2020/07/15 20:15
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「水彩館」
そう書かれた看板を見てよし野の店主は思いました。「ああ、熱帯魚屋さんか・・・」
その看板を初めて見たその日から、そう思い続けてきました。よし野から近いこともあって、その看板が出てすぐの頃には間違いなく、よし野の店主は目にしていたことでしょう。
色とりどりの熱帯魚。緑鮮やかな水草。そういったものが水槽の水の中を彩るから「水彩館」。
「なんでこんな所で熱帯魚屋さん?」ず~と、そう思い続けてきました。
2ヶ月くらい前のこと。ひょんなことからある絵描きさんを知りました。安曇野の風景を描いていて、しかもその人の美術館が安曇野の有明にあるそうです。「有明なら近いぞ!」よし野も安曇野の有明にあります。
その美術館が有明にあるとなったらもう行くしかありません。美術館の名前は・・・
「水彩館」
「え~!」

透明水彩絵の具を使った絵。不透明水彩絵の具を使った絵。芸術の対極に位置するよし野の店主であってもその違いにじっくりと見入ってしまうのでした。
先週、美術館に行ったよし野の店主。それからというもの普段見慣れていた安曇野の風景がまた違って見えるようになりました。
よし野の店主は間違いなく再びここを訪れて絵を鑑賞することでしょう。
それにしても何も分かっていないのにきっとそうに違いない。と、いう思い込みとは怖いものです。
投稿者 : ariakeyamanosoba
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