アルプス公園 | Home | アルプス公園:ショートストーリー「一目惚れの彼」
2007/07/22 5:46 | 印刷

春はさくらぎ。
やうやうあかくなりたる、蕾みすこしひらきて、こどもらの声木々に響きたる。

夏は宵。
園内はもとより、新設の駐車場のなほ、カップルの語りたる。また、新しき道犬連れで散歩するもをかし。夕立など風情もをかし。

秋は紅葉。
日の短くなりて木々のオレンジに染まりたるに、新しき園道急ぎてかえる家族の歓声などとびいそぐさへあわれなり。
まいてカラスの水辺広場にとまりて鳴きたるみゆるはいとをかし。
日いりはてて無人の園を想像するなど、はたいふべきにもあらず。

冬は積雪。
小雪はいうべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでいと寒きにカイロ持参で嬌声あげつつ走りまわる子らもいとづきづきし。
昼になりて、ぬるく子の乗れる恐竜に積もりたる雪とけて泥だらけになりてわろし。




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アルプス公園を「枕草紙」風に詠んでみました。いかがでしたでしょうか。

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