安曇野に移り住んで2年半が経った。
僕の夢はこの地で農業体験や地域交流のできる小さな宿を開くこと。
宿ができたらいろんな企画をやっていきたいと思い、
その足がかりとして、この夏若者を対象にワークキャンプを行った。

夏も終わりの週末に、家族4人だけでキャンプに行った。場所は千曲の聖高原近くの大池キャンプ場。
たいした設備も無いので、かえって穴場のようだ。テントサイトは僕らが一番乗り、後から2張立てられただけ。
頻繁にゲストが来る増田家は賑やかだけれども、家族だけでじっくりと過ごす時間が少ない。今回はPCも無く、僕にとっては家族だけに向き合う大切で貴重な時間だ。
メールありがとうね。
もらった曲聞きました。
歌詞も読んだよ。
なんだか、貴女にピッタリの曲じゃない?(笑)
いや、僕にとっても、他の誰だって、この歌詞の様なところがあるんじゃないかな。
そう思ったよ。
ワークキャンプの記事が地元紙に大きく紹介されて、それを読んだ地元の方たちからの反響があった。
記事の中で、食材の提供も呼びかけたせいもあり、塩尻の農家のじっちゃんは、
「ジャガイモがいっぱい獲れたからやるだ。」
と電話をくれた。若手の農家からの問合せも多く、協力したい、応援したいと言ってもらった。
『良いワークキャンプができました。ありがとうございます。』
そう僕の直筆で書かれた紙が、PCの机の前に張られている。1ヶ月前にまだ参加者が数名で、「大丈夫かな?、できるのかな?」とちょっと不安になっていた時に、友人の優君から「望さんが、いいイメージを持ってないといいワークキャンプになりませんよ。いいイメージを持ってやってください。」とアドバイスされた。その時、そうかもしれないな、そう思えて書いて張ったものだ。以来、この言葉を本当に実感を込めて何回も言ってきた。
いよいよ明日からワークキャンプ。今一度、心を落ち着けて、明日からのワークキャンプに望もう。
自分は何がやりたくて、このワークキャンプをやろうとしているのか?
たくさんの時間を、このために費やしたのはなぜか?
只今2泊3日の女子大生のゼミ合宿を受け入れている。きっかけは2月に行った東京武蔵野で交流『安曇野からこんにちわ。』。そこに来ていた実践女子大学のA先生が、なぜか僕に興味を持ってくれて、その後松本出張の際に話をしたりして、この夏のゼミ合宿に繋がった。Aさんとはまだ会って数回なのだが、この縁もまた不思議なものだ。
18日からのワークキャンプ、その初日の夜に原伸介さんの講演会をやる。原伸介さんは33歳の炭焼師、炭焼きをしながらオフシーズンの夏季には農林業や職人など現場で生きていくことの魅力を講演している。
今日はその事前打ち合わせ。本も書き、講演も数多くこなし、著名な原さんだが、生の原さんと話をしてみたい。そして自分の生の思いをぶつけてみたい。そんな思いで、少しドキドキして待ち合わせの喫茶店に向かった。
2ヶ月近くに及んだ長かったヒエ取りもなんとか終った。いったいどれだけの時間をかけただろう?周りの農家さんからは「えらい手をかけるじゃん。」と笑われ呆れられた。ずっと取り続けた。途中から「頑張るねえ~。」と声がかかるようになった。
「あのワークキャンプがはじまりだった。」
今日はアイガモを田んぼから引き上げた。稲穂が出始め、それが垂れてくるとアイガモが突付いてしまうので、カモはお役御免と成る。
