日をもって一応完結!
お読みいただきありがとうございました。
楽しませていただきましたのでシリーズ2を期待します。
リアルで考えさせられる内容でした。
人を騙そうとす人との追いかけっこですねー。
気をつけようと思いました。
人を騙そうとする輩の手口というか思考回路を知ることも防衛策の一つだと思います。
だから、我々は常にそういう存在に対するアンテナを立てておかなければならいでしょうね。
「会社名」ってところがミソなんですね。
うちにきた「KDDI」も会社名って言ってたのは、そんなこともあってなのかな?
おいしい話には気をつけよっと!
でも、なにかあったら happaさん、お願いします!
ドキュメントなタッチにグイッと引き込まれてしまいました。
オレオレ詐欺に遭いかけたりしましたが
なんとか右から左へ受け流して凌いでいます。
それにしても電話の勧誘の多いこと!
ナンバーディスプレイで、着信拒否できるので以前よりはストレス少ないですが。
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最後は痛快な時代劇を思わせました^^。