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2008/01/29 12:50 | 印刷

昨年のクリスマスにグレン・グールドのイギリスでの録音80枚セット
Complete Original Jacket Collection [Box Set] を買いました。
手持ちのものとずいぶんダブりましたが・・・とてもお得でした。

家人と私は、熱烈なグールドファンです。
すべて聞き終えました。

グールドを語ればつきません・・・と思いきや
言葉をさがしましたが・・・どれも言い足りず。

グールド いいわ。だけです。

で。

80枚の中から私なりのベスト3ぐらいを選んでみたいと思います。

まずは私のベスト1。

バッハ ヴァイオリンとハプシコードのためのソナタ 6曲
(BACH: The Six Sonatas for Violin and Harpsichord BWV 1014 BWV 1015 BWV 1016 BWV 1017 BWV 1018 BWV 1019)
特に4番 BWV 1017  いい曲です 泣けるバッハです。

1976年です
ピアノ グレン・グールド
ヴァイオリン ハイメ・ラレード

この演奏は、後世に残る名演奏のようです。

ヴァイオリンがピアノの伴奏をしているとか、グールドの世界だけとの意見もありますが、私はそうは思いませんでした。
ピアノとヴァイオリンのバランスが絶妙に良いとかんじます。どちらをもひっぱらず、気遣いあいながら自己主張しています。ハイメ・ラレードは、ソリストというより室内楽奏者です。

解説によれば、このヴァイオリン・ソナタの録音は、1975年頃の深夜に3回ほど行われたそうです。何度も録音をとりなおしたそうですが、ラレードによれば、グールドはセッションの間に、一度も音を間違えなかったと。何度も取り直しをしたのは、ひたすらよりよい解釈を捜すためだったと。
このソナタは難曲ではないですが、独奏ではないですが、グールドは暗譜で弾いていたはずです・・・・・スゴイナァ

グールドのエピソードで強烈に記憶にあるのは、これ↓
「同じ曲を、何度弾いても、同じ時間(秒まで)で弾き終わる」・・・・・アリエナイョ


さて。
ユーチューブでは古い演奏しかみつけられませんでした。
ヴァイオリンはハイメ・ラレードではありません。
しかも、冒頭の大事な2音が入ってない!残念です。

バッハ 
ヴァイオリンとハプシコードのためのソナタ第4番 BWV 1017
ピアノ グレングールド
ヴァイオリン ユーディ・メニューイン(Yehudi Menuhin,

Bach - BWV 1017(4番) - Gould, Menuhin Pt.1(一楽章)



Bach - BWV 1017(4番) - Gould, Menuhin - Pt.2(2楽章)



Bach - BWV 1017(4番) - Gould, Menuhin - Pt.3(3楽章)



Bach - BWV 1017(4番) - Gould, Menuhin - Pt.4(4楽章)

す、凄い!80枚ですか。
全て聴くのにどのぐらいの時間を要したのでしょうか?

>グールド いいわ
分かります。その感じ。私も大好きなアーティストを聴いた後の言葉ってこのぐらいです。たまに、「○○って、やっぱいいわ。」ですね。

>同じ曲を、何度弾いても、同じ時間(秒まで)で弾き終わる
凄いエピソードですねえ。
ちなみに以前私がやっていたバンドは、
「同じ曲を、何度やっても、違う時間で終わる」
でした。
happaさんへ
>全て聴くのに
年末年始は、紅白歌合戦も見ず、除夜の鐘も聴かず、2年参りとんでもない、正月もほとんどテレビを見ず、夜は丑三つ時まで・・・
エンドレスでグールドは流れておりました(^^ヾ
>「○○って、やっぱいいわ。」ですね。
(*^^*)v
>「同じ曲を、何度やっても、違う時間で終る」でした。
ふつうはこっちのほうが音楽ですよね。
グールドが異常だと思えます笑
グールドはmidiの脳を持っているとの話も聞きました。音の長さへの感覚がすごいものありますね。ひとつの音の強さへも異常なこだわりがありますけれども。
今年の三月頃でしたか吉田秀和(音楽評論家)が八十何歳かに老いたが、まだ評論を続けている様子のNHK特集番組がありました。その中でG.グールドの演奏を「はっとするようなリリシズム」と評していました。氏の著作「世界のピアニスト」のなかで一番最初にグールドのことを慈しみ深く描いてます。先の氏の番組の中で、いろいろ聞きますが結局バッハ、モーツァルト、ベートーベンに行き着きます私の場合は--と洩らしてました。数年前ですがNHK BS-2深夜放送でG.G.の特集(カナダ・トロント放送局編)を三晩続けて放映しましたが、いかに集中力を高めることに意を砕いていること、また番組中一度も楽譜を置いて演奏はしてませんでした。自分だけの彼の世界というものがあるんでしょうね・・たとえコンチェルトであっても(メニューインとのデュエットではお互いの人間性を理解しあう高度なケース?)
こんにちわ。
>今年の三月頃でしたか吉田秀和(音楽評論家)
私も見ました。吉田さんの髪の毛に感動しました(笑)
>その中でG.グールドの演奏を「はっとするようなリリシズム」と評していました。
すっごく難しい言葉でお話されていましたよね。
難しい言葉がまたよく似合う、髪の毛(^^ヾ

>氏の著作「世界のピアニスト」のなかで一番最初にグールドのことを慈しみ深く描いてます。
これはぞんじませんでした。探してみます。
>結局バッハ、モーツァルト、ベートーベンに行き着きます私の場合は--と洩らしてました。
若い頃モーツアルトが嫌いでどうしても楽譜どおりにひけなかったのですが(この時グールドのレコードをまねしていた汗)、恩師(作曲家)から、「君ねぇ、年取ると、モッツアルトがよくなるんだけどねぇ」と言われつづけました。最近です。モーツアルトいいな~と思えるようになったのは。年取りました。
モーツアルトおすきですか?
ここ数ヶ月は、ブラームスのインテルメッツオばかり聞いています。
Mozart The Complate Piano Sonatas by G.Gouldとの四枚組CDセットをよく聞きますが(その80枚ボックスセットにももちろん入っているでしょう)グールドがモーツァルトについて特にK330でしたか(通常ピアニストはムードたっぷりの演奏だが)「ビタミン剤を入れられた様に溌剌と」弾いて興味深いです。私は普通の音楽愛好家ですがクラシックはモーツァルトを集めることから始めましたから~玄人の方たちがその作品を「神のなせる業」とそそのかしたんですね。好んで聞くのは小編成のアンサンブルとかオペラ内の混声小曲でしょうか。「若い頃は嫌いで云々」とのことですがそれは弾き手としてでしょうか・・~ブラームスのインテルメッツオ(←これも室内楽のこと?)中年老年でもどの年代になっても、特に最近はパソコンのお陰で「いつでもどこでも、この演奏家のこの曲」を見聞きできる願ってもない時代に生きいるんですね私達は! 
こんにちわ&すみません。お返事おそくなりました。スパムと宣伝のメールが多くて、どんどん下にいっちゃって・・・と言い訳をまず書いて笑
>クラシックはモーツァルトを集めることから始めましたから~
通ですね(^^v
>好んで聞くのは小編成のアンサンブルとかオペラ内の混声小曲でしょうか。
私はほとんどがピアノがらみです。
>弾き手としてでしょうか・・
はい。そうです。
弾く事を意識せずに、聴くをたのしめるようになったのは50歳すぎてからです。
>ブラームスのインテルメッツオ(←これも室内楽のこと?)
これもピアノです。

>中年老年でもどの年代になっても、特に最近はパソコンのお陰で「いつでもどこでも、この演奏家のこの曲」を見聞きできる願ってもない時代に生きいるんですね私達は!
 
そうなんですよね恵まれた時代。
パソコンの中に好きな音楽がいっぱい。
そのわりに我が家は、きのうはこれ、きょうもコレ、あすもきっとコレ。と好きなきょくばか。パソコンに苦労してとりこんだのはなんだったのか笑
BWV1017チェンバロのためのバイオリンソナタのタイトルのこのブログに立ち寄ったのは偶然でした。今宵はシェリングのバイオリンを聞きたいものとYouTubeで検索したら→http://jp.youtube.com/watch?v=BId83iboDd8出てきたのですが、バッハのチェンバロ?好みのバロックだと興味をそそられ更にグーグル検索でBWV1017を捜してみましたら、バッハバイオリンとハプシコード・・に行きついた訳です。シェリング(Henryk Szaryng)との共演はヴァルヒャ(Helmut Walcha)という聞きなれぬ名だ~と思いきや、古典オルガンのバッハ弾きでは名だたる演奏家とのこと--一度全曲をグールド/メニュイン(或いはお薦めのハイメさんとの)聞き比べも一興でしょう。ところで吉田秀和氏の「世界のピアニスト」にはグルダ(Friedrich Gulda)のことも書いてありますがグールドと比べていて面白いですよ(ちくま文庫の小さい本です)本屋をうろついて物色するのも身近な気分転換ですね(よほどヒマ人かと疑うでしょうがこれでも建築設計家です)。
建築設計家さんこんにちわ。
突っ込んだお返事書きたくて、ネットサーフィンしましたが、なかなかみつかりません。断念です。
ハプシコードは若い頃弾いて、年代ものの楽器の弦を切り(弾き方が押さなくて汗)それいらいトラウマ(笑)です。弾いて思いましたが、表現が非常に難しいです、淡々とできないと。私は若い頃(今も?)エモーショナルだったので、弦を切ったのでしょうが・・・。
バイオリンとハプシコードは良いかもですね。
グルダ・・・忘れてました。やはり天才ですよね。グールドばかりの日々に、ちょっと風を入れたいこのごろです。手に入れてみたいです。
>吉田秀和氏の「世界のピアニスト」(ちくま文庫)
ですね。情報ありがとうございます。探します。
それと、建築と音楽と、似た感性があるように思います。バッハなんてまさに建築ですし。
↑訂正
×(弾き方が押さなくて汗)
〇(弾き方が幼くて汗)
ごきげんようエモーショナルさん--突っ込んだお返事とはどのような?断念など
とおっしゃらず時間のある時にでもコメントお待ちしております。

ハープシコードは(感情を静めて)たんたんと弾くべしとのこと。しかも平坦な
表現では退屈してしまうでしょうし・・(私はピアノはできませんが)近代のピ
アノの奏法=強弱や発音のつなげ方や切り方=のような自在性がないということ
でしょうね。グレングールドはこうした点にバッハの時代の鍵盤楽器を解釈して、
あの切れのいい奏法を生起するヒントを見つけたのでは---

それと「世界のピアニスト」にはグールドは~ピアニッシモがすばらしい~とあ
りますが・・(映像を見ていていると)弱く弾くところでも正確に生きた弱音に
なっている様子ですが、これ難しいんでしょうね素早く繋げていくところなどで
は---古典楽器の時代ではどう演奏してたのでしょう?

バッハの音楽が「構築的」=組み立てて完成させる=建築の構造(structure)
と共通する概念があるように思えます。その時代には神のみまえに奉げる音楽で、
わたくし心の入り込むすきなどなかったでしょう~作曲に建築を建設するような
構想力が必要とされたからでしょうか・・

西欧の文化人は「建築」のことを「凍れる音楽」と形容したようですがこの場合
は、地震力を受けない永久に近い構造物のことでしょうね。わが国では形あるもの
は滅びてしまう「はかなさ」の文化ですので、「浦の苫屋(とまや)の秋の夕暮
れ」などと茅屋を美学にしてしまうのです←でもこれも「凍れる音楽」かもね?

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