構造見学会(2) 盛況御礼 | Home | 幅木 窓額縁下枠
2008/05/27 0:01 | 印刷

外壁に施工するときに表と裏を間違うと大変です。表には製品名や企業ロゴがはっきり印刷してあるのは、表裏の間違いを防ぐことが目的の一つです。















1)防水機能の差
ハウスラップの機能として、外部からの水滴を通さないように表側には撥水性を持たせています。一方、裏側に水滴がつくと転がり落ちにくく、また防水性能も少し落ちるようです。

2)シートの透湿性に方向性があるか?
次に、透湿性に裏→表、表→裏で違いがあるのかを調べてみようと思いました。
90℃以上の湯で透湿性の簡易テストを行いました。

湯呑みとコップの間にシートを挟んでガラスコップの曇り方の差を観察しましたが、
開始直後には次の写真のように差があまり見出せません。












しかし、数分後の観察終了時には裏→表方向のほうが、表→裏方向よりも
コップ内壁の大きい水滴が明らかに多く見られました。












シートをはずして湯呑み側の面を観察したところ、
裏→表方向は湿った感じだけですが、表→裏方向の方は、表側で結露しています。












つまり、結露水が水蒸気通過に対するバリヤになった(水蒸気を通すチャンネルを塞いだ)ために、コップへの透湿を妨げたと思われます。

この実験結果の解釈で注意すべきは、90℃の湯から立ち上る湯気は水蒸気ではなく小さい水滴であるということです。

水蒸気のみを用いた下記の実験を行ってみればわかりますが、シートの表面で結露が生じない程度の条件であれば、差が出ない(少ない)可能性があります。

防水透湿シートを室内側に施工した場合、その構造からみて、鍋の湯を長時間グラグラ煮立たせ続けるような特殊な条件でなければ、裏→表、表→裏の透湿性の差はそれほどないだろうと思っております。

その確認のためには、通常の室温にて35℃程度の微温水(恒温装置にのせて保温)を使用して、コップ側に温湿度計を置いて、経時的に測定する追加実験を行えばよいだろうと思います。

コメント追加

タイトル
名前
E-mail
Webサイト
本文
情報保存 する  しない
  • 情報保存をすると次回からお名前等を入力する手間が省けます。
  • E-mailは公開されません - このエントリーの新規コメント通知が必要なら記入します。