2007/07/24 23:54

アルプス公園なんて久しぶり。高校を卒業して以来かな。
久々に松本に帰郷した私は今、中古で買った軽自動車のハンドルを握っている。高校を卒業して、短大の東京へ。そして就職、スピード結婚。ずっと松本から離れていた。それなりに楽しかったけど、つらいこともあった。離婚して松本に帰ってきたのが半年前。実家に戻ったけど、居心地が悪くて一人暮らしを始めたのが3ヶ月前。移動に不便なので車を買ったのが1ヶ月前。この1ヶ月、仕事が終わり、暇さえあればハンドルを握って市内をぐるぐる回っていた。
そんな私が、アルプス公園へ行こうと思ったのは、ささいなきっかけからだった。
先週末、松本城のお堀をぶらぶら歩いていると、むちゃくちゃ好みの男性がいた。軽すぎず固すぎず、ハンサムでないけど小奇麗な感じ。男友達と散歩の途中らしい。さりげなく近寄って会話に耳を傾けると「来週アルプス公園でイベントが----絶対行く----」と聞こえてきた。絶対お近づきになってやる、と心に決めた。
この惚れっぽいのが私の弱点だ。過去、この勢いで結婚して成田離婚だもの。
でも、惚れっぽいのはどうやったら直るのだろう。
そんなの無理無理。それに、私らしくないじゃん。
そんなわけで、ハンドルを握っている私がいる。もちろん、策略も練ってきた。女一人でアルプス公園って、無茶苦茶不自然じゃない? タソガレにきました、って感じで。そんなわけで、高校時代の親友のマユに犬を貸してもらう予定になっている。とりあえず、駐車場で犬を受け取り、散歩をしつつターゲットを
探し出す、ってね。今日は一日がかりの予定だから、お昼のサンドイッチもしこたま作ってきた。コーヒーも自分でドリップして。だって、もし彼とお近づきになってお昼を一緒に、なんて展開になるかもしれないからね。
アルプス公園の駐車場に車を止め、マユを待つ。
今日はイベントというだけあって、車が多い。特に家族連れ。ひとりポツンと公園入り口に立っていると、不審な目で見られるような気がして気が引ける。
「ケイコさん?」
おもむろに声をかけられて、振り返ると、そこにはなんと!
彼がいた。ターゲット発見。
しかも、私の名前、知ってるし。
「はい?」
とりあえず疑問形で回答。
「えーっと、姉からムクを渡すようにって言われてるんですが」
彼の手からのびる紐の先にはポメラニアンが。
「も、もしかして、マユの弟? タケル君?」
「そうですよう。ケイコさん、かわってないねですね。そのボケっぷり」
タケルだったのか。一目惚れの相手は。
不覚。
「はい、どうぞ」
タケルはポメラニアンを渡そうとした。が。
「うわ、無理か」
凄まじい勢いで吠える犬。さては、こいつはメスか?
「どうしようか。ケイコさん、ポメ買おうか迷っていてお試し犬にってことでムクの散歩したいんだよね」
マユめ、そんなこと言ったのか。
「う、うん。でも、無理かも」
「無理じゃないよ。うちのムクだって、慣れれば吠えなくなるさ。よければ俺、散歩つきあおうか」
「え?」
「いや?」
いやじゃない。
「じゃあ、お願いしよっかな」
軽く言って、実は心臓ばくばく。
「じゃ、行こう」
そういって、一緒に公園への一歩をふみだした。

終わり♪

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この物語はフィクションです。
こんな感じのロマンスをサクっと書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。

2007/07/22 5:46

春はさくらぎ。
やうやうあかくなりたる、蕾みすこしひらきて、こどもらの声木々に響きたる。

夏は宵。
園内はもとより、新設の駐車場のなほ、カップルの語りたる。また、新しき道犬連れで散歩するもをかし。夕立など風情もをかし。

秋は紅葉。
日の短くなりて木々のオレンジに染まりたるに、新しき園道急ぎてかえる家族の歓声などとびいそぐさへあわれなり。
まいてカラスの水辺広場にとまりて鳴きたるみゆるはいとをかし。
日いりはてて無人の園を想像するなど、はたいふべきにもあらず。

冬は積雪。
小雪はいうべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでいと寒きにカイロ持参で嬌声あげつつ走りまわる子らもいとづきづきし。
昼になりて、ぬるく子の乗れる恐竜に積もりたる雪とけて泥だらけになりてわろし。




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アルプス公園を「枕草紙」風に詠んでみました。いかがでしたでしょうか。

2007/07/14 0:56

 私の中のアルプス公園の記憶は、いつも「楽しい」。思い起こすと酸っぱくもあるが、しみじみと暖かい。
 一番古い記憶は、小学校低学年くらいか。家族で行ったらしく、記憶には姉の姿がある。炭酸飲料を振ってあけて家族で大騒ぎ。風景は新緑なので、多分お花見か。でも、桜の記憶がないことを考えると花より団子の子供時代だったのか。今や公園の定番になった、太い綱に滑車のついた綱にしがみつて下る遊具、あれをやりたいのだが、人気で順番待ちをしたのもなつかしい。
 さて、時もたち、社会人になってから。桜の季節、高校時代の友人と連れ立って、女3人で花見をした。各自得意料理をもちよって、宴会。お茶を習っている一人が、お抹茶を点ててくれた。桜の花びらがはらはら散るなか、静かにいただいたお茶。最高の野点。もちろん作法は滅茶苦茶だったのだが、いまでも記憶に残る素敵な場面。
 さらに時も過ぎ、3人の子供を抱えて毎日ふうふういいながら日々慌ただしく過ぎて行く。でも、桜の季節には、都合の許す限りお弁当をもって、アプルス公園にお花見に行く。お弁当は必ず重箱で。内容はおにぎりや唐揚げだったり、時にはサンドイッチだったり。
 ココ最近、長男が小学校に上がり、4年になり友人と遊ぶのが楽しく家族とのコミュニケーションをうっとおしがるようになってきた。でも、やっぱり今年も桜の季節にはアプルス公園へ行った。「だっせえ。アルプス公園なんて行った事あるしぃー。つまんねえ」そんなことを言い渋る長男を連れてきた今年のアルプス公園。
 桜の下でお弁当を食べ、飽きてきた息子。「あっちにすごいのがあるヨ」と、新設されたロープの林間アスレチックに誘導。案の定、「おれ、降りずに端までいけるぜ!」と、夢中。保育園年長の次男も兄に負けじと必死にロープにしがみつく。さらに1歳の娘もロープをつかんでよじのぼろうとする。そしてロープのアスレチックの終点には長い滑り台が。何回も滑る息子たち。娘を滑らせるという口実で私も滑る。楽しい。そして、なんと幸せなのでしょう。春の桜のシーズン、滑り台の先は、まだ工事中でした。この先は、初夏にすでにオープンしたようですね。でも、この先はまた来年の桜のシーズンのお楽しみ。
 私の記憶の中のアルプス公園のように、息子や娘たちの記憶にも、この場所が懐かしく楽しい思い出となって何十年後かにおもいだせますように。そして、子供たちが、その子供をつれて訪れるまで、ずーっとアルプス公園が地域に愛され続けることを願ってやみません。

2007/07/14 0:04

 3人の子供を育児中である。
 上から、9歳(小4)、6歳(年長)、1歳(未満)という年齢構成。複数人の育児をする際の、大変な点は、3人が同時に遊べない、という点。下ふたりは公園にでも連れていけば喜んでいるが、上は不満。上ふたりはゲームしていれば喜んでいるが、下は暇。3人で同時に喜ぶのはおやつくらいである。
 さて、私はどうだっただろうか。女3人兄弟だったのだが、確かに3人で遊んだ経験はほとんどない。とりわけ仲の悪いとも思わないが、いいとも言えない姉妹仲だった。成人してからは、ほとんど交流がない。実家に帰る時期が同じなら顔を合わせると言う程度か。メールも年賀状もない。
 そう考えると、3人一緒に遊ぶというのは無理なのかも。それが自然というものか。いつまでも楽しいことの対象が同じってのも、確かにありえない。それを趣味とするのでない限り。
 さて、子供の教育って問題で浮上するのが、親の姿勢。うちは割と放任気味、かな。一番上に対して。安全に気を使い、他人に迷惑をかけなければ、ある程度なにしてもいい、かな。他の親に言うと「え? あんなに遠くまで一人で遊びにいくの?」などと言われるところまで、行ってよいことになっている。私にすれば、学区内だし、何が悪いのかわからないが、最近の子供は親が車で友達の家まで送迎する、なんてざらにあることを考えるとうなずける発言ではあるが。そう、この親同士の認識の違いってのが、曲者。そこを如才なくかわしていかないと、トラブルになる。モノの与え方、時間の使い方、等々、親の姿勢が伺える事は多々ある。難しい。一カ所でも対応を間違うと禍根をのこしたりする。大変である。まあ、大人なのでその辺はわかっていて、私の周りではオトナのつきあいができているって点が安心である。
 おや、子供の教育なのか親の愚痴なのか。タイトルと違ってきているかな?