数日前に私の”本日のBGM”で紹介した「山谷ブルース」が最近頭から離れない・・・。
”今日の仕事はつらかった あとは焼酎をあおるだけ
どうせどうせ山谷のドヤ住まい
ほかにやること ありゃしねえ
一人酒場で飲む酒に 帰らぬ昔がなつかしい
泣いて泣いてみたってなんになる
いまじゃ山谷がふるさとよ
工事終わればそれっきり おはらい箱の俺たちさ
・
・
・
人は山谷を悪くいう
だけど俺たちいなくなりゃ
ビルもビルも道路もできやしねえ
だれもわかっちゃくれねえか”
別に普段の自分の仕事が辛いわけじゃないのに何故かこの曲が頭に浮かぶことが多い。
山谷と言えば日雇い労働者が集まるところっていうイメージが一番ですかねえ。手配師と呼ばれる労務者斡旋人が建築工事の現場作業を紹介するシステムが主流だと思われます。
今現在、山谷と言う地名は無くなってしまったそうですが、今も日雇い労働者が集まるところのようで、教会などがボランティアで炊き出しとかしてるそうです。
私は東京に居た頃、よく日雇いの仕事してました。ほとんどが当時3Kと呼ばれた仕事です。表3K(高学歴、高収入、高身長)に対して、裏3Kは、きつい・汚い・危険です。一日行けば結構な収入になったので困ったときは行ってました。もちろん、仕事を紹介してくれるのは山谷の手配師ではないですが。
時の日本は大バブル期ですから、ほとんどが建築現場、それも大きなビルばかりだったような気がします。
そんな現場で出会ったおっさん達との会話が結構楽しかったような気がします。
そのおっさん達は別に山谷で仕事見つけてたわけではないのですが、冒頭の山谷ブルースの歌詞のようなことを言ってたのを覚えています。
「あんちゃん、こんなきつい仕事やだなあって思ってるだろ。でも、俺たちがやってる現場仕事は日本の経済の土台を支えてるんだからな。あんちゃんも気合入れて仕事しろよ。」
当時の私は、そんな言葉を聞くたびに、「おっさん何言ってやがる、俺たちの代わりなんていくらでもいるじゃねえか。別に日本の経済なんて支えたかねえや。」と心の中で叫んでいました。
今考えると失礼なこと考えていたなあとも思います。
おっさん達が言っていたことが正しいのか正しくないのか、おっさん達が自分の仕事に誇りを持っていたのかどうかはよくわかりませんが、少なくとも今の私は仕事があって飯が食えることには感謝しています。しかも自分がやりたいことで飯が食えることに。あの現場仕事でかなり精神的に鍛えられたのは間違いないかな。
一番のオチは、当時私がヒイヒイ言いながら仕事をしたあのビルの見晴らしバッチリなオフィスで私の学生時代の後輩がビッシとスーツを着てビジネスマンしてることでしょうか。
本日のBGM

MEN AT WORK / BEST
労働者から連想するアーティストと言えば、やっぱり
メン・アット・ワークじゃないですかねえ。
オーストラリア出身で80年代に一世を風靡したバンドです。
”ノックは夜中に”、”ダウンアンダー”など、ポップな曲と
やや皮肉っぽい歌詞が印象的です。
彼の「チューリップのアップリケ」も好きです
高石ともや ・高田渡 ・中川五郎
懐かしい名前が思い出されます
彼と一時期一緒だった吉田日出子も好きです
みんな自分に正直に生きようとしているし
それぞれ強い生き方をしてきている人たちですね
岡林ですが途中歌の世界からドロップアウトしたようですが
今も歌いつづけているのでしょうか
コメント追加
その言葉が自分に突き刺さります。
私は、また違うかもしれませんが美輪明宏のヨイトマケの唄を聴いたりします。父が繰り返して聴いていて、意識するところがありまして。